こんにちは、うきしろちゃん事務局です!
プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
今回は、リターン品にもあるお品物や、それに関係する逸話・歴史をご紹介していきたいと思います!
今回のプロジェクトのメインコンセプトでもある「行田市」。
行田市は埼玉県北部に位置する、埼玉県名発祥の地です!
平成29年には「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が、埼玉県初の日本遺産に認定されました。
また、同年に放映されたTBSテレビ 日曜劇場『陸王』の聖地をはじめ、様々なドラマのロケ地として賑わいを見せています。
そして今回のプロジェクトリターンには、『行田足袋』アイテムがございます。
それがこちら!
「サムライ足袋」「足袋蔵Tシャツ」「足袋蔵トートバッグ」です!
クールな紺のファッションアイテム。
実はトンボ柄やこの紺色にも秘密があるんです。
後述にてご紹介しますね!
ーーー*** お品物の紹介 ***ーーー
■サムライ足袋 -SAMURAITABI-
日本国内の足袋生産量80%をほこる「埼玉県行田市」の足袋職人が、一足ずつハンドメイドしている商品です。着物だけでなく、和を取り入れたファッションにも合わせやすい色や柄がラインナップされています。
その中でも伝統的な柄と色、「紺のトンボ柄」をピックアップしました。
《地方創生賞受賞~ふるさと名品オブ・ザ・イヤー2018~》
《フランスのパリ開催 第19回「JapanEXPO」へ進出》
販売価格:3,837円(税込)
生産・販売:株式会社武蔵野ユニフォーム
>>公式サイト/オンラインショップ
■足袋蔵Tシャツ(ネイビー/Mサイズ)
■足袋蔵トートバッグ(ネイビー)
足袋蔵のレトロな雰囲気溢れる街並みを、アパレルに落とし込んだブランドです。
行田市では2015年から「ベスト足袋ニスト」を選出してきました。その活動を行ってきたのが「GYODA TABI JAPAN(「足袋のまち行田」活性化推進協議会後援)」です。
そのロゴ入りTシャツとトートバッグは、お土産としても普段使いとしても人気の商品です。
販売価格:Tシャツ2,750円(税込)、トートバッグ2,200円(税込)
生産・販売:コスモプリンツ株式会社
>>オンラインショップ
ーーー*** トンボ柄のヒミツ ***ーーー
古来よりトンボは「勝ち虫」と呼ばれ、縁起物でも知られている虫です。
勝ちと言われるその由来は、トンボが前にしか進まない習性にあります。
軍陣之聞書』でもこのような記述が。
『——一切の兵具に、蜻蛉を付ける事は、蜻蛉の虫は、すゝみて退事なきゆへ是を用と也』
前に進み、退くことがない。つまり、「不退転」である。
これを『困難にも退かない信念』とし、かの戦国武将、前田利家は、自身の兜に粋なトンボ装飾をあしらいました。
(気になる方は「前田利家 兜」で画像を検索してみてくださいね!)
また戦国最強の武士として名高い本多忠勝。
その実力と名前をもじった「ただ勝つ」の縁担ぎもそうですが、その獲物が長さ6mもある「蜻蛉切(とんぼきり)」であることもまた有名ですね。
2017年に放映されたTBSテレビ 日曜劇場『陸王』でも、トンボはこはぜ屋のシンボルとして採用されています。ランニング足袋の制作に奮闘する、登場人物たちの信念を表してのことでした。
このように、トンボ柄は古来より受け継がれる、縁起を担いだ柄なんです。
ーーー*** 紺色のヒミツ ***ーーー
日本の伝統色である「勝色(かついろ)」は、黒色に見えるほど暗い藍色をさします。
これは勝ち虫と同じく、かつての戦国武将たちが「勝ち」に繋がる色として、武具に数多く用いたからだと言われています。
2018年のワールドカップでは着用するユニホームの色にも採用されていました。
勝ち虫(かちむし)と勝色(かついろ)。
紺色のトンボ柄グッズは、縁起を詰め込んだアイテムといえます!
一般的にも、受験祈願の贈り物としても好まれているんですよ♪
ーーー*** 行田市が足袋の生産地と呼ばれるまで ***ーーー
行田市の歴史を語るには、まず戦国時代に遡らなければなりません。
《城攻めに耐えた成田氏》
行田市内にある「忍城(おしじょう)」は、豊臣秀吉の小田原征伐に伴い石田三成による城攻め(忍城の戦い)を受けました。
その際、三成は総延長28kmにおよぶ「石田堤」を建設し城の周りに水を引き入れたものの、忍城は落城せず、結局は小田原城が先に落城したことにより開城。もとより忍城は湿地帯を利用した平城で、沼を埋め立てず、独立した島を曲輪としていたため、攻めにくく守りやすい城でした。この豊臣軍の攻めを耐え切ったことで、「忍の浮き城」と呼ばれることになります。
そしてこのことから、現代の行田でも「浮き城」「うきしろ」の名を冠したものが多く存在するんです。
もちろん!うきしろちゃんの名前の由来は……もうおわかりですよね!
また近年では、この攻防を描いた和田竜氏の小説『のぼうの城』(2007年)が映画化し、2012年に公開されました。
史実に創作を加えたストーリーは、登場人物のキャラクターはもちろん実際に起きた出来事をわかりやすく読み解ける一作になっています。
映画化においては、主役である成田長親(なりたながちか)役を、あの野村萬斎さんが演じました。人情とアクション、そして少しの恋心も、見所になっている145分です。
原作も映画も、事務局がオススメできる作品です!
《足袋の産地へ!》
江戸時代に入ってからの行田は、忍城の城下町は宿場町として、また利根川を利用した物流路として繁栄しました。
旅人が多く訪れる地で、旅の技術が発達し、足袋産業が盛んになります。またそれに伴い、繊維産業も発展して行きました。明治時代からは工程が機械化されたことで、一大産地として最盛期を迎えます。1938年には全国シェアの約8割をも担うように!
その後は洋装化に伴い衰退を迎えつつも、現在でも足袋産業や繊維産業を地場産業としています。
2017年には足袋文化を守る目的で「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」として日本遺産にも認定。市内はさらに活気付いています。
いかがでしたか?
リターン品のお品物と、それに関する伝統や逸話をご紹介してみました。
これを機に、「行田市の歴史やお土産品が気になった!」という方は、ぜひ一度行田市に訪れてみてくださいね!
■行田市観光NAVI
行田市の観光に迷ったらこちらのサイト!
忍城おもてなし甲冑隊の出撃情報なども発信しています。
■観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ
行田市のお土産を数多く取り扱う、観光物産館です。
忍城からも歩いて行ける距離にあり、休憩所もあるのでぜひお立ち寄りを♪
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