こんにちは。TSUKURIBAです。今回のリターン品の目玉となっていた【限定ワークショップ:ロクロ挽き技法を使ってつくるオリジナルタンブラー】が4/2(土)に開催されました。錫器製作の基本となる3つの工程「①鋳込み」「②ロクロ挽き」「③表面装飾=つちめ打ち」全てを一通り体験していただく貴重なワークショップでした。当日のお写真とご感想を頂戴したので、こちらでご紹介いたします。**********昼休憩をはさんで完成するまでの長時間お疲れ様でした。大変ありがたく職人冥利に尽きるメッセージを頂きました。こちらで手が足りずに記録できずにいたお写真もご提供頂きました。ご本人様のご承認を頂きましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。錫光代表兼職人 中村圭一**********[ワークショップにご参加いただいたお客様からのメッセージ]昨日は大変お世話になりました。とても楽しく、充実した一日となりました。今回のワークショップでは、つちめ打ちの体験といった一つの工程のみではなく、タンブラーの鋳込み、ろくろ挽き、つちめ打ちという主要な工程を通しで体験でき、よかったです。このワークショップに申し込むまでは、まさか素人でも鋳込みをやることができるとは思っていませんでした。普段使用している道具を使用させていただき、いろいろ自作で工夫されているのも興味深かったです。実際やってみると、今まで使っていたものもまた違った目で見るようになりました。やはり、自分で作ったものはより愛着がわき、格別なものです。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。 **********お客様がご満足頂けた様子が伺えました。ありがとうございました。錫光として、これからもまだまだ頑張るぞという意欲が湧いてきました。今後とも引き続きご支援の程よろしくお願い致します。錫光代表兼職人 中村圭一**********お写真のご提供、誠にありがとうございました。TSUKURIBA
制作のご報告が中村圭一氏より届いておりますので、ご紹介させていただきます。**********錫光代表兼職人の中村です。先日リターン品の製作について、2つのパーツをつなぐところにご注目頂き作業の進行状況をお知らせしました。その後、マスキングをしてサンドブラスト、そして漆塗りと作業は順調に進んでいます。「サンドブラスト」は、細かな砂を圧縮した空気で吹き付けて表面をあえてザラザラの面を作って、漆を乗りやすくするための作業です。「マスキング」は、荒らさなくてよいところをビニテなどで保護することです。拭き漆1回目の塗立て(左)と時間が経過し漆が乾いたところ(右)拭き漆2回目の塗立て(左)と時間が経過し漆が乾いたところ(右)塗立ての左より、乾くと色が渋くなるのが分かりますね。この後、赤色と若草色の発色がもう少し欲しいので、もう1回か2回塗ります。いつも回数ではなく、仕上がり具合を見て塗る回数を適宜増やしています。ところで、第1便として一部商品をTSUKURIBAさんのご都合を伺った上で発送しました。TSUKURIBAさんの方で個別にお送り頂く手筈となっております。今しばらくお待ちください。今製作中のものを含め今回お送りできていない全てのものは、第2便として3月の初旬にはTSUKURIBAさんにお届けの予定です。
制作のご報告が中村圭一氏より届いておりますので、ご紹介させていただきます。**********錫光代表兼職人の中村です。皆様、その節は沢山のご支援ありがとうございました。2月17日付で原料の錫を調達しましたのでご報告致します。さすがに高過ぎてしまって、いつもよりも量を減らしましたが、錫師としては言うに及ばず、錫はなくてはならないもので調達できてホッとしています。鋳込み場の鉄鍋の底をつきそうで心許なかったところ、やっと満杯にすることが出来ます。これもひとえに皆様のお陰様でございます。ところで、リターン品の製作ですが、この錫調達を充てにして先行して作業に入っています。下記写真は、「花ことば」1.5合片口と、タンブラーオールド9オンス「カオス黒赤」です。特に片口の内側にご注目頂きたいのですが、なにやら帯状にボコボコとうねっているものが見えます。これは、2つのパーツを焼合わせと言って、溶かして接合した跡です。これをロクロ挽きで削って除去し滑らかに仕上げていきます。更に、その後、1.5合ですから、約270mlの目安のところに、細筋を1本入れています。上から約2cm強下のところになりましょうか。取り扱い時に容易にこぼれない様、余裕を持った容量になっています。この後、漆を塗るための下準備としてサンドブラストで表面を荒らし、拭き漆で漆を施して参ります。錫光では、複数回漆を塗り、口をつけたり、内側を削ったりの作業を進めつつ、塗り終わりから後、漆が落ち着く据置期間として少なくとも1週間経過してから出荷の準備をするようにしています。今しばらくお待ち願います。
昨日をもちまして、当プロジェクトは募集を終了致しました。支援をして頂いた皆様には改めて深く御礼申し上げます。中村圭一氏より御礼の言葉が届いておりますので、ご紹介させていただきます。**********たくさんのご支援とコメントを頂きまして錫光として大変感謝感激しております。ご支援頂いた資金は、具体的にはまず猛烈に高騰する錫地金の調達資金に充て、そして、リターン品の製作へと進めて参りたいと存じます。また、コメントでは、以前ご来店頂いてその時のことを思い出させて頂けるような大変有難いコメント、また、長年懸案であったところをズバリご指摘頂き、今後更なる進化に期待を込めての励ましのコメント、それから、ワークショップの時間を楽しく過ごしたことのご報告といつも応援しているとの温かいコメントなどなど胸が熱くなりました。職人としてまだまだ頑張ろうという力が湧いてきました。TSUKURIBAさんにもご尽力頂き、多くの方々に支えられていることを実感しました。その様なわけで、今回のこの初めてのクラウドファンディングという試みでは、錫光の現状に照らしたとき、もちろん資金面も、さらに温かい応援もということで、物心両面でご助力頂いたという思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。私個人としては、何しろ非力なのですが、どうにかこのロクロ挽き錫工芸を守っていく事、更には次世代にその技法を残していく事で、頭の中を一杯にしてほぼ毎日工房に詰めております。これで終わりではなく、これからもずっと、その一念で活動を続けて参ります。是非引き続き温かく見守って頂きたく、どうぞよろしくお願い致します。 錫光代表兼職人 中村圭一
埼玉県新商品AWARD2021受賞について、ちょこたび埼玉に掲載されました。https://chocotabi-saitama.jp/topics/42953錫光受賞作品は下記の通りです。・花ことばシリーズ 平盃 四季・・・大賞・花ことばシリーズ 1.5合片口・・・金賞・タンブラー8オンス いちまつ・・・入賞埼玉県新商品AWARDとは埼玉県の魅力ある商品を発掘し、国内外へ発信することで、「SAITAMA BRAND」を確立するとともに、人にも環境にも優しい、優れた製品・観光・サービスを提供する活動(「Saitama Style」)を推進し、本県の産業を持続的に発展させるために開催されます。※埼玉県新商品AWARD2021特設ページは来年3月頃の公開予定となります。