「事務SOL」は中小企業向けのERPですが、今回は「ERPとは何ぞや?」というところをご説明したいと思います。
・名称について
ERP … 「Enterprise Resources Planning」 の略です。
日本では「統合業務システム」や「統合基幹業務システム」「業務統合パッケージ」といった呼び方もされています。
どれも長くて覚えにくいですね(^_^;)
・概念
ERPは、経営の資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を適切に管理して有効活用する計画を意味しています。
元々は、資源を無駄なく活用して生産効率を上げるという生産管理の考え方を経営の効率化に応用したと言われています。
・メリット
ERPのメリットは、「情報の一元管理」にあります。人事・営業・経理・経営など企業内でバラバラになっていた情報をERP1つで管理ができるようになります。
それにより可能になるのが「業務効率化」や「非属人化」「経営判断のスピード化」です。
エクセルや各部門ごとのシステムで情報を管理していると、同じ情報を何回も入力する必要がでてきます。「あっちにも入力して、こっちにも入力して」と、手間がかかり非効率な上、ミスも起こりやすい作業です。
ERPでは一元管理ができるので、作業の重複がありません。手間が省け、ミスの心配もなくなるので、業務効率化が実現します。
各自がエクセルなどで情報を管理していた場合、管理方法や処理方法がバラバラになってしまいます。担当者が休暇中に急ぎで業務を行おうとする場合、自分とは違う方法をとっていたとしたら、てこずってしまいます。
ERPでは管理・処理を1つのシステムで行うので、作業の属人化に陥る心配はありません。
また、経営資源の一元管理をしているので、経営資源に関する最新の情報を常に確認できます。
従来の管理では、必要なデータを色々と集めて、集計・まとめる作業があり、大きな負担となっていました。
ERPなら経営判断を下すために必要な情報がいつでも・すぐに分かるので、経営判断のスピードがアップします。
・デジタル時代には最適のシステム
ERPとは、経営資源の一元管理で、業務効率化・非属人化・経営判断のスピード化を実現するシステムということです。
デジタル庁も設置され、今後ますます大きなデジタル化の波がきます。ERPは、この時代に難破しないための、経営の補助に最適なシステムです。