インナプロジェクトで支援をしていた男の子、フランシスくんが先月17日に亡くなりました。彼はインナプロジェクトがサポートをしているトーゴの孤児院マハマホームズに住む男の子でした。もともと重たい障害を持って生まれたフランシスくんは、自身の障害が理由で親に捨てられ幼い頃に孤児となりました。重たい障害を抱え、親にも捨てられ、貧困から毎日の食べるご飯もないどん底の人生でしたが、めげずに必死に勉強を頑張り続け、一般の高校へ入学できるほどまでになりました。そんな中、突如具合が悪くなり急死していました。詳しい原因はまだ分かっていないそうです。必死に困難な境遇の中でずっと闘ってきたフランシスくん。勉強を頑張ればきっと明るい未来が待っていると心から信じ、懸命に生きてきました。そんな希望に満ち溢れていた彼が亡くなってしまったことが、ただただ悲しくて寂しくて悔しい思いでいっぱいです。フランスくんの夢がもう叶う事はないですが、ずっと頑張ってきた彼を最後に暖かく天国へ送り出したいと思っています。フランシスくんが住んでいる孤児院ではお金がないためお葬式が出来ない状況です。もう亡くなってしまった子にお金を払ってどうするの?と思う方もいるかもしれません、ですが、彼が頑張って生きたということを最後に讃えて、敬意を払うことが、私達から出来る最後のプレゼントだと思っています。どうか皆様彼のお葬式の費用をサポートしてくれませんか?どんな額でも本当に助かります。どうか皆様よろしくお願いします。【銀行振込】楽天銀行 口座名 Inna project支店名 エレキ支店支店番号 230口座番号 5002600【クレジットカード】こちらから寄付決済サイトへ移動し、お振込み頂けます。
みなさんこんにちは!Inna Projectです。中学3年生のアリが、高校入試で学年一位の成績をとり、今日表彰式がありました!彼は毎日深夜2時に起きて、勉強を続け、無事ガーナでトップの国立高校への入学が決まりました!彼がこの1年間毎日頑張り続けた結果です。アリは、他の子どもたちと同様、幼い頃から親に強制されて物乞いをしていました。歩けるようになるとすぐ、子どもたちは物乞いという仕事をしなくてはなりません。彼が7歳くらいの頃のある日、偶然出会ったある牧師さんがに連れられて、学校に通い始めました。その牧師さんは学校を運営していて、無料で学校に通わせてもらえることになりました。しかし、アリの両親は物乞いもせずに学校に通っているアリを許すはずもなく、彼にひどい暴力をふるい続けました。アリは毎日毎日親からのひどい暴力を受け、物乞いをしろと無理やりストリートに連れて行かれても、どうにか逃げ出して、毎日2時間の距離を歩いて学校に行きました。学校から帰ってくるとすぐ暴力を受ける、そんな生活を何年も続けていたそうです。その暴力は痛いなんてものではなく、気を失うこともあったそうです。数年間、アリはその牧師さんの運営する学校に通っていましたが、その牧師さんが学校を売ることになってしまい、その日から学校に通えなくなってしまいました。その日から、アリは毎日路上でガムを売ったり、物乞いをしたりして、どうにかお金を稼いで学校へ行く方法を考えました。物乞いや物売りで稼げる額はほんのわずかで、その日食べる分を稼ぐだけで精一杯でした。その約1年後、私と出会いました。彼が学校に行きたいと伝えてくれてとても嬉しかったし、なんとしても彼を応援したいと強く思いました。皆様のサポートのおかげで、アリは今年の1月から中学3年生として学校に入学し、そして一年後の今、学年で1番の成績をおさめて中学校を卒業し、ガーナでトップの高校に入学することになりました。本当に誇らしい気持ちでいっぱいです。アリの他にも、現在インナハウスには9人の子どもたちが住んでいます。1年前、やっと数人の子どもたちが学校に通えるようになり、私は心の底から嬉しくて、彼らがずっと学校へ行き続けられるよう、彼らを守り続けることを決心しました。今までどんなに辛くても、家族のためにお金を稼がなければならず、物乞いしか生きていく方法がなかった彼らが、学校で勉強が出来ること、友達が出来ること、給食を食べること、沢山のことを学んだ1年でした。物乞いをしていた子や、紛争に巻き込まれてしまった子たち、学校へ行くことが許されなかった子どもたちが、みんな毎日学校へ通い、本気で頑張っています。学校へ通い続けられるようにするには、どうしても皆様の応援が必要です。どんな額でも本当に助かります。どうか皆様、あたたかいサポートをどうぞよろしくお願い致します。寄付先【銀行振込】楽天銀行 口座名 Inna project支店名 エレキ支店支店番号 230口座番号 5002600【クレジットカード】こちらから寄付決済サイトへ移動し、お振込み頂けます。
皆様こんにちは!Inna Projectです。10月から、2年半ぶりに日本に帰国し、講演ツアーを開催します!3年前に皆様からの温かいサポートをいただいてスタートしたInna House。当初はInna Houseでペンを握る練習をしていた子どもたちが、現在は学校に通えるようになり、先月は2人の子どもたちがそれぞれ幼稚園と中学校を卒業しました!皆様の応援のおかげです。サポーターの皆様には感謝してもしきれません。今回のツアーでは、Inna Projectのこれまでの活動のご報告と、ニジェール紛争難民の子どもたちから直接聞いた現地の状況をお伝えするだけでなく、日頃から応援してくださっている皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています。まだ調整中のイベントもございますが、詳細が決定し次第SNSに投稿していきますので、ぜひご確認ください!なお、10月28日の活動報告会は、残り10名様がご参加可能となっております!ご参加をご希望の方は、メール(info@inna-project.org)か、各SNSのDMにてご連絡ください。それでは、皆様にお会いできることを楽しみにしております!
みなさんこんにちは!Inna Projectです。今週の火曜日、夜8時半から、オンライン活動報告会を開催します!Inna Projectでは、毎日ストリートで物乞いをして働いている、ニジェール紛争難民の子どもたちの学習・生活サポートを行なっています。物乞いしか知らないまま大人になり、自分の子どもにも物乞いをさせる「物乞いの連鎖」をなくすため、Inna Projectではガーナの首都アクラで物乞いをしている子どもたち全員が、学校に通えるようになることを目標に、6年間活動を継続してきました。そしてついに、今年から、5人の子どもたちが学校に通い始めました!!学校に通わせるなんて、簡単なことなんじゃないの…?と思われる方もいらっしゃると思います。子どもたちが難民であるという理由で、受け入れてくれる学校も非常に少なく、何よりも、子どもたちの親からの理解を得ることが非常に難しい課題となっています。子どもたちの親の多くは、子どもが物乞いに行く時間が生きるためには何よりも大切なので、学校に行くことは時間とお金の無駄だと思っています。毎日毎日説得しに行きましたが、なかなか理解してくれるお母さんはいませんでした。そんな中でも、今年から学校に通えることになった5人の子どもたちのお母さんは、6年間にわたるInna Projectの活動に理解を示し、協力してくれたお母さんたちです。子どもたち全員が学校に通えるようになるまでには、まだまだ長い道のりかもしれませんが、この5人の子どもたちは他の子どもたちにとっても希望の光であり、「物乞いの連鎖」を断ち切るための最初の大きな一歩でもあります。今回の活動報告会には学校に通っている子どもたちも参加します!皆様のご参加、心よりお待ちしております!【参加方法】 Inna Project 公式SNS(インスタ @inna_project_ ツイッター @Inna_Project)のダイレクトメッセージにご連絡ください。 または、info@inna-peoject.org までメールでご連絡ください。 当日のzoom のURLをお送りします!
皆様の暖かいご支援のおかげで、紛争難民の子どもたちのためのシェルター「Inna House」をオープンし、一年間運営を続けることができました。昨年末にInna Houseの資金を集めるためクラウドファンディングを立ち上げ、1月からスタートしましたが、何から何まで全てが手探りで、たくさんの壁にぶつかりました。それでもここまで進んでくることができたのは、皆様の応援のおかげです。本当に、応援ありがとうございました!!2022年を振り返って1月。皆様から頂いた寄付でシェルター「Inna House」をオープンしました。生まれてからずっと路上で生活をしていた子どもたちが初めて、暖かい家の中で安心して眠り、一日3食のご飯をお腹いっぱい食べられるようになりました。子どもたちは家の中で生活をしたことがなかったので、初めの頃のInna Houseは荒れ放題で、動物園のような状況でした(笑)しかし子どもたちは教わったことをどんどん吸収して成長し、今では洗濯も掃除も自分達でできるようになりました。机に向かって座り、鉛筆を握って勉強をすることもできるようになりました。▲4月になるとガーナの物価が3倍にまで上がり、近隣に住む貧困層の人々は生活を極限まで追い詰められてしまいました。2ヶ月にわたりストリートボーイズにInna Houseの給食を届けるなど、地域にも貢献することができました。5月に入ると、ガーナの環境保護活動を行なっているNGOと協力してInna Houseにコンポストを設置し、子どもたちとゴミの分別の仕方を勉強しました。6月。政府が突然ニジェールからの難民を強制送還すると発表しました。子どもたちをInna Houseで保護し、ストリートに出ることを禁止しました。子どもたちの親は、子どもが物乞いをしないと収入がなくなるため、無理やりにでも物乞いに行かせようとしましたが、実際ストリートに出ていた難民のほとんどは、紛争が続いている危険なニジェールに強制送還されていたため、Inna Projectから子どもたちに家族のための生活費を配って、なんとか子どもたちを守ることができました。これまでは机に向かって座ること、塗り絵などペンを握ることの練習をしていましたが、9月に入って本格的に勉強をはじめました。イギリスから大学生のコフィ君が来てくれて、ボランティアで英語の先生をしてくれました!また、隣国トーゴの子どもたちに寄付を届けに行きました。訪れたのはMahanaim Orphanage Homeという貧困家庭の子どもたちのための学校です。とても貧しくても学ぶ意力に溢れた子どもたちで、遠い道のりを毎日学校に通って一生懸命勉強しています。彼らに食料や通学バッグ、教科書用のブックカバー(彼らのリクエスト!)をプレゼントし、彼らは劇やダンスを披露してくれました。社会科見学も実施しました。ガーナで生まれ、ストリートチルドレンとして育ち、今や世界で活躍するダンサーであるE-flexさんのダンスの練習風景を見学し、11月のよさこい祭りで完成したダンスを見学しました。彼らが見えないところでどんな努力を重ねているのかを知ることができました。彼の姿が子どもたちにとって、夢や希望になると信じています。Inna Houseのスタディツアーもスタートしました。また、ガーナ大使公邸でチャリティヨガイベントを開催しました。日本からだけでなくガーナでも活動資金を集められるよう、ヨガクラスの参加費の3分の2をInna Houseの給食費として寄付していただくことになりました。12月には、ドイツでアーバンアグリカルチャーを研究している友人が、ボランティアの先生として来てくれました!来年もInna Houseを一緒に支えてくれる心強い仲間です。2023年に向けて来年から、6人の子どもたちが学校に通い始めます!それに伴い、Inna Houseの運営形態を新しくすることになりました。インナプロジェクトを立ち上げてから5年間、子どもたちの親を説得し続けて、今年ようやく6人の子どもたちが学校に通えることになりましたが、いつか全員が学校に通えるように頑張ります。来年から新たにトイレやシャワーなど簡易的な宿泊設備のついた物件を借り、学校に通っている子たちと通っていない子たちで寝泊まりする場所を分けます。子どもたちは深夜に繁華街で物乞いをするため、生活リズムが学校に通う子たちとは全く異なるためです。しかしこれまで通り、Inna Houseは物乞いをしている子どもたちの駆け込み寺としての役割を果たします。日中は解放し、子どもたちがいつでも来て学べる環境を整え、生活サポートも継続して行います。そして、来年から、Inna Projectで新しいプロジェクトを始動します!!Green×Inna で「グリーンナプロジェクト」です!アクラ市郊外のアコソンボ地区の農村地帯で、持続可能な自給自足型の村を作ります。とても穏やかで美しい村なので、「幸せの村」と呼んでいます。グリーンナプロジェクトは、その美しい村を守り、村人の生活をサポートするプロジェクトです。詳しくはまた別の記事でご紹介します。そして、トーゴのMahanaim Orphanage Homeの子どもたちを応援するため、子どもたちの「ファミリーサポーター」を募集します! 未来ある、この地球の光である子どもたちの学習支援をしてくれるサポーターを探しています。金銭面の支援だけではなく、子どもたちの「家族」として、彼らの将来のことを一緒に考え、「支えてくれる家族がいる」という安心感を子どもたちに届けたいと思っています。皆様に支えられて、Inna Houseを一年間運営することができました。本当にありがとうございました!!皆様のサポートのおかげで私も子ども達も元気に過ごすことができました。素敵な一年を締めくくれること、心から感謝申し上げます。来年も引き続き応援していただけると嬉しいです。皆様も、お身体にお気をつけて良き新年をお迎えください。Inna Project 代表 山口韻奈