■はじめに
初めまして、エディション・パナシェの奥谷と申します。
突然ですが、みなさんは日本に訪れる外国人観光客数は、世界で何位だと思いますか?
答え:30位。(2010/2011年ともに)
震災の影響で、2011年は数字自体が減ってしまいましたが、それ以前からも、潜在的に外国人観光客が少ないのです。日本にはお寺や神社等の伝統的な場所からデザイン高層ビルなどのモダンな建物、それらがミックスされた世界に類を見ないオモシロイ町並み、高級懐石からB級グルメまでの美味しい食べ物、おしゃれで素敵な雑貨屋さんからスーパーコンビニ100均で手に入るオリジナリティ溢れるお土産、海もあれば山もあり、春夏秋冬四季も美しい……そして、人が親切!こんな国、滅多にありません。少なくともベスト10には入らなくてはおかしいと思ってしまうのです。なのに来ない……。それはなぜか。欧米から遠いから?いいえ、1位、2位はフランス、アメリカですが、3位は地理的にはそう変わらない中国なのです。だから、他に重大な理由があるはず。
私の結論は、「自国のことを世界に伝えていないから」でした。
■フランス語版創刊号を発刊
そこで私は、「Panaché : 日本の文化を世界に発信する雑誌」を、まずフランス語で発行することを企画しました。
下の文章は、雑誌のイントロダクションでの私の文章を和訳したものです。
「寺社仏閣、寿司、着物、舞妓、漫画、ゲーム、勤勉で控えめな国民性、そして2011年の東日本大震災…みなさんの中の日本のイメージのほとんどは、この数単語で埋め尽くされているかもしれません。それは間違ってはいませんが、おそらく不十分です。日本は、あなたが既に知っているようで知らないもの、あるいは全く未知のものでいっぱいです。しかし、あなたが日本を知らないのはあなたのせいではありません。むしろ我々日本人が世界に向けて、日本人の実際の姿、価値観や夢を充分に発信できていなかったことが大きな原因です。そこで私たちは、panachéスタイルによって——日本の様々な話題を色とりどりの方法でみなさんに紹介するプロジェクトを立ち上げました。第一号のテーマは、「京都人」×「語る」です。この場合の[京都人」は、京都で生まれ育った人々はもちろんのこと、この街で生まれた芸術、哲学、すべてのデザインを含みます。京都に生きる人々のインタビューと、数々の写真があなたの新たな京都の美発見のナビゲーターになるでしょう。あなたがこの本のページをめくりながら日本を旅し、いつか近いうちに実際に日本に訪れてくれることを願っています。」
私がこの企画をスタートしてから約一年が経ち、2013年年明けにようやくフランス語版の創刊号を発刊する運びとなりました。また、ファン獲得の為に2012年5月からfacebookを始めました。2012年12月現在で7000人を超えるフランス語圏(ベルギー、カナダの一部等を含む)からのファンがいます。まだ発刊していない雑誌にこれだけ興味を持ってくれているということが、外国人の方が日本の情報に飢えているという証拠です。
http://www.facebook.com/Panache.lemagazinesurleJapon
■英語版の企画・発刊へ
そこで今回は、みなさまに英語版第一号の印刷代、B5判(B5判、100ページフルカラー)のご協力をお願いすべく、プロジェクトを投稿致しました。
3000部初回発行予定のうちの、基本料金&ロット1000部/600,000万円を目標金額にしております。
こちらが目次ページです(画像はフランス語版)。
第一号の内容を紹介します。
・東寺 弘法大師が伝えた密教
・京都サイクリングへの誘い 金閣寺〜嵯峨嵐山ルート
・旅館元奈古 京都東山高台寺ふもとのアットホームな伝統的日本旅館での、日出ずる国での目覚めを体験
・大原 イーハトーブプロジェクト第一弾、都会派ハト鳩三郎の京都大原への旅
・座布団/寝具店嵐山プラッツ「ほんまもんを届ける」
・鈴木松風堂 創業者が明治時代に夢見た万華鏡の今
・天ぷら八坂圓堂 洗練された和空間で目の前で揚がる天ぷらを食す
・祇園ほりべ 美味しく、楽しく、美しく。日本料理のほっこり時間
・木乃婦 シェフ「京都の美学と自身の哲学」
・いまどきヤマトナデシコ特集第一弾 西陣着物店「逸匠庵いちせ」若女将インタビュー
・南丹窯河井 「河井寛次郎の継承者であり、継承者でない」若き陶芸家
・細見美術館でゆっくり宝探し
・役立ち情報:キャリーサービスに立ち寄って手ぶらで京都
■リターンにつきまして
リターンの種類は、大きく分けて以下の四つです。
(1) 編集部よりお礼のメッセージ
(2) 雑誌へのお名前掲載orお名前+あなたから世界に向けてのメッセージ掲載
(3) 雑誌創刊号or創刊号+第2号プレゼント
(4) あなたとのタイアップページを第2号に掲載(B5版1/2または1または2または4ページ)
特徴的なのは世界へのメッセージとタイアップ記事です。今回支援をお願いする創刊号英語版は、すでに原稿が出来上がっているフランス語版を翻訳する予定なので、「次の号」を一緒に作り上げていくという形になります。
<メッセージについて>
例えば、「○○地方出身です。△△食べにきて!」「○○のお土産はぜひ××を!美味しいよ」「おすすめは○○城です」などの出身地、居住地自慢や、「今自分の周りでは○○が流行ってます」「好きなアーティストは△△」「給料全部○○につぎ込んでしまった…」などの自分的小ネタなど、原則1行で収まるつぶやきを書いてください。外国人が「へー」とか「フフ」とか思うこと、なんでも結構です。ただし、政治・宗教その他トラブルを招く恐れのあるものはご遠慮ください。
<次にタイアップページについて>
お店を経営されている方、ビジネスや趣味、勉強などで何らかの興味深い活動をされている方(個人でもグループでも結構です)など、世界に向けてその活動をアピールしませんか?雑誌媒体だけでなく、facebook上でも紹介させて頂きます(facebookは避けたいという場合はお知らせください)。インバウンド誘致や今後の展望の後押しになります。構成、デザインなど相談の上作成致します。また、印刷用の大きめの画像が必要になりますので、ご用意ください。国内だけでなく、海外で頑張っている日本人の方も大歓迎です。その他なんでも編集部にご相談ください。ページ作成のやりとりは主にメールにて行います。
■今後の雑誌の発行予定と内容について
Panachéは季刊誌で、原則1、4、7、10月発行です(フランス語版)。
今回の企画がsuccessすれば、2号以降の英語版の発行も、納入先への営業もスムーズになります。そして、編集部が既に決定している企画と、パトロンの皆様とのタイアップで作るページの融合を上手に、かつ面白くデザインしていきたいと思います。
なお、販売は現在のところ、フランス語/英語版ともに自社サイトからの通販(国内/海外対応)、関西圏の協力機関、店舗、またフランス語版に関してはパリの店舗からも納入依頼があり、交渉中です。英語版の発刊が正式に決まれば、さらに販路を拡大したいと思っております。
日本をより知ってもらい、日本の人、もの、話題が世界中に飛び交い、交流することをめざして頑張ります。
みなさま、最後まで読んでいただきありがとうございました!
エディション・パナシェ 奥谷
最新の活動報告
もっと見る第2号の取材で、京表具の井上光雅堂さんを訪問しました!
2013/01/21 11:19こんにちは、エディション・パナシェです。 今回は、京表具の井上光雅堂さんに撮影とインタビューに伺いました。 三代目の井上雅博さんは、お寺や神社などの額装・軸装・屏風・巻物などの修復をされている職人さんです。またその一方で、アートやファッションなどを仕事にされているご友人とコラボをして、ご自身のお持ちの伝統技術を広め、後世に残すこと、そしてより多くの人に伝統文化と現代文化を楽しんでもらうことを目標として活動されています。 この理想は、我々の雑誌Panachéと同じです! みなさま、是非ご支援のほど、よろしくお願いいたします!! もっと見る
第2号以降のコラボ打合せで、Emmanuelle Grundmann さんに会ってきました!
2013/01/14 20:46こんにちは、エディション・パナシェです。 第2号以降のコラボ企画でお世話になる、エマニュエル・グランドマンさんにお会いしました。彼女はフランス人ジャーナリストで、主に世界自然遺産や動植物、ネイチャー系の本を執筆されています。ご主人はプロのカメラマンで、ご夫婦で世界中を旅しているそうです。 http://www.cyrilruoso.com/ 大の日本好きで、既に屋久島、日本アルプス、熊野古道などの記事を書かれています。京都大学に生物学(ニホンザルやサンショウウオなど)の研究にもちょくちょくいらしています。今、研究とバカンスを兼ねて(?)来日されていまして、パナシェのファンということで、お会いし、今後のコラボレーションについてお話をしてきました!! 日本の誇る、また守っていかなければならない美しい自然についても、彼女のおかげで紹介の幅が広がっていきそうです。 みなさま、ご支援よろしくお願いいたします! もっと見る
第2号の企画、着々と進んでいます!
2013/01/10 15:26こんにちは!エディション・パナシェです。 第2号に向けて、着々と取材が進んでおります。今日はその中のひとつ、「きものアルチザン京都」のご紹介をします。 「きものアルチザン京都」は、和装業界に携わる若手経営者が、「きものを未来に」の志のもと結集したグループです。 伝統業界故に、慣例や決まり事、しきたりが多く、新しいことを試みるのが厳しい…しかしながら、伝統を未来に届ける為には、踏み出すべき一歩があるはず。今、そんな彼らが取り組んでいることの一つが、外国のアーティストの卵に「和装」という題材を提供して作品を作り出してもらうこと。世界に「和」の良さを体感してもらい、日本でもそれを再確認できるようなプロジェクトを組むこと。 「きものアルチザン京都」は、パリの服飾専門学校デュプレに素材を提供し、まさにこの瞬間、2月の発表会に向けて、パリの生徒たちが「着物」を使った作品を作っています。 そして、パナシェはこの「きものアルチザン京都」メンバーに関する特集を組みます。 このコンセプトに共感された皆様、ぜひ、パトロン様になって頂いて、お名前やメッセージ、タイアップ記事を一緒に作っていくことに協力して頂ければ嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
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