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『孫子の兵法』を実践していますか?
【「正」と「奇」を組み合わせること】
戦勢不過奇正、奇正之変不可勝窮也。
戦勢は奇正に過ぎざるも、奇正の変は勝(あ)げて窮(きわ)むべからず。
(孫子 兵勢篇)
戦い方は、大別すれば正攻法と奇手との二つがあるだけですが、これを組み合わせることによって、無数の戦いかたが出てきます。
「正」を実現するためには時として「奇」が必要であり、一方「奇」は「正」あってはじめて力を発揮します。
「正」一本槍ではうまくいかないし、「奇」だけでも策に溺れて失敗します。
バーター取引は「奇」です。
「正」である現金取引との組み合わせによって、さらに経営力が向上します。
力のある大手企業を相手にする場合は、正攻法だけでは到底かないません。
自由競争の先駆アメリカで、新興会社や弱者企業が生き残りをかけて考え出されたのがバーターシステムです。
【他人のやらないことをやろう】
出其所必趨、趨其所不意、行千里而不労者、行於無人之地也。
その必ず趨(おもむく)ところに出(い)で、その意(おも)わざるところに趨き、千里を生きて労せざるは、無人の地を行けばなり。
(孫子 虚実篇)
敵がきっとやって来る所で待ち伏せする。
そうかと思うと、敵の思いもかけない所に撃って出る。
しかも、そのために遠い道のりを行軍しても疲れることがない。
こんな風にできるのは、敵のいない所を選んで行くからである。
競争は進歩の源泉ですが、無用な競合はエネルギーの浪費です。
それよりも、他人のやらない事をやり、「無人の地」を行ったらどうでしょうか。
まさにバーター取引を取り入れた企業戦略です。
とかく現在は何とか仕事を受けたいばかりに、価格での勝負に目が奪われがちですが、それでは、利益面で身が持たない。
バーター決済などは誰も提案できない方法なので「無人の地」であると言えます。