芳樟の葉を摘んだ翌日。
この日は摘んだ葉の蒸留です。
「昨日よりも体力使うかも」と笑う副園長さん。
一番大きな釜の中に紐でまとめていた芳樟を入れていきます。
中にも入って葉を踏みながら目いっぱいに詰め込みます。
運んで、紐を解いて、入れて、踏んでを繰り返す。
入れ終わったら、蓋を閉めて、いざボイラー作動。
昔は、薪で炊いて蒸留していて、蒸留し終わるまで釜から離れることができなかったボイラー担当が一番大変だったとお話してくれました。
ボイラーを作動させ、芳樟に熱を加えると芳樟が下から少しずつ蒸されて水蒸気が発生。それが冷やされて蒸留水と精油となってでてきます。温度は100℃~120℃。蒸留時間は約90分。ハーブによって抽出時間は変わってくるそうです。
屋内は芳樟のいい香り。
精油は水より重いですが、香りを含む気体は空気よりも重いため、しゃがんでいると芳樟の香りが濃いこと!芳樟の香りに溺れているような感覚です。
蒸留水をちょっと舐めてみると苦かった…鼻をズドンッと香りが通って、心成しか鼻の通りがよくなったような。
蒸留水から遅れて管から顔を出した精油はさらさらしていて、綺麗な淡い黄色でした。
蒸留が終わり、蒸留水と精油をとったら、最後に待っているのが、釜から芳樟を取り出す作業です。
「これが一番体力を使う」とのこと。
蒸された芳樟を釜から取り出して、ひたすら外へと移動させます。まだ温かいのでまるでサウナのような光景。外に出された芳樟はもわもわと湯気を立ち上らせていました。
以上、芳樟蒸留体験終わり!
帰った後も数日間、蒸留場所に持ち込んでいたカメラバッグを開くたびに芳樟の香りがふわぁっと漂います。
葉を摘むところから蒸留し終わるまでの貴重な体験をした山猫メンバー。OPEN後もこの経験を胸に、山猫瓶詰研究所を通して魅力をお伝えしていきたいと思います。
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