前回は「なぜ服屋がバーチャルワールドを」というお話をさせて頂きました。
今回はそもそも「なんでバーチャルショップ」なの?
というをお話します!
私自身が元々アパレル業界で20年程働いていますが、ずっと既存の通販に対して「不便だなぁ。。」と思っていました。
つまり
1,検索で見つけられない
2,ちょっと聞けない
3,相談できない
です。
ちょっと長くなりますが、それぞれ説明します!
1,検索で見つけられない
既存の通販って基本的に能動的なのです。
検索ワードに「黒 ジャケット メンズ 」や「ワンピース ロング 綿」の様に
【自分ができる想像】の範疇内です。
欲しい物を思い浮かべてからそのイメージを言語に変換して検索していきますよね?
しかし上記の検索ワードでは自分の想像とは違った物が出てくる事が多くないですか?
そして自分の想像をさらに膨らませ、あれこれ言語変換した結果、検索ワード欄は
「黒 ジャケット ロング 膝丈 -超ロング おしり -シルク 大人 -ポリ 無地 同系色 モノトーン 水玉 総裏 -正装 カジュアル -スーツ L メンズ ユニセックス」
こんな感じです。。。。
謎です。もう自分が何が欲しいのか見失う寸前のとこにいます。
そしてこれらをamazonやらyahooやらいろんなサイトを行ったり来たり。。。
夜中に悲しくなります。
また検索ありきのシステムなので、販売するほうもとにかく検索に引っかかるようにアレコレ手を打ってくるので、実際の商品とは関係なくともワードとして商品にぶっこんできたりするので、尚更大変です。
これが通販検索の落とし穴です。
そして私が作る衣類達がこの検索システムに向いていない、つまり「検索しづらい商品」だったという所がこのプロジェクトを立ち上げ理由の1つでもあります。
私が作る衣類はこの検索に引っかかりずらいんです
↑これらのアイテムの検索ワード想像できますか??
つまり「こういう物が欲しいなー」から想像しづらいうえに、なんて形容して良いか分からないアイテム達が多いんですね。
簡単に言えば「発見するまで欲しいとさえ思わなかった」アイテムなんです。
これは検索ではなかなか辿りつけない所なんです。
もしもバーチャル空間で街を自由に遊び回る事ができれば、その中で素敵なアイテムに出会う可能性は何倍にもふくれあがります!
2,ちょっと聞けない
これはもの凄く共感してもらえると思います。
それを裏付けるように事前に聞いたアンケートでは第1位です。
ちょっと聞きたい。
ちらっと聞きたい
少しだけ確認したい。
ありますよね??
「このカバンのお手入れは?」
「これ固いの柔らかいの?」
「○○の用途に使いたいけどいける?」
「パソコンのスペック足りる?多すぎ?」
などなど。もっとめちゃくちゃ分かりやすく例えると
「いつもは○○の酒を飲んでるんだけど、たまには違うのを試してみたい。できれば辛くなくて、フルーティーで、度数強すぎないやつ。なんかあります??」
です!!
この問題をみなさんはネット検索で乗り切るつもりでしょうかーーーーーーー????
ちょっとでいい、本当にちょっとでいいんです。
ちょっと聞きたいだけなんです!!
たぶん多くの人がこの問題に何度もぶつかっているはずです。
で、その結果導き出される答えは
①聞きに行く
②諦める(保留)
③賭けに出て買う
だと思います。
どうでしょう??
②はもはや買い物してないですね。
③は値段との次なる勝負が待ってます。
つまり最善は①ですよね??
できれば「詳しい人」or「信頼できる人」にです。
結局これが1番早くて確実なんです。
そして実はこの行動みなさんも普段の買い物で気づかない間に行っているはずです。
今日から自身の買い物をちょっと意識してみてください。
意外とアレコレ聞いてるハズですよ!
そして黙ってましたが、実は通販には上記①〜③以外の解決作、禁断の④が存在します。
「④オンラインで直に聞く」
です!
「あれ?なんだあるじゃん。」と思ったあなた。甘いです。
この④こそ地獄の始まりです!④の実情とは
・チャットボットに入力してください←解決したことない
・ただいまお電話が混み合って。。←永遠に繋がらない。
・メールの返信には3〜5営業日←今日金曜からの月祝
・ビデオチャットいいですか?←嫌だよバカ!
あくまでも「ちょっと聞きたいだけ」なんです。
3営業日待つような物じゃないんです。
ていうか「チャットボット」ってアレなんなんですか?????????
あれを使いこなしてる人に1度お会いしたいです。。。
これが既存通販の「ちょっと聞けない」問題です。
でもこれが街だとなんの違和感もなくやってのけています。
バーチャルショップも同様に文字チャットやボイスチャットで簡単に解決できます。
つまり買い物とは一種のコミュニケーションなんです!
友達になりましょー!とかではなく、気づかないほどのちょっとした何気ないコミュニケーションで成り立っていたり、解決したりしているんですね。
3,相談できない
これも事前アンケートで二位の問題です。
夜中に1人で黙々と検索してると、ふと誰かに相談したくなりませんか?
「これどう思う?」
「高すぎ?安すぎ?」
「似合う?」
「迷走してる?」
「2」にも通じますが、買い物って意外と「相談したい」んですね。
じゃあ誰に聞く?って時に恐らく最初に浮かぶのは「親しい人」です。
家族や友達、恋人などなど。
自分の事を理解してくれていて、信頼関係がある人に相談したいんですね。
その次は「店員さん」です。
意外かと思われますが、実は服屋で店員さんに相談するお客様は多いんです。
よく「店員すぐ来るー」と言われがちなファッション業界ですが、実は7〜8割りくらいの方は店員さんに相談されます。
特にお互い顔見知りになってくると
「お持ちのワードローブを考えると、黒が良いと思いますよ。」
「以前購入されたあのパンツにもあわせられますよ」
などなどお客さんの趣味趣向や過去にお買い物をしたお品などを把握しているので、とても的確なアドバイスをしてくれます。
服屋に限らず前述の酒屋さんや、家電屋さん、花屋さん、ホームセンターなど色々なシーン考えてみてください。
実は結構店員さんと相談してませんか?
もっと言うとネットで調べてから、わざわざ相談しに実店舗に行ったりしませんか???
買う物が重要な物や高額な物であればあるほど誰かに相談されると思います。
そして既存の通販ではこれができないんです。
URLコピペでラインで友人に。とかはあります。
でも、もっと多角的かつ直接的に、「今寝てるかな??」とか考えずにさらっとやりたいんです。
実はこれ街では出来ているんです。
友達と一緒に街でお買い物を「楽しむ」。
つまりショッピングです。
「ショッピング」という言葉を聞いて頭の中にイメージ思い浮かべてください。
明るい街で嬉々としている様な感じではないですか??
おそらくパソコンの前でしかめっ面をしている所を想像する人は少ないと思います。
街では簡単にできる、でも既存の通販システムではできない。
これがバーチャルショップならできます。
バーチャルな街を友達と散策しながら、ウィンドウショッピング。
気になる物を見つけたら、ちょっと見てみる、聞いてみる。
なじみの店員さんと買い物相談。友達からもアドバイスももらって。
その結果今まで欲しいとさえ想像しなかった素敵な物が手にはいる。
なんでバーチャルショップなのか。
バーチャルショップなら街での買い物となんら変わらない、しかしもっともっと遠くまでいける。「無限の自由がそこに見えているから」です。
知らなかった様々な物に出会うチャンスと、コミュニケーションがそこにはある。
だからこそ私は今回この「3Dバーチャル空間でショッピングを楽しもう!」という名のプロジェクトを立ち上げました。!つまりオンラインのショッピングってもっともっと「楽しくなければいけない」と思っています!
遂に50%まで達成できました!
引き続きがんばりますので応援宜しくお願い致します!!!