前回の報告から少し時間が経ちましたが、その間に静岡の株式会社エムアイモルデに2回程行ってきました。もちろんプラキットの形状を詰めるためです。
打ち合わせを重ねた結果、全体のプロポーションを少し見直すことになりました。
ワンフェス前に大型化した肩に合わせて脚を3%程大きくしました。CAD図の色の違う部分が変更した箇所です。ちょっと分かりにくいですが、脚が大きく幅広になっています。たったの3%ですが見た目の印象は大きく変わりました。足腰がしっかりしたことで、よりガッシリと骨太なイメージになっています。掌を若干大きくしたことも地味に効いているようです。
手前、向かって左側が今回の出力サンプルです。右の従来版と明らかにボリュームが違います。実は原型に近いのは従来版の方なのですが、見た目の印象は今回の方がより原型に近くなっています。これはスケールの違い(製品は1/48で原型は1/35)からくる見た目の錯覚なのですが、この辺の塩梅がミニチュアモデルの難しいところであり、面白いところでもあります。
また細部の形状もより「プラキット」らしくなってきました。ガレージキットと違って、プラキットは基本的に内部が空洞になっています。これはプラの「引け」を防止するためなのですが、難しいことはさて置きパーツの裏がプラモっぽくなっているのは正直テンションが上がります。
関節部分のポリキャップももちろん付属します。胴体の開閉機構は正直やり過ぎな感もありますが、今回は完全再現とさせていただきました。エムアイモルデさん無理を言ってスミマセン…。
このあとは最終調整を済ませたサンプルを確認して、いよいよ金型の製作に入って行きます。次の活動報告ではいよいよテストショットを公開できるかもしれません。いや、まだ早いかな…。
引き続き「世界中でここにしかない完全オリジナルのロボットをインジェクションキットに!」プロジェクトをどうぞよろしくお願いします。