マレーグマは、悲しいことに8種のクマ科の中で最も認知度が低いクマと言われています。
マレーグマの保全を行う上で認知度の向上、教育は欠かせません。
ボルネオマレーグマ保護センターは、地元の学校の児童たちや、プランテーションでの労働者への出張授業、また、日本を含む海外の中高生に対してもオンライン上で教育普及を行なっています。
教育活動ではマレーグマの生態についてだけでなく、森林減少の原因であるアブラヤシ農園の開発や、マレーグマの乱獲、違法飼育などの様々な問題について説明します。
未来の保全リーダーとなる地元の子供達に教育普及をすることは、ボルネオの豊かな自然が置かれている状況やマレーグマが絶滅の危機に瀕していること知るきっかけとなるため、大変重要です。
子供達がマレーグマについて楽しく学べるように、塗り絵やカードゲームなどを利用します。
アブラヤシ農園の労働者に対しての出張授業では、実際に野生のマレーグマに遭遇する確率の高い人たちに対して、マレーグマの理解を深めてもらいます。
密猟の防止にも繋がるので、このような教育を行うことは非常に重要です。
海外の人に対する教育活動は、パーム油など野生動物の直面する問題について知ってもらい、ボルネオ島の自然やマレーグマの存続の貢献になります。
多くの人にBSBCCの活動とマレーグマを知ってもらえるように、引き続き応援、拡散よろしくお願い致します!