『オラクルエンジン』におけるこれまでの戦いは「堕落獣出現から15年後」のノイン王国を舞台としてきました。
今回『ドラクルオーガン』では、そこから1年が経過したところが物語の基点となります。堕落獣との戦いが16年目を迎える日、ノイン王国全土に布告が発されます。
■ドラクルの支配する領域「五龍皇国」の公表
これまでノイン王国は、どこからともなく現れる堕落獣に対し、対症療法的にドライバーを派遣していました。堕落獣の正体が何かも分からないまま、放置すれば国が亡びるという重大な戦いに身を投じてきたのです。
ノイン王国と六神教会は、共同で布告を発しました。
「堕落獣とは、破壊神ドラクルが支配する異世界[五龍皇国]がノイン侵略のために放った兵器である」
「六神教会はこれまで死の国へ通じる道を秘匿していたが、今後は五龍皇国へ反撃するために、一部ドライバーに「死の国を経由して五龍皇国へ向かう道」を開放する」
「今ここに、ノイン王国は五龍皇国との戦争状態にあることを明言し、これより五龍皇国への反撃を開始することを宣言する」
敵の正体も分からないまま戦い続けてきた日々は終わり、広大なるノインの地は神話の時代以来となる戦争状態に突入します。
●五龍皇国とは
五龍皇国(ごりゅうこうこく)は、破壊神ドラクルが支配する世界であり、ノインとは死の国を隔てた位置にあります。
かつて名を持たぬ死の神の一撃によって葬られたはずの破壊神ドラクルですが、その時に破壊されたのはドラクルの分身に過ぎず、本体は五龍皇国に存在したのです。
ドラクルは広大なるノインという世界を侵略し支配するためには、時間を含めた様々なリソースが必要であると判断し、堕落獣を送り出すまでに様々な準備をしてきました。
その一環として、他の世界の住民を「鹵獲」して自我を奪い、五龍皇国を拡大する手駒として増殖させていきました。現在、五龍皇国には6つの種族が存在しますが、彼らは全てドラクルの操り人形です。
■鹵獲種族の救出
かつて神話の時代、ドラクルがノインの地を攻めた時、ドラクルはノインの住民を操り兵士として戦わせました。その時は、ドラクルに操られた者を救う手段はなく、広大なるノインは蹂躙されるがままでした。
しかし今は、五龍皇国に鹵獲された者をドラクルの支配から解放する手段が分かっています。五龍皇国の戦力を削ぐため、そしてドラクルに操られた罪のない人々を救うため、ドライバー達の使命に「鹵獲された人々の救出」が加わりました。
鹵獲種族のひとつである[アプサラス]の涙には、ドラクルによって消去された自我を取り戻させる力があります。この方法で自我を取り戻し、五龍皇国に対するレジスタンス活動を行っている組織「落涙同盟」と協同して、ドラクルの支配圏を少しずつ取り戻していく必要があります。
『ドラクルオーガン』で追加される6個の種族クラスは、全て五龍皇国から救出された[鹵獲種族]です。
彼らはドラクルの手によって、より戦闘に適した形に作り替えられています。このことは自動取得特技によって表現されています。