こんにちは。皆さま、文化の秋ですね、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、今回のバレンシアでの展覧会「Kimono-伝統からモード」へに多大なるご協力を頂いている和柄デザイナーの成願義夫先生の紹介をさせて頂きます。
先生を初めてお見掛けしたのは、Facebookの着物のグループに「これからの着物業界」について、業界で長年ご活躍されている豊かなご経験と知識、それから、並々ならぬ着物への情熱をもって、様々な切り口から分析した文章と綺麗な画像を掲載されていて、毎回、楽しみに読ませて頂いていました。
それが、音声のSNSのクラブハウスで、先生のお話を直に拝聴できるようになり、先生の着物のみではなく、日本の伝統文化について、するどい美意識、倫理観、哲学はては社会問題にいたるまで、よどみなくお話されていて、その博識さ、冒険心とユーモアに魅了されました。
そのクラブハウスで、先生にこのバレンシアでの展覧会の話をする幸運に巡り合い、バレンシアと絹とのつながりもお話したところ、先生が「では、私も協力させて頂きます!」とおっしゃった時には驚きました。
その時は、リップサービスかもしれないと半信半疑でしたが、別の時にも「新型コロナウィルスのことなど不測の事態が無い限り、バレンシアに行くイメージが僕の頭の中でできています」とおっしゃられ、その決断力の速さと大胆さに、再び驚かされました。
今回のクラウドファンディングでも素敵な返礼品の提供や、チャレンジの宣伝などで多大なご支援を頂いています。
そんな成願先生が、今、京都の元酒蔵の粋なギャラリーを個展を開かれています。
今回は、国内唯一のビロード・メーカーとのコラボで、普段は紙にしか印刷しないデジタル印刷会社に直談判されて、ビロードに先生の図柄を吹き付け、自然のゆらぎを表現されているそうです。先生らしい冒険心と柔軟な発想、独特の美的センスが表現されていて、連日、大好評のもようです。
いよいよ明日10月7日(木)が最終日です。
近隣にお住まいでお時間が許す方はぜひご高覧ください。
成願義夫 天鵞絨(ビロード)アート展