この日はとてもお天気に恵まれて、山猫瓶詰研究所OPENに向けて駆け回る中で通過する茶畑がとても気持ちよかったです。
一番茶の時季らしく、心地のよい黄緑色が辺り一面に広がっていました。
知覧が見渡せる展望台があるということで、いざ展望台へ。
茶畑を横にぐんぐん上っていき、車を降りると「わあ!」と声を出してしまうほど。
一面の茶畑!!!!
展望台から見るとまた違う気持ちよさがありました。
知覧が地元の山猫メンバーは「小さい頃、この景色を見て何もなくて絶望した」といいます。でも、「地元に帰ると必ずここに来る」とも言っていました。
少し歩けばなんでもある世界。それも便利でいいかもしれません。
でも、簡単には言葉で言い表せないけれどこの場所を「残したい」と想わせる場所も大切にしたいなあとこの景色を見て思いました。
山猫瓶詰研究所のある金山町はかつては遊郭もあるほど栄えた街。山猫瓶詰研究所となる旧郵便局の辺りが街の中心だったといいます。そこに住む有力者たちは次第に子供をよりよいところにと外へと旅をさせ、時代の移ろいと共に過疎化が進みました。
近くの小学校が閉校してからはより若い人が少なくなり、3,4割は空き家かもしれないとかつてこの場所で暮らした方から教わりました。
少し歩けばスーパーがあるわけでもコンビニがあるわけでもない。
郵便局としての働きを終え、30年余り空き家だった郵便局の解体をしようとしていたとき、それでも「この場所を残したい」と思った代表の下園。
そういう想いを山猫瓶詰研究所でも繋いでいきたいなあと。そしてまた少しでも人が集い、笑い合える場所になったら素敵だなと思いました。