制作のご報告が中村圭一氏より届いておりますので、ご紹介させていただきます。**********錫光代表兼職人の中村です。先日リターン品の製作について、2つのパーツをつなぐところにご注目頂き作業の進行状況をお知らせしました。その後、マスキングをしてサンドブラスト、そして漆塗りと作業は順調に進んでいます。「サンドブラスト」は、細かな砂を圧縮した空気で吹き付けて表面をあえてザラザラの面を作って、漆を乗りやすくするための作業です。「マスキング」は、荒らさなくてよいところをビニテなどで保護することです。拭き漆1回目の塗立て(左)と時間が経過し漆が乾いたところ(右)拭き漆2回目の塗立て(左)と時間が経過し漆が乾いたところ(右)塗立ての左より、乾くと色が渋くなるのが分かりますね。この後、赤色と若草色の発色がもう少し欲しいので、もう1回か2回塗ります。いつも回数ではなく、仕上がり具合を見て塗る回数を適宜増やしています。ところで、第1便として一部商品をTSUKURIBAさんのご都合を伺った上で発送しました。TSUKURIBAさんの方で個別にお送り頂く手筈となっております。今しばらくお待ちください。今製作中のものを含め今回お送りできていない全てのものは、第2便として3月の初旬にはTSUKURIBAさんにお届けの予定です。
japanesehandcraft の付いた活動報告
昨日をもちまして、当プロジェクトは募集を終了致しました。支援をして頂いた皆様には改めて深く御礼申し上げます。中村圭一氏より御礼の言葉が届いておりますので、ご紹介させていただきます。**********たくさんのご支援とコメントを頂きまして錫光として大変感謝感激しております。ご支援頂いた資金は、具体的にはまず猛烈に高騰する錫地金の調達資金に充て、そして、リターン品の製作へと進めて参りたいと存じます。また、コメントでは、以前ご来店頂いてその時のことを思い出させて頂けるような大変有難いコメント、また、長年懸案であったところをズバリご指摘頂き、今後更なる進化に期待を込めての励ましのコメント、それから、ワークショップの時間を楽しく過ごしたことのご報告といつも応援しているとの温かいコメントなどなど胸が熱くなりました。職人としてまだまだ頑張ろうという力が湧いてきました。TSUKURIBAさんにもご尽力頂き、多くの方々に支えられていることを実感しました。その様なわけで、今回のこの初めてのクラウドファンディングという試みでは、錫光の現状に照らしたとき、もちろん資金面も、さらに温かい応援もということで、物心両面でご助力頂いたという思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。私個人としては、何しろ非力なのですが、どうにかこのロクロ挽き錫工芸を守っていく事、更には次世代にその技法を残していく事で、頭の中を一杯にしてほぼ毎日工房に詰めております。これで終わりではなく、これからもずっと、その一念で活動を続けて参ります。是非引き続き温かく見守って頂きたく、どうぞよろしくお願い致します。 錫光代表兼職人 中村圭一
皆さまのご支援のおかげで200%を超えることができました。本当に感謝いたします。プロジェクトは残り4日となります。CAMPFIRE様より1/31(月)までの期間限定でクーポンが発行されておりますので、ぜひお得にご支援頂けるこの機会にご支援頂ければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。 TSUKURIBA 一同
皆さま、新年あけましておめでとうございます。あと1ヶ月弱を残し、目標額の90% 達成まであと少し!というところまで到達いたしました。本当にありがとうございます。温かいお言葉と、ご期待にお応えできるよう、引き続き準備を進めてまいります。引き続き、本プロジェクトを見守っていただけますと、大変心強いです。ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
中村氏:技術的なことでは、元々手間の掛かる手仕事ですから、如何に効率よく、早く、破綻なく仕上げられるかということを念頭に作業します。破綻なくというのは、端正な見た目とか、細部へのこだわりのことで、結局エンドユーザーの方々が、安心して気持ちよく使って頂ける仕様になっているかどうかということです。特に、細部へのこだわりという点では、修業時代から師匠に大分厳しく指導されました。例えばそれは、ぐい呑みなどの飲み口のところで、最後の最後もしかしたら0.1mmにも満たない糸くずほどの切り子が出る程度に軽く削って仕上げますが、出来上がりを指先でなぞって少しでも角があるような感触があれば、全て突き返されました。使う人の身になって細かなところへも気を抜いてはならないという無言の戒めであったと思います。ひとつの製品に込められた、ものづくりへのおもいや背景を感じることで、より身近に感じ器への愛着もわきます。