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福岡の文豪 夢野久作の短編『月蝕』を、福岡市の文化財・住吉神社能楽殿で公演したい

夢野久作が生まれ育った福岡で、『月蝕』という短編小説をモチーフとした「音楽×文学」の公演を開催します。日本最古の演劇といわれる「能」と、本企画の軸でもある『月蝕』の「朗読劇」を、"案内人"を通して、ひとつの大きな物語として展開していく企画です。

現在の支援総額

423,100

84%

目標金額は500,000円

支援者数

52

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/11/01に募集を開始し、 52人の支援により 423,100円の資金を集め、 2017/11/26に募集を終了しました

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福岡の文豪 夢野久作の短編『月蝕』を、福岡市の文化財・住吉神社能楽殿で公演したい

現在の支援総額

423,100

84%達成

終了

目標金額500,000

支援者数52

このプロジェクトは、2017/11/01に募集を開始し、 52人の支援により 423,100円の資金を集め、 2017/11/26に募集を終了しました

夢野久作が生まれ育った福岡で、『月蝕』という短編小説をモチーフとした「音楽×文学」の公演を開催します。日本最古の演劇といわれる「能」と、本企画の軸でもある『月蝕』の「朗読劇」を、"案内人"を通して、ひとつの大きな物語として展開していく企画です。

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■はじめまして、音楽と文学のツカノマレーベルです

 

こんにちは。

数あるプロジェクトページの中から、このページをご覧いただきありがとうございます。

ツカノマレーベル主催のこまきと申します。

 

 

ツカノマレーベルでは「時代に流されない音楽」をテーマに、

音楽と文学を融合させる企画公演を専門に主催しています。

 

まずはじめに、少しだけ、私自身の話をさせてください。

 

 

■演奏者から音楽企画の道へ

 

私は数年前まで、東京藝術大学という大学で音楽を学んでいました。

 

 

ひとくちに音楽といっても様々なジャンルに細かく分かれています。

私は「邦楽科」つまり日本の伝統的な音楽を専門的に学ぶ学科で

「箏曲」を専攻し、演奏者として勉強していました。

 

 

しかし在学中にたくさんの出会いがあり、

音楽に対する様々な考え方や姿勢を見聞きする中で

だんだんと「自分が演奏する」ことよりも「演奏する場をつくる」ことに

興味を持つようになりました。

 

もともと好奇心旺盛で怖いもの知らずだったこともあり、興味が湧いたらそれに一直線。

学内外を問わずたくさんの「場をつくる」プロジェクトに参加させていただきました。

 

 

(参照:GEIDAI Music Archive

 

 

東京藝術大学在学時には「歌舞伎」×「ギリシャ神話」という

一風変わった公演の代表を務めさせていただきました。

学内公募で最優秀企画に選ばれ

奏楽堂という大きなホールで公演を開催し、

多くのお客様にご来場いただくことができました。

 

その時の感動が今に結びついているように思います。

 

 

■東京から、生まれ育った大切な街、福岡へ

 

大学を卒業してからは、地元・福岡でテレビ局や映像会社など、

舞台の裏側の世界に飛び込みました。

 

 

(参照:KOTO×PIANO) 

 

 

仕事の傍ら、大学の友人たちのコンサートをプロデュースしながら、

福岡と東京を行ったり来たりしていました。

 

"生まれ育って、そして今も暮らしている福岡で"

"アジアの玄関口とも言われ、たくさんの文化が根付くこの街で"

福岡だからこそできる企画公演を開催したいとずっと考えていました。 

 

 

(参照:夏目漱石没後百年企画 「こんな夢を見た。」

 

 

そして現在、私は広告デザイン会社でコーディネーターとして働いています。

相変わらず、仕事をしながら色々な企画を考えています。

 

2016年12月に「企画発案」という形ではありますが、

『夏目漱石没後百年企画』としてRethink Booksさんご協力のもと

即興朗読ライブを行いました。

小説家の江國香織さん、ピアニストの園田涼さん、

尺八奏者の瀧北榮山さんにご出演いただきました。

 

 

■ツカノマレーベルとしての出発

 

冒頭で、

ツカノマレーベルでは「時代に流されない音楽」をテーマに、

音楽と文学を融合させる企画公演を専門に主催しています。

と書きました。

でも正確には「主催していきます」という表現になります。

 

なぜなら、今回の「夢野久作企画」がレーベルとして初の企画だからです。

 

先に書いたように、卒業後も少しずつ少しずつ、いろんな公演を開催してきました。

しかし、私1人にできることは限られています。

 

もっとたくさんの人に「こんな音楽があるよ」「こんな物語や言葉があるんだよ」

ということを知ってもらうにはどうすればいいのか。

 

福岡は古くから、海外の文化芸術を受け入れ、

独自に育み、発信してきた都市です。

そのように過去から現在にかけて継承されてきた文化を

今また未来へ向けて発展させていくにはどうすればいいのか。

 

考えに考えた結果、意を決して、

この福岡の地で、ツカノマレーベルを立ち上げることにしました。

 

「時代に流されない音楽」というテーマは

私が学生時代からくりかえし自分自身に言い聞かせてきたテーマでもあります。

 

そして、そんな思いを込めたレーベルの初めての企画として、

ここ福岡で夢野久作さんの公演を開催することにしました。

 

 

■福岡で生まれ育った「夢野久作」の斬新な世界観

 

ところで、「夢野久作」という人をご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

最近は文豪をモデルにした漫画などもあるので、

名前と代表作くらいは聞いたことがあるという人も多いかもしれません。

 

では、夢野久作さんが「福岡」で生まれ育ったということはご存じですか?

 

 幻想小説家・探偵小説家。他にも陸軍少尉・禅僧・能の師範・農園経営者・新聞記者など様々な肩書を持つ。生涯の大半を福岡で過ごし、福岡で執筆活動を行った。代表作は日本三大奇書の一つで構想・執筆に10年を費やした「ドグラ・マグラ」、他に「少女地獄」「犬神博士」「あやかしの鼓」など。(参照:Wikipedia 夢野久作

 

 

夢野久作さんは福岡が生んだ奇才と呼ばれ、

小説や童話、詩など数多くの作品を残しています。

 

奇怪的で幻想的な作品が多く、

その強烈な個性と雰囲気が今でも多くの人を魅了しています。

時代背景や設定だけ見ると古いと感じるかもしれませんが、

そのモダンで斬新な世界観は今でも充分に楽しむことができます。

 

また、「音」が夢野久作の小説への感覚的な入口であるという見方もあるようです。

 

文中に福岡の地名や名所が出てくる作品もたくさんあります。

たとえば「九州大学医学部」「筥崎宮」「呉服町交差点」

「櫛田神社」「川端飢人地蔵尊」「水鏡天満宮」など、

福岡市内の方は特に身近に感じるのではないでしょうか。

 

 

 

■皆既月食の夜に、住吉神社で『月蝕』を

 

今回の企画では、夢野久作さんの短編作品『月蝕』を軸に

ストーリーを展開していきます。

 

 

開催日である2018年1月31日は

「約3年ぶりに日本で皆既月食が観測できる日」です。

静かに澄んだ冬の夜に、空を見上げると少しずつ姿を消していく月。

『月蝕』を公演するにあたって、これ以上に最適な日はないと思っています。

 


(提供:福岡市)

 

また、会場は博多駅から歩いて10分程の場所にある「住吉神社能楽殿」を予定しています。

能楽殿は「福岡市指定有形文化財」です。

伝統的な様式と洋風の建築技術を一体にした劇場型建築で、

全国的にも極めて貴重な建物となっています。

そして、この住吉神社もまた、夢野久作の所縁の地なのです。

 

 

■能と朗読劇で表現する「月」

 

公演のおおまかな内容は次の2つです。

1.舞囃子『羽衣』 

2.朗読劇『月蝕』

 

 

「舞囃子」は、能の一部だけを取り出し、

シテ(=主人公)が面や装束をつけず、紋服・袴のままで

地謡と囃子を従えて舞うものです。

最もおもしろい部分だけを演じるため、能のダイジェスト版ともいえます。

 

今回は『羽衣』という演目を上演します。

「天女の羽衣」「羽衣伝説」といえば、

月との関係性にピンとくる方もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

そして朗読劇では、今回の企画の軸となっている『月蝕』を、

福岡を中心に活躍する3人の俳優が演じます。

妖しく美しい月の表情を、みなさまの目に焼き付けたいと思います。

 

この2つの演目を、ただそれぞれ独立した内容としてではなく、

大きなひとつの物語としてみなさまにご覧いただくつもりです。

夢野久作の月の世界に、みなさまをお連れしたいと思っています。

 

今回の公演を成功させ

福岡の文化シーンをさらに盛り上げていくためにも

みなさまのご協力が必要です。

 

アジアの玄関口である福岡を通して

文化芸術の魅力とその可能性を、

福岡を中心に全国へ繋げていきたいと思います。

 

どうか、応援をよろしくお願いいたします。

 

 

■ツカノマレーベル第1回公演の概要

 

夢野久作企画「どんな夢を見ていた?」

第1章『月蝕』

 

(イラスト:タナカリヨウスケ

 

 

【日時】

2018年1月31日(水)19:00開演

 

【会場】

住吉神社能楽殿(福岡市博多区住吉3丁目1-51)

 

【チケット】

一般3,000円(当日4,000円)

学生2,000円

 

【出演】

▼案内人 田坂 哲郎

▼舞囃子『羽衣』

 シテ 上野 能寛

 地謡 東川 光夫 東川 尚史 田崎 甫

 笛  森田 徳和

 小鼓 飯冨 孔明

 大鼓 柿原 孝則

 太鼓 澤田 晃良


▼朗読劇『月蝕』

 田坂 哲郎

 富田 文子

 針生 あかり

 

【主催】ツカノマレーベル

【後援】夢野久作と杉山三大研究会

    株式会社アポロデザイン

【協力】空想工藝舎

 

【企画代表】こまき(ツカノマレーベル)

【演出・衣装・脚本】中村歩道(空想工藝舎)

【イラスト】タナカリョウスケ

 

 

■支援金の使い道

 

みなさまにご支援いただいたお金は、次のことに使用させていただきます。

・会場や稽古場のレンタル費

・出演者やスタッフへの謝礼

・チラシやプログラムなどの制作費

・衣装の制作費

そして、クラウドファンディングの手数料

 

もし目標金額を上回った場合には、今後の公演の制作費にあてさせていただきます。

 

 

■支援前にお読みください


・全て税込み、送料込み価格です。

・CAMPFIREの仕様上、御一人で複数回の支援(購入)が可能です。
 ※但し、複数コースの同時決済はできませんので個別にお申込みください。

・プロジェクト終了後のご連絡は主にCAMPFIREのメッセージ機能で行います。
 ※ほとんどのリターンでご返信が必要なメッセージを送信いたします。
 ※一定期間を過ぎてもご返信がない場合は権利放棄と見做す場合があります。

以上、予めご了承くださいますよう、お願い致します。

 

 

■リターンについて

 

ご支援いただいたみなさまに、

心ばかりですが贈りものを考えております。

 

【3,000円】A お礼状+オリジナル栞

 

 

【3,000円】B お礼状+オリジナルステッカー

 

【3,000円】C お礼状+公演プログラムにお名前を掲載

 

【3,500円】お礼状+お名前掲載+公演終了後にプログラムを送付

 

【5,000円】お礼状+栞orステッカー+公演ご招待券1枚

 

【5,000円】お礼状+お名前掲載+公演終了後にプログラムを送付+ブックカバー

 

【7,000円】お礼状+オリジナル御守

 

【10,000円】お礼状+栞orステッカー+朗読CD

 

【10,000円】お礼状+中村歩道によるオリジナルグッズ

 

【12,000円】お礼状+栞orステッカー+朗読CD+ご招待券1枚

 

 

【15,000円】お礼状+栞orステッカー+公演映像DVD

 

【20,000円】お礼状+栞orステッカー+公演映像DVD+ご招待券3枚

 

【30,000円】お礼状+栞+ステッカー+朗読CD+公演映像DVD+ご招待券3枚

 

 

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