本日は渋谷班の塙康平さんにお話を聞いて見ましょう!
新潟県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科2年在学中。幼少より兄が子役で出演していたオペラのソリストたちの物真似をして歌いはじめる。歌うこと、演じることが何よりも好きで、機会があればどこまででも行く。自分が歌って周りの人が笑ってくれることが何よりも幸せ。子供と動物(特にペンギン)が大好き。垂れ目がチャームポイント。
ーーそれではまず、この舞台に関わろうと思った理由を教えてください。
「0から舞台をつくる」ということに惹かれました。普段立っている舞台は、脚本と楽曲がもともとあり、それに演出がついていくという形でした。しかし、今回の舞台では0からすべてを学生だけで作ります。さらに、脚本は役者のこれまでの人生や性格などがもとになっています。そこに大きな魅力を感じました。
ーーなるほど。自分の人生がストーリーに組み込まれるという経験はなかなかないですよね。塙さんの人生がわかる舞台、ぜひ見てみたいですね。どんなことを表現するのですか?
私は、この舞台を通して、観てくださった方が、自分自身を見つめなおすきっかけを作ることが出来ればいいなと思っています。「自分」とはわからないもので、自分が思っている「自分」と周りからみた「自分」は違っています。この芝居の稽古を通して、常に「自分」とは、どのようなものなのか考えてきました。そこで思ったのは、様々な「自分」がいますが、それをすべて認めて、向き合っていくことが大事だということです。私は、弱い自分にも向き合い、受け入れ、成長しようと今努力の真っ最中です。「自分」を知り、向き合うことの大切さを少しでもお伝えできれば嬉しいです。
ーー自分が思っている「自分」と周りからみた「自分」は違っている、なるほど。今回の舞台は、東京が舞台になっていますが、塙さんにとって思い入れのある場所はどこですか?
私の思い入れのある場所は東京藝術大学です。東京藝術大学は声楽を勉強したいと思ってから、ずっと憧れだった場所です。合格発表で自分の番号を見つけた時は、思わず叫んでしまいました。そんな経験はこれまでの人生で数えるほどしかありません。入学してから一年半がたち、自分自身が目立って変わったことといえば、体重が増えたことくらいではありますが(笑)、日々この素晴らしい環境で、良き仲間や先生方に恵まれ、勉強できることは、何よりの幸せだと感じています。
ーー最高の環境でできるのは本当に幸せなことですね。それでは最後に将来の夢を教えてください!
中学生のときからずっと変わっていないのですが、無償で発展途上国を周りながら旅する団体をつくるのが私の夢です。また、歌で人の心を癒したいと思っています。今、音楽療法というジャンルが注目されていますが、歌には本当に人の心を包み込む力があると思っています。まだまだ勉強不足で、至らぬ点ばかりですが、将来は人の心を癒し、寄り添える歌が歌えるようになりたいです。また、発展途上国の子供たちに、舞台という素晴らしい芸術を届けたいです。
素敵な夢ですね。塙さんがどんなストーリーでどんな演技をするのかがとっても楽しみです。ありがとうございました!
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