さて、今回はホルンパートの萩原よりパート紹介第一弾をお届けします♪
まずは、「ホルン」という楽器の紹介から。
金管楽器でありながら、木管楽器の音色にも溶け込む柔らかくて深い響きを持つホルン。映画『ジュラシック・パーク』や『ハリーポッターシリーズ』などで、印象的なメロディーラインを奏でています。
丸っこいフォルムが可愛らしい楽器ですが、管楽器の中で唯一、なんと、ベルが後ろを向いています...!
「ホルン」という楽器名は「角笛」を表す「ホーン」に由来しており、その昔、狩猟を行う貴族たちの間で使われていたんだとか。
獲物を発見したことを後方の仲間に知らせるために使われたのが角笛で、音を後ろに飛ばす役割を持っていたのです。その後、18世紀ごろに音楽を奏でるための楽器として成立しますが、ベルは角笛と同じ後ろ向き!
なんでやねーん!と思うかもしれませんが、それがホルンのアイデンティティなのですね。
※ ちなみに「成立した」と言っても、この頃のホルンには音を変えるためのロータリーはなく、唇の振動とベルを支える手の位置だけで音を変える仕組み...!
※そして、なぜかラポールのホルンメンバーには、この頃のホルンを持っている人がいます。マニアック。笑
ベルが後ろに向いていると、なかなか音が前に飛ばなかったりしますが、ラポールのホルンパートにはそんなお悩みは無用なようで、私たちは時に「ごりごり」と称されるパワ〜系な一面も持っています。(笑)
「もっとやっていいよ!」と言われると、るんるんになるホルンパートですが、その音楽に相応しい響きを奏でるために、毎週みんなで試行錯誤しています◎
そんなラポールホルン、本当にパートのみんなが仲良しで、本番後の「お疲れ様でした会」の定番は焼肉!
練習日程とは関係なく、みんなで集まってアンサンブルをして遊んだりと、ホルンのことが大好きです。
今回の演奏会では、今年成人を迎えた末っ子ちゃん(1名)と、しなやかで逞しい系OL(3名)、色々と愉快すぎる男性陣(5名)の総勢9名で音楽をお届けしてまいります ˎˊ ˗
練習中も、あーだーこーだと賑やかなホルンパート、今回の難曲にもめげることなくチャレンジ中です...!
ホルンらしい優しくて温かい響きも、金管楽器の名に相応しい鋭く力強い音色も、どちらも楽しんでいただけるプログラムになっているかと思いますので、ぜひ第9回定期演奏会にもお越しください!
パート一同、団員一同、皆様のご支援とご来場を心よりお待ちしています♪
担当:萩原