2021/12/23 09:23

自然が育む“味”と“食感” 秋田・湯沢市特産「三関せり」の収穫盛ん


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12/22(水) 19:30配信

秋田テレビ



自然が育む“味”と“食感” 秋田・湯沢市特産「三関せり」の収穫盛ん

秋田テレビ

 山からの伏流水と冬の寒さが味と食感に磨きをかける、秋田県湯沢市特産の「三関せり」の収穫が盛んに行われている。  白く長い根が特徴的な湯沢市の特産「三関せり」。三関せりを生産する株式会社CRASでは、12月1日に収穫が解禁となったハウス栽培のセリを、若手生産者が腰をかがめて丁寧に摘み取っていた。  代表取締役の奥山和宣さんは「私たちの三関せりは、長い根っこが一番の売りです。土をやわらかく起こしてあげます」と根を傷めない収穫の方法を説明する。  三関扇状地の伏流水と寒冷な気候が、太さとうまさを増すという三関せり。高い水圧をかけて丹念に洗浄し、根まで安心して食べられるセリとして出荷している。  生産農家の奥山さんら3人は、後継者の育成と生産拡大を目指し、セリ栽培とは関わりがなかった地域の若手農家などに声を掛け、2019年に会社を立ち上げた。現在は従業員15人が18棟のハウスでセリを栽培している。また、これまでに2人が独立し、三関せりの新たな担い手として地域で活躍している。  奥山さんは「子供がなりたい職業の第一位を農業にすることが最大の夢であり目標。若手農家同士の横のつながりを強固にして、地域やブランドを守っていきたい」と話している。  三関せりの収穫は、年末にかけて最盛期を迎える。

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