「森のごちそう」クラウドファンディングも残り3日となりました。既にご支援いただいた方、ありがとうございます。
猫が本能的に欲しがる食事を開発するために「腸内細菌」について調査しました。人の領域でも最近よく耳にする腸内細菌について100匹の猫ちゃんに試食をしてもらい、2つのことを調べました。わかったことをシェアします。
①食べた猫と食べなかった猫の腸内環境の違い
②1週間「森のごちそう」を食べ続けたときの腸内環境の変化
肉食の猫が草食化!?
本来、猫は肉食動物と言われています。獲物であるネズミを捕食することで、必要な栄養素を補っていました。肉食動物といっても捕食するネズミは穀物などを食べているため、炭水化物などの栄養素が全く不要なわけではありません。ただ、猫の腸は、お肉を分解するのに最適なつくりをしているのです。逆に生野菜などを消化するのは非常に苦手です。
100名のnyatchingユーザーに、森のごちそうの試食と、便のご提供、アンケートにご協力いただきました。森のごちそうを「食べた猫」と「食べなかった猫」の腸内環境に違いがあるのか、調査をしてみたのです。結果は「食べなかった」猫には、草食動物に多い腸内細菌が多く存在する傾向にありました。
最近の研究によると腸内細菌は嗜好性に影響を及ぼすとも言われています。草食動物に多い腸内細菌が増えたことにより、猫の嗜好性も草食化し食いつきが悪かったのかもしれません。
なぜ、腸内が草食化しているのか。
原因は普段の食事にあります。市販のフードの中には肉の含有率が低いドライフードがあります。獣医師や動物栄養士に聞くとできれば肉の含有率は80%以上のフードを食べさせてあげて欲しいとのこと。肉の含有率が低いフードには、穀物や炭水化物などが多く含まれていたりします。そのフードを日常的に与えていると、腸内環境が草食化しお肉含有率ほぼ100%の森のごちそうを食べなかったのかもしれません。
森のごちそうを食べると肉食性が増す!?
10匹の猫ちゃんに7日間「森のごちそう」を食べていただき、腸内環境の変化を観察しました。毎日の便を解析していくと、10匹全ての猫の腸内細菌に変化がありました。肉食系の動物に多い腸内細菌が増えていったのです。
猫の腸内細菌の研究はまだまだ進んでいないので、今後も追求していきたいと思います!猫の腸内細菌を深掘っていくことも大事そうです。