本日は、上野班の竹川理紗(たけがわりさ)さんにお話を聞いて見ましょう!
竹川理紗
1996年11月18日生まれ。恵泉女学園中学高等学校卒業、東京藝術大学音楽 学部声楽科ソプラノ専攻2年在学中。中高の合唱コンクールでの指揮者の経験から音楽教師に憧れ音大受験を決意。藝大入学後は音楽に限らず様々な 種類の芸術に触れている。藝大ミュージカルエクスプレス定期公演 『Oklahoma!』出演、東京学生演劇祭 2017 審査員部門大賞フライハイトプ ロジェクト『今夜、あなたが眠れるように』演出助手、その他大学内の演 奏会などに出演。将来は模索中。これまでに声楽を村谷祥子、福島明也に師事。
ーーそれではまず、この舞台に関わろうと思った理由を教えてください!
実は役者でありながら、私はこの団体の立ち上げに企画から関わらさせて頂きました。私が今年の四月に出演したミュージカルの演出をしてくださったのが今回の舞台の演出家でもあります大舘実佐子さんです。
↑左:竹川 右:大舘
その舞台で 実佐子さんの演出を受け始めるまで、お芝居があまり好きではありませんでした。しかし実佐子さんが発する言葉一つ一つがとても魅力的で、ここまで日本語を面白く使いこなせる人をそれまであまり知らず、流れでお芝居まで大好きになっていました。
↑舞台での写真
そんなこんなで仲良くさせて頂き、
↑ 左:大舘 右:竹川
ある時
「この舞台終わったら、何人かいい人集めて舞台やろうと思ってるんだよ ねー。私演出で。」
とおっしゃっていたのに食いついたのが、この舞台に関わろうと思ったきっかけです。
ーー企画から関わっているんですね。役者もやりながら企画もしている竹川さん。竹川さんの「この舞台にかける意気込み」を教えてください!
舞台の面白さの一つは、人間の不完全さだと思います。今の私たち学生が就職したときいずれその仕事は人工知能やロボットにより自動化されてしまうかもしれない。
しかし舞台、不完全さの塊である人間は、それらには真似できないLIVE感を生み出せます。全8公演、全て同じ舞台にはならないでしょう。
役者の表情や行動は、毎公演必ず違います。役者だけでなく、お客様もきっと同じ です。お客様がご覧になる時の発達段階や心情によって感じ取ることは100人 いれば100通りだと思います。それでも役者の使命としてお客様には何かを感じ得て劇場を後にして頂きたいです。できればお客様の今後の人生に影響を与えるような...。だからこちらは絶対妥協しない!
妥協しないことこそが、目標です。
ーーこの舞台で表現したいことはなんですか?
「仲間の大切さ」です。
昔ある人が
「今の自分たち若い世代の人間じゃ、自分のためにしか生きられない。人のために生きられない。」
と言っていたのを思 い出しました。その時の私は考え事をあまりしない性格だったので「うーん、 私結構人のために生きがちなんだけどなぁ。」と思っていましたが、今はこう思います。
人は、死ぬまで自分のためにしか生きられない。「人のために〇〇 する」とはイコール「自分が人のために〇〇したいと思った」なのではないで しょうか。それは結局自分のために生きています。自己満の世界です。でもそれでいいのだと思います。だからこそ人は一人では生きていけないのです。他者を満たしたい欲求があるから自分自身が成長できるのです。今回の舞台は、 そんな仲間の大切さがとても輝かしく描かれていると思います。
ーー大変深いお話ですね。この舞台は、「東京」がテーマだと思うのですが、竹川さんにとって、「東京の思い出の場所」はどこですか?
経堂、上野です。
母校である恵泉女学園中高、そして今通っている東京藝術大学がある場所なので選びました。この2つの場所が今の私をつくってくれています。
中高の通学路は、まっすぐな商店街で人の温かさを感じられました。今、上野の通学路は経堂とは違ってとても広々としていて、日本人だけでなく様々な国の人が集まっています。都会の中だけど、自然が多く、季節によって景色も変わります。この景色を毎日見ることができる限られた学生生活を、有意義に過ごしたいと思っています。
ーー最後に、今の将来の夢を教えてください!
明確なものはありませんが、何をするにせよ根底に「人を助けたい」という思いがあります!模索中です。人間は「今」しか生きられません。目の前の事しかできません。「今」の積み重ねが「未来」です。「今」を生きたいです。
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ありがとうございました。竹川理紗で役者紹介は終了です!次に紹介するのは、誰だ!お楽しみに!
クラウドファンディング、目標を達成し、現在、支援額が40万円を突破致しました。ありがとうございます。
皆様の応援、ご支援は、私たちへの「期待」だと思います。皆様の期待に応えられるように、メンバー一同精一杯務めてまいります!今後ともよろしくお願いします!