皆さま、こんにちは。昨日に引き続き、2人目の紹介です!
メンワイ ムロ君(新9年生)
バンドルバン県の出身です。お父さんは8歳の時に、ムロの政治グループによって人違いにより殺されてしまいました。
普通の農民であったお父さんが、焼き畑に行こうとする途中で起きた事件だったそうです。僕はまだ小さかったので、その時の事ははっきりと覚えていません。
実は、モノゴールで勉強するのは2回目です。2年生の時にお父さんに連れられてきたモノゴール。小さかったので、家が恋しかったけど友達ができて勉強も遊びも楽しかった1年間を過ごしていましたが、先ほど述べたようにお父さんがなくなって、学費と寮費が払えなくなり、村に帰ることになりました。その後、おじさんに引き取られて、おじさん家族と過ごしていました。
おじさんはとてもやさしくて、自分の子どもと同じように僕の事をかわいがってくれました。村の学校で5年生まで勉強し、おじさんが勉強を続けていいよと言ってくれ、村に中学校がなかったのでモノゴールに入れてくれることになりました。勉強がまたできる事になってとても嬉しく、モノゴールに通っていたのですが、またしても困難に直面することになりました。
優しかったおじさんの突然の病死の知らせが7年生の時に入りました。その後は親戚の焼き畑を手伝っていたのですが、どうしても勉強を諦めたくなく、家で時間を見つけては昔の教科書を読んでいました。毎晩、モノゴールでもう一回勉強したい!絶対に戻る!と、強い気持ちをもち、焼き畑に慣れてきてからは、1日で多くて500円ほどの日雇いの仕事も始め、モノゴールに戻る交通費や学費を頑張って貯めました。
当時一緒に勉強していた同級生たちはもうモノゴールを卒業していますが、友達もできました。同級生にムロは7人います。休みの日は、友達と一緒に絵を描いたり、おしゃべりをしたり、サッカーを見たりしています。数学が大好きなので、商業コースに入りました。新しい教科書をもらえて勉強を頑張る気持ちでいっぱいです。今の僕の夢は、高校に進学することです。
ぜひ皆様のあたたかいご支援をお願いいたします!