
皆さま多大なご支援をありがとうございます!!
こんな短期間でネクストゴールまで達成できるとは思っておらず、ご支援いただきました皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです!
少し考えたのですが、さらなるネクストゴールは特に設定せずに、このままいきたいと思っております。
でも、一つだけお約束したいのは、これまでも、これからも、ご支援による利益のすべてが保護猫活動に使われるということです。
現在、日本にある多くの動物保護シェルターは、どこも収容数がいっぱいで、経営も厳しい状態でやっているところが多く、当校ティアハイム小学校も例外ではありません。
ですが私たちは、少し変わった方法で、そして皆さまのご協力で、それを解決していきたいと思っております。
以下、ちょっと長いですが、その理由を読んでいただけると嬉しいです。
・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。・゜。・。・゜・☆。
動物愛護法には「終生飼養の責務」が謳われています。
「飼い主さんは、ペットを最期まで大切に飼育する義務がある」ことが法律で定められていて、遺棄や飼育放棄には罰則があります。
ですが、やむを得ない事情で飼えなくなることは、無くなることがありません。
愛情をもって最期まで育てる意志があっても、予期せぬ事故や病気などで飼えなくなってしまうことは、誰にでも起こり得ることです。
そんな「やむを得ない事情」の受け皿が、私たちティアハイム小学校のような動物保護施設です。
(ただし、動物保護施設には、保健所からの引き出しをメインに行っていて、民間からの依頼を受け付けていないところもあります。保健所には収容期限があるので、期限内に引き出して助けるという活動も、動物保護活動のとても大切な一面です。)
一方で、ここ数年のコロナ禍でデスクワークが普及し、一般家庭でのペット飼育頭数が前年比の15%以上に伸びているという調査報告※ もあります。
※一般社団法人ペットフード協会
令和2年全国犬猫飼育実態調査「2020年度トピックス:コロナによる影響/変化」
https://petfood.or.jp/data/chart2020/11.pdf
犬猫の飼育頭数が増えれば、受け皿の必要数も増えなければいけないのですが……現在多くの保護施設が収容数いっぱいで、空き待ちのところが多い、という現状があります。受け皿が足りていません。
さらに、今後は里親さんになって頂ける方が減っていく傾向にあると見ています。犬猫の長寿化が大幅に進んでいるので、「うちにはもう保護猫が3匹いるから、これ以上は保護できない」という状態が十数年続く家庭が増えていくためです。
高齢化社会によって飼い主さんの健康寿命よりも猫の寿命が長くて飼育できない、という状況も増えることが予想されます。
受け皿である動物保護施設が足りていない、これからもっと足りなくなることは、国や社会の制度で解決してほしい問題の一つですが、私たちティアハイム小学校は、いま私たちにできることをやっていきたいと思っています。
当面の目標は、
・保護収容数を増やしても運営していけるように
・経営として成り立つような、持続性のある保護活動にする
ことです。
賛同していただける皆さまに、寄付やお買い物で楽しくご支援いただいて、その利益で動物保護活動を行う。
スタッフが「猫を守る仕事でお給料をもらっています」と言えるようにする。
仕事として成立すれば、ならばやってみようか、と続く方も出てくる。
そんなソーシャルグッドな形での動物保護活動のモデルケースを作りたい。
この目標は、そんなに遠い目標ではありません。
既に近いことを実現されている団体もいらっしゃいます。
今回の丸本酒造さんとのコラボ企画も、その目標に近づくためのプロジェクトです。
皆さまのお陰で早くもセカンドゴールを達成することができましたが、より目標に近づくために、より不幸な犬猫を減らすために、さらなるご支援を賜りますと幸いです。
これからもティアハイム小学校をよろしくお願い致します!