ご支援者の皆様、誠にありがとうございます。
プロジェクト実行者の山田です。
大変お待たせ致しました。
本日全てのリターンを発送させて頂きました。
近日中にお手元に届くかと思いますので楽しみにお待ちくださいませ。
毎度のことではありますが、革製品を作る上で避けては通れない悩みのひとつがあります。フェイクレザーなどの合皮とは違い、元々生きていた牛であるため、全面均質というわけには行かず、生きていた時に負った怪我のあとや、虫刺されのあと、その個体特有の深いシワなどあるため、それらが「特に酷い」部分を避けつつの製作となり、思わぬロスが多く出てしまいます。
今回使用した革の量は10枚+α、単純に牛10頭分という事になります。
型押しや、顔料仕上げでそういった傷あと等を隠してしまう革もございます。
見た目には美しく、値段も安い。
ですが革本来の質感を損ねてしまう物も多く、使い込むことよるエイジング(経年変化)を最大限に楽しむという面では、 1歩劣ってしまいます。
デリケートな素材だからこそ丁寧に扱い、そこから生まれる愛着。
そういった楽しみ方をして頂けましたら幸いです。
傷跡やシワが語る牛の生きた証、今回ロスした分の革は今後のサンプル製作などで使用し、より魅力的な商品を生み出せるよう努力致します。
改めましてこの度はご支援頂き、誠にありがとうございました。