クラウドファンディングを開始して26日目です。
皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。
【TPPとバータークラブの共通点 】
TPP (Trans Pacific Partnership Agreement:環太平洋経済連携協定) は2002年にチリ・ニュージーランド・シンガポールの3ヵ国の間で始まりました。
2005年4月ブルネイも仲間入りしてきました。
その後、2008年9月アメリカ、11月オーストラリア・ペルー・ベトナム。
2010年10月マレーシアがこれに加わりました。
当初、チリ、シンガポール、ニュージーランドのP3(パシフィック・スリー)は、経済関係を強化していこうという事で出発しました。
いずれも太平洋の小国です。
多くの小国たちがそうであるように、この小国トリオには、いずれも気になる大きなお隣さんが存在しています。
チリの場合にはアルゼンチンとブラジルの存在が大きい。
シンガポールにはマレーシアがあります。
そして、ニュージーランドにはオーストラリアが隣にあります。
何かにつけて意識する大きな隣人です。
そんな圧迫感を共有する小国トリオが結束して、より強い経済的絆を形成しようというのが発足の動機でした。
3ヵ国で関税や人材の交流の為の非関税障壁を撤廃し、自由貿易で国力を増大しようというのが目的でした。
その後、2017年1月に米国が離脱を表明したことを受けて、米国以外の11か国の間で協定の早期発効を目指して協議を行いました。
ヒト、モノ、カネの流れは、遠い昔の大英帝国の帆船時代に始まり、機関車、飛行機の発展とともに国境を越え盛んになってきました。
グローバル時代の現在、経済の国境はほとんど無くなりつつあります。
企業のシェア競争は世界的規模となってきました。
国内商圏を考えていた時代と違い、ライバルも世界的強豪を相手にしなければならなく、マーケットが広がれば広がるほど強固な経営基盤が必要になってきす。
小さなマーケットであれば、勝てる可能性も高いのですが、世界市場ではヘビー級とフェザー級とが同じリングで戦うようなものであり、軽量級は当然ながら不利となります。
P3の当初の発想は、重量級と同じリングで1対1では勝ち目がないのでタッグを組んで戦おうというところにありました。
バータークラブのそもそもの発想も全く同じでところにあります。
中小零細企業が大手企業と同じリングで戦っても勝敗は初めから分かりきっています。
やはり、小さい者同士で協定を組んでグループとして経済的絆を強化しようというところにあります。