5月に一粒の大豆を蒔くところから始まった大豆栽培と薬膳味噌作りコースの一年は、夏は雑草と向き合い、水をやり、枝豆になり、やがて11月には大豆として収穫。そして1月、育てた大豆を生麹、天日塩と合わせ、秋田杉の味噌桶へ仕込みました。秋田杉の味噌桶をつくる職人さんも、年々少なくなってきています。けれど杉の桶には発酵に欠かせない菌が住み着き、使い続けることでその土地、その家ならではの味が育ちます。桶を使い継ぐことは、道具を守ることでもあり、発酵文化を守る事だと感じています。仕込んだばかりの味噌はまるであずきバーのようでまだ味噌の味はしません。けれど一年寝かせるだけで、驚くほど深く、おいしい味噌へと育っていきます。大豆を育てるところから始めるからこそ感じられる醍醐味は、ランチには羽釜で炊いたお米のおにぎりと味噌汁、烏梅鍋、梅にゅう麺。月ヶ瀬の素材を味わいながら、楽しく育て、仕込む一年のワークショップでした。植物の命をいただくこと。土に触れ、季節の移ろいを感じること。一粒の大豆が芽を出し、葉を伸ばし、花を咲かせ、何倍もの実となって還ってくる農耕民族の知恵と強さを、体で学ぶ一年でした。来年も、この循環をともに楽しむ仲間が増えますように。#大豆#栽培#薬膳#味噌作り#梅古庵



