今年、環境省の中央環境審議会小委員会は、アメリカザリガニを『新たな厳しい規制対象』とする法案を環境省に答申。2021年10月5日、小泉進次郎環境大臣が、環境大臣として最後の日に、彼は、これを受理しました。その為、来年の通常国会では、環境省はアメリカザリガニに対し、外来生物法改正案を提出する事になります。これは、可能な限り、アメリカザリガニを本国から根絶させる目的である事は言うまでもなく、現実に栃木県では、この一連の動きと連動する形で『アメリカザリガニ根絶』のスローガンを掲げ始めました。国が『皆殺し』の方向を示した今、『少しでも幸せに生かしたい!』という人間としてのプライドと意地を賭けて、当該プロジェクトを発足させました。『殺して解決』という無慈悲な残虐行為を、少しでも人間らしく解決策を見出したいという切なる願いに、予想を上回る人が賛同し、支援の手を差し伸べてくださいました。当プロジェクト最終日の今日、残り時間あと4時間を切りましたが、現時点での頁シェア数279。ご支援者様62名様。支援金359590円。熱い血が通った、魂のある人々に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。当プロジェクトは本日を持ちまして終了となりますが、わたくしは生涯を賭けて、小さな命の大切さを全身全霊を傾け、訴え続けてゆく所存です。 2021年11月29日 佐藤栄記
アメリカザリガニ の付いた活動報告
本当に悲しく、信じられない事が、今もこの国では起きています。公然と。写真は、数年前ではありますが、ある水族館で目にした光景です。生きているアメリカザリガニが、クサガメたちがたくさんいる水槽に無造作に投げ込まれました。自然界では逃げる事も可能ですが、ここはカメたちの水槽でカメがウヨウヨいるばかりか、逃げ場はどこにもありません。ザリガニは、カメたちに噛まれ続け、身体の部分部分をだんだんと失っていきました。最初は、10本ある脚の後の方の脚から、やがてお腹、胸と、自分の身体が少しずつ減っていくのを自分で見ながら、その恐怖と屈辱と哀れと痛みを感じながら、絶望の中で飲み込まれました。今も多数の水族館で公然と、あるいは隠れて、このような惨劇は行われ続けています。もしこれが、他の動物であったなら、おそらくお客さんからの苦情でこの残酷極まりない所業は、大問題となるでしょう。しかし、残酷に殺されているのがアメリカザリガニの場合、何の問題視もされる事はありません。それは、政府やマスコミが植え付けた『外来種=厄介者、迷惑者=殺して解決』という暗黙の方程式が我々の頭の中に潜在的にあるからではないでしょうか。TVでも、例えば、池の水を抜くような企画において、アメリカザリガニは厄介者だとか、迷惑者と形容され、『外来種であるアメリカザリガニは全部処分されました』というたった1行のナレーションで片付けられています。確かに外来生物は、本来の生態系を乱したり壊したり、在来種を減らしたりします。しかし、外来生物が好き好んで日本に来たわけではなく、日本人の身勝手で連れて来て、挙句、拡散させてしまったわけで、誰がどう考えても彼らこそ被害者な筈です。そんな被害者を加害者が捕獲しては殺したり、命を冒涜する殺し方をしたり、全部殺せば良いという考え方をしたりするのは、私は、人として恥ずべきだと思っております。人間って、なんなんでしょう?そんなに偉いのでしょうか?かつて、アメリカザリガニを保護しようなどというプロジェクトはこの国に存在したでしょうか?少なくても私は聞いた事がございません。おそらく、誰もが馬鹿馬鹿しいと思い、やっていないはずです。ところが今回、そんな馬鹿馬鹿しいプロジェクトに今現在、55名様という多くの方々が賛同し、大切なお金をご支援くださいました。キャンプファイヤーの片隅で行われているこの小さなプロジェクトにご賛同してくださいました55名の心有る方々に、私は同じ国に生きる人間として、誇りを感じます。そして、多大なる感謝と敬意を表したいと思います。本当にありがとうございます。残りあと1日、どうぞ応援よろしくお願い申し上げます。 2021年11月28日 佐藤栄記
今朝、もう本当に死を待つばかりといった感じの、弱り切った小さな蝶がいました。シジミチョウの仲間ですが、種類の詳細はわかりません。そおっと花壇にその蝶を置き、仕事をし、夕方、その花壇に行くと蝶は花壇の前で死んでいました。死んでから誰かに踏まれたのか、翅は片側がなくなっていて、藤色に美しく輝く翅の内側が見えていました。私は、この美しい翅がもったいなく思い、この蝶の亡骸を持ち帰り、顕微鏡で見てみる事にしました。10年も前に8万円という大金で買った顕微鏡に、同じく、その頃買った一眼レフカメラを接続しシジミチョウの翅を見てみると、綺麗な鱗粉(りんぷん)が一面にびっしりと並んでいるのがわかりました。蝶の翅を触ると、指の腹にくっつく粉、それがこの鱗粉です。この鱗粉のおかげで、雨水などをはじいたり、太陽熱を吸収したりできます。こぼれてしまった鱗粉を、もっと倍率を上げて見ると、そのひとつひとつが微妙に大きさも形も異なり、その蝶の独特で繊細な模様を創り出している事がわかります。そして、もっと拡大して見てみると、鳥の羽のような形の鱗粉は、下側に棒状のものが飛び出ていて、それが翅に無数にあるソケット状の穴に一個ずつ刺ささる構造である事がわかります。小さなチョウ1匹をとってみても、本当に恐ろしい程に緻密な身体の創りをしています。そこに命の重みを感じざるを得ません。当プロジェクトも、残すところ、あと2日になってしまいました。現在までにページのシェア269件!ご支援者様、46名様!目標達成率47%にもなりました。小さな命を守り、少しでも幸せに暮らさせてあげたい!という暖かいお気持ちの御支援に心から御礼申し上げると共に、必ずや、自分の責務を全うしたいと強く思います。そして同時に、このような命の神秘とその尊さを生涯を賭けて、発信し続けていければと考えております。残りわずかですが、最後まで応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。2021年11月27日 佐藤栄記
ご無沙汰しております。このクラウドファンディングを開始してから、明日でちょうど1か月となります。現時点で、プロジェクトページのシェア177件!支援者様、29名様! 目標達成率は、28%となりました!本当にありがたいです!!そして、小さな動物たちの保護は、この間もしっかりと進行中でございます。本日、文化の日、私は文字通りの『貧乏暇なし』で仕事をして参りましたが、帰りに木々の豊かな公園に寄って、綺麗な落ち葉を20枚ほど収集して来ました。これは、現在、保護中のアメリカザリガニ達の越冬時の”お布団”的な役割を担うもので、こういった大きめの落ち葉を入れてあげると、ザリガニ達は安心してその中で冬を迎える事ができるのです。お野菜のように水ですすぎ、念の為に数日間は水に浸してアク抜きのような事をします。やはり一冬を超す為の重要なアイテムなので、念には念を入れてあげたいと思います。現在、保護中のアメリカザリガニは、8匹で、それぞれに7~8枚は入れてあげたいので50枚近く必要ですが、落ち葉の色や形、大きさにこだわってしまい、今日は半分ほどしか集められませんでした。まだ気温が20度ぐらいの日が続きそうですので、おそらく越冬も来週以降になるでしょうから、それまでに毎日少しずつ、綺麗な落ち葉を捜し歩いてみます。動物の幸せの為にする事は、全て自分の心の癒しにもなりますね。今日、ザリガニ達の為に落ち葉を探し歩きながら、そう感じました。このクラウドファンディングも後半に入り、残り3週間余りとなります。引き続きまして、応援、どうぞよろしくお願い申し上げます。
昔、左足の先が無いスズメがいました。かわいそうに思い、毎日、ヒエやアワ等の雑穀をあげていました。するとある日、そのスズメが自分の子どもと一緒に来てくれました。そして私の目の前で我が子に餌を口移しであげました。自分の仔を、誰よりも先に私に紹介してくれたように感じました。小さな命にも感情があり、幸せに生きたいという気持ちが必ずあるはずです。私はその事だけは、絶対に忘れたくありません。このプロジェクトは、ゾウやイルカの為でもなければ、犬や猫の為でもありません。だから、支援者がいらっしゃるか半信半疑でした。案の定、プロジェクト開始から2日間、支援者はたったお一人で、支援額は1,250円のまま、ピクリとも動かず、長い長い時を、焦燥感と絶望感で過ごしました。しかし、徐々に、有志の方々が現れ、昨日、8日目にして目標額の10%を突破。本日これまでに13人の支援者様が現れ、目標額の12%まで到達しました。ドブを這うアメリカザリガニや水溜りに産み落とされたカエルやトンボなど、人々から無視され、あまりに理不尽に放置され続けている生き物達に、大切なお金を提供して頂き、心より感謝申し上げます。金額の大小の問題ではございません。応援してるよ!というその気持ちが、わたくしの心臓に響くのであります。11月29日まで、引き続き応援よろしくお願いします!!