いつもご支援いただきありがとうございます。
12月に入り、3月の演奏会に着々と近づいているのを感じ、
団員もみんな練習により精が出ているようです。演奏会をお楽しみに!
今回は、各パートリーダーからのパート紹介と意気込み、第三弾でございます。
トランペット編です。
トランペットパートは、大学生4人で活動しています。比較的、「東北ユースオーケストラ」に長く在籍させていただいている4人ですので、何度も一緒に演奏会を経験した「結束力」を活かして、最高の本番にできれば、と思っております。
今回は、ベートーヴェン作曲「交響曲第9番」と、坂本龍一作曲「いま時間が傾いて」をメインのプログラムとして、演奏会を開催します。
ベートーヴェンが生きていた時代のトランペットというのは、現在のものに比べてまだ進化の途上だったため、音階の全ての音を演奏することができませんでした。楽曲中では、主にティンパニという打楽器とともに現れ、信号ラッパ(シグナルや何かの合図)、または神の啓示のようなものが表現されています。つまり、「特別な時に」出てくる、とても重要な存在なのです。
「第九」では旋律(メロディ)を担当することがほとんどないトランペットですが、第4楽章の、人類の友好や平和を象徴する主題は、弦楽器に続いて、ここぞとばかりに演奏します。演奏する際には、私たちも、とても高揚する場面です。みなさまにも、旋律の美しさや、高揚感を感じて頂けたら幸いです。
どんな時代でも人々の心に響くような、普遍的な素晴らしさがある「第九」ですが、世界中のオーケストラが演奏しています。今回は、私たちなりの「第九」をお届けできるよう、残り少ない練習に励んでいこうと思います。
そして、音楽監督である坂本龍一さんの、東北ユースオーケストラのために書かれた「いま時間が傾いて」を初演できることが、とても楽しみです。
是非、演奏会に足をお運びください!