「白書を読む会」の参加者からいただいた声をご紹介します。
●「事業性評価」について
・30人がかりでプラス・マイナスを出し尽くす審査の方法がとても興味深かった。
・momoさんの融資決定プロセスの話がたいへん勉強になりました。
・融資の評価・判断を、多くの人の目で確かめて 社会的意義や重要性を判断している点が印象的でした。
・NPOへの支援については、金融機関が今、力を入れている事業性評価そのものだと感じた。 今後、行政・金融機関・保証協会、すべてを巻き込んでのネットワークの構築を目指したい。
・融資の際には人物の面接に時間を相当かけることで信頼感を高めることがわかった。
・NPOの“志金”源についての説明がわかりやすかったです。
・融資をする際の審査基準等がとても勉強になりました。
・制度はあるものの、本当に役立つものにしていく必要があると感じた。 財務状況だけでなく、人を見る目を養うこと、ネットワークの重要性。
・「まなざしの深さ」が預貸率アップです。
・「本気で」参画することの重要性を気付いた。また、審査場のネックとなっていた事項として 「社会的審査」はNPOと連携していくことが有効と思った。
・NPO向けに対する与信判断の話が聞けてよかった。 NPOの組織について、収入源についての理解が深まった。
・NPOの審査時の重要な項目として、“本気度”を見るという点。 本業の融資と共通するところ、今後目を向けていく必要があるところを感じる時間でした。
・NPOの融資について具体的なイメージを感じることができた。
・地域金融機関として、今後NPOに目を向けていくことの大切さを学んだ。 またNPOだけでなく民間企業についても、決算書等の財務内容や担保に依存するのではなく、 経営者の思いやビジョンについて真に向き合い、課題解決に尽力したいと感じた。 「白書を読む会」
●「地方創生」について
・金融機関ができること、やるべきことを改めて考えされられました。 地方創生を掲げていますが、今以上に地域に目を向けていくこと、銀行のものさしを いったんリセットし、さまざまな角度から地域を見つめることの重要性を感じました。
・地域金融機関として、地域貢献の関わりかたの一策として大変参考になりました。
・地元信用金庫です。地域資源や地域産業が活性化されなければ地域経済は元気になりません。 信用金庫としては運命共同体として、地域のNPO法人様と協力しながら共生していくことが 必要だと感じました。融資できるNPO法人様にともに育て、育てられていくことが大事かな。
・「地方創生」やその一つである「NPO向け融資の推進」は、国・政府が企業側(銀行側)に 押しつけている印象を持っていた。しかしながら、今回の講義や白書、ディスカッションを 通して固定概念が少し崩れた。私たちに一石を投じる良い講義だったと思う。
・5年先、10年先を見据えた地域密着型金融について模索する必要性を感じました。
・NPO法人に対する融資もいろいろなことで取り組みをしていくことが大事だと思った。 われわれ地方銀行も、営利組織ではあるが、地方への貢献度を求められている中で、 NPO法人が対象とできれば、お互いにWin-Winになると思うので、 もっと広まればいいと思った。
・地域金融機関として、地域貢献の関わり方の一策として大変参考になりました。
・社会貢献性の評価(西武信金の取り組み)が印象に残りました。
・職員の苦手意識克服や、金庫内の統一感は必要と感じ、変えていかなければならないと思う。 いろいろな動き、取り組みがあることを伝える必要性を感じた。 損得だけを考えていたら進まない。
●「越境学習による人材育成」「共通価値の創造」について
・プロボノ(※1)は企業、社員、NPOの3者のニーズに応えられるのがすばらしいと感じました。 若い世代が社会に貢献したいという気持ちも高まっている際に、1つの手段になると思った。
・「働く人の応援バンクろうきん」というフレーズは、事業性融資をNPO法人等に行うことで、 間接的にも働く人を応援できるものだと改めて感じました。 組織として、地域と人を育てることの大切さを実感しました。
・プロボノに関心がある。自社の社員教育等に活用でき、 さらにその中からNPO法人との関わりができ、以降の取り組みにつながるのではと思った。
・プロボノは当行も実施してほしいと思いました。
・SROI(※2)はこれまで聞いたことがなく、実際どのように算出するのかについても難しい部分が あると思いましたが、今後の地方創生を考えていく上では有益な考えだと思いました。
・「越境」というキーワードが印象に残りました。 若手社員にとってはとても大切なキーワードであり、果敢に越境していきたいと思いました。
・プロボノはOJTとしてやっていきたいと感じた。
・NPOを定量的に示す方法は決算書しかないと考えていたが、SROIの測定は印象に残った。
・プロボノによる人財育成を実現する仕組みがすばらしい。
・社会的価値の「見える化」の手法は非常に参考になりました。 地域金融機関はお金の地産地消への姿勢はある程度理解されていると思いますが、 問題はどう融資の一歩を踏み出せるかだと思うので。今日示された事例は まだ途上の部分もあると感じられましたが、この取り組みがより多くの人に知られて、 より完成度の高いものを作りあげてほしいと思いました。
・SROI測定で金融機関とNPOとの壁をとりはらうことができるかもしれないと思いました。 融資実行後のフォローアップが大切だと思いました。
※1:「公共善のために」を意味するラテン語“Pro Bono Publico”を語源とする言葉で、職業上の専門的なスキルやノウハウなどを持ち寄るボランティア活動のこと。
※2:「Social Retuen on Investment」の略。社会的投資収益率
●「NPO・ソーシャルビジネス」について
・ソーシャルビジネスの知識を収集できました。
・NPO法人の取組姿勢に対する理解が深まった。 社会貢献のため、地域連携の重要性、役割などもっと検討する必要があると思う。
・NPOのあり方について理解が進んだと感じました。
・NPO・ソーシャルビジネスについて勉強になりました。
・NPOのビジネスモデルについて確認できた点がとてもよかったと思います。
・NPO活動は社会のまだ足りないところへの気づき。とても参考になりました。
・金融機関の職員として意識改革の場となりました。
・NPO法人に対する意識が深まった。地域密着をかかげる信用金庫にとって、 必要な取り組みであることを感じることができた。
・NPOの4つの収入の意味と中間支援組織との連携の必要性が理解できた。
・金融機関の持っているNPOへの融資の不安や、なぜもうからないのに動けるのか、 どう付き合っていけばいいのかという疑問を持っていることの再確認ができた。 職員向きのセミナーが必要。
・非営利法人の団体に対して営利法人である銀行がどこまで関わっていけるのか 非常に興味がわいた講義でした。「ニーズがある」「数は右肩上がり」の中で、 どこに価値を見出して行けるか非常に新鮮に感じました。