クラウドファンディングを開始して19日目です。
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今回はバータージャパンと深い関わりがあり、影響を受けた「エンデの遺言」について投稿いたします。
エンデの遺言とバータージャパン 【1】
ミヒャエル・エンデ(Michael Ende, 1929年11月12日~1995年8月28日)は、ドイツの児童文学作家。
「パン屋でパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は2つの全く異なった種類のお金である」と言っています。
元々人間が必要なのは物とかサービスでありお金はその手段でした。
そのお金が一人歩きし、通貨を印刷し、さらに利子がそれを増やしてゆく。
銀行では「信用創造」によりお金を自己増殖させています。
このままお金が膨れ上がっていったら、経済的な破滅か、地球環境の崩壊かのいずれかへ突き当たる、とエンデは確信的な予言もしています。
実際に、世界はグローバル経済となり、「お金」のある企業は海外進出やM&Aでますます大きくなり、反面、地域経済や中小零細企業・商店街は競争に敗れ疲弊してきています。
たった1%の、いや今や0.1%の強者に、残りの大多数の弱者の合計より多い「お金」が集まってきました。
さらに続けてエンデは言っています。
「そこで私が考えるのは、もう一度貨幣を実際になされた仕事や物の実態に対応する価値として位置づけるべきだということです。
そのためには現在の貨幣システムの何が問題で何を変えなければならないかを皆が真剣に考えなければならないでしょう。
人間がこの惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っています。
お金とは本来モノや労働の交換のための道具である。
利子は交換を妨害する。
不況になりみんながお金を手元に残しておこうとして交換が行われなくなると、ますますモノや労働の交換がおこなわれなくなり、失業や貧困にあえぐことになる。
1930年代の大恐慌期にそういうことがおこり、ドイツやオーストリアで『滅価するお金』を実践した町があった。
手元においておいたら、価値がどんどん減るのだからそのお金はどんどん使われてゆくことになる。
大恐慌ではだれもがお金を使おうとしないのだが、そのさなかにオーストリアのヴェルグルという町では大成功をおさめた。」
この続きは次回の「エンデの遺言とバータージャパン【2】」に投稿いたします。
◆エンデの遺言◆
「バータークラブ」の必要性を説いた衝撃なる一冊!!
☆NHK出版 1,500円+税
【マネーが地域を踏みつぶす】【「格差」を衝いて自己増殖するマネー】
【未来を食いつぶすお金の正体】【死と貧困を生みだす貨幣システム】
【コミュニティを地域通貨で構築する】【問題はお金の循環の停滞】 [本文より]
グローバリズムへの痛烈な批判にもなるエンデのラストメッセージ。
NHK放映の「エンデの遺言」はすごい反響でした。
放送後日本でも600以上の「地域通貨」が発行されました。
◆経営者必見!!◆
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「エンデの遺言」 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Hh3vfMXAPJQ&t=170s
「続エンデの遺言」⇒ https://www.youtube.com/watch?v=wPtV4KKhbeY&t=146s