アフリカからお届け！一点もののマサイ族ストールでみんなホカホカ

"AFRICAN DREAM PROJECT" 発起人の白川です。４年前、私は日本で働く一介のサラリーマンでした。その時はまだ、アフリカに行ったこともなく、どのような所なのかも知らなかったのです。まずは、アフリカ途上国の人々が何を求めているかを調べることから始めました。有営利法人での仕事を通して途上国にとって必要なものは、寄付では無いのではないか、と疑いを持ったからです。ケニアで出会ったスラムに住む青年。彼は両親を病気で亡くし、ひとりで３人の弟や妹を養っていました。「先進国に何をしてほしいと思いますか？」と聞くと、「とにかく仕事を作って欲しい！働きたくても仕事がないんだ！」彼らにとっての問題意識は、お金が無いことではない。仕事が無いことなのです。アフリカでは、失業率が高く、働く場所がないため、お金を手にすることが出来ない人が数多くいるのです。お金が無くては、教育も、医療も十分に受けられないのです。それは貧困を繰り返す根本的な要因ともなっています。今私達はアフリカが世界に誇れるものを武器に、仕事ができる環境作りを目指しています。AFRICAN DREAM PROJECT を通じて、アフリカに生きる人々の実情と想いを知ってもらえたらと思います。白川直史

ケニアスタッフのケイコです。ひとつの製品ができるまで、何度も何度もテーラーさんの作業場に通います。「注文と違う、納期も守ってくれない」そんなこの国のテーラーさんのポレポレにいつも苦戦しています。※ポレポレとはスワヒリ語でゆっくり～とかのんびり～の意味ある日、お願いしたものと全然違うサンプルがいくつもあがってきました。驚いてどうしたのか聞くと、「そっちの方が良いと思ったから！」（笑）さらに服の仕様書を見直して、「この数字はインチ？？センチメートル？私達は普通インチでやってるよ！」（いまさら！？）日本とケニアの長さの単位の違いがあるなんて！と思ったら他のサンプルはちゃんとセンチメートルで上がってたりで、なんだかもうよく分からなくて、うまくいかなくて、落ち込んだ事もあります。日本の皆さんに商品をお届けするにはこのままでは駄目なので、テーラーさんには何度も何度も修正をお願いしていますが、いつもニコニコしながら「オッケー、間違いを教えてくれありがとう！」と前向きな姿勢で取り組んでくれるので助かります。そんなポレポレ精神から学ばせてもらっていることも沢山あるんですよ！ケニアスタッフ　ケイコ↑この女の子ワンピもバランスが全然ちがう～～～

わたしたちのプロジェクトメンバーである、テーラーのアイリーン。実は、隣国からの難民としてケニアに移住、職業訓練サポート団体からの支援を受け、テーラーになりました。現在は養子を含む13人！！のお母さん！ナイロビのスラム近くにある彼女の作業場では同じく難民の訓練生たちが彼女から学んでいました。『わたしはサポート団体から無償でサポートを受けたのだから、その恩返しをするべき！！』と、とにかくハートフル！彼女の作業場で赤ちゃんをおんぶしている人形を見つけると、『その人形、私のテーラーとしての一歩目の作品なのよ。ミシンを使った事がない人たちは、この人形作りからはじめるの。』いつもアイリーンとお話をしているとポジティブなパワーに圧倒されます。久々にケニアから日本一時帰国を予定していた私に、『あなたのお母さんにもギフトをあげなくちゃ！』を赤と白のマサイシュカを次の日送ってくれました。。。ケニアスタッフ　トモ