※目標金額100万円を達成し、現在、ネクストゴール200万円に挑戦中!より洗練されたプロダクトや搾油機の開発費用をまかなうことができます…!!ネクストゴールに向けて、新しいリターンもご用意しました!引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!!
ジャングルデリバリーの三田と申します。日本有数の暑い街として知られる群馬県館林市を拠点に、市内の耕作放棄地を活用したオリーブやシークワーサーの生産、IoTを活用した植木事業に取り組んでいます。
今回は、群馬県を”オリーブの名産地”にすべく、皆さんのお力をお借りしたいと思っています!
私たちは、地元に魅力的な名産品を作りたいと思い、2015年から、地域の皆さんと一緒に、館林邑楽産の酒造米を100%使った地酒「於波良岐(オハラキ)」の開発を始め、17年に完成させました。現在も栽培から収穫、醸造、製品化まで地元と協力して進めており、館林限定の日本酒(醸造:分福酒造)として親しまれています。
この活動の中で地元の農家さんと話すうち、皆さんが共通して耕作放棄地に悩んでいることに気付きました。全国に点在する耕作放棄地は、滋賀県の大きさ(約40万ヘクタール)に匹敵するとされます。館林市も例外でなく、農家さんの高齢化や後継者不足などによって、耕作放棄地がそこら中にあり、景観を壊しています。
休耕地に起きる一番の問題は、雑草が生い茂ることで野生動物が生息することです。平野部ではハクビシン、タヌキ、キツネが、山間部ではイノシシ、シカ、サル等が加わり、人家での被害が激増しています。長引く不採算から離農に歯止めがかからないことが、耕作放棄地増加の原因であり、農家さんの収益構造を変える手立てを考える必要がありました。
「耕作放棄地を活用して、誰でも手軽に育てられる作物はないだろうか」。そこで思い立ったのがオリーブでした。
館林市のように暑い街では、農業も一苦労です。プロの農家さんであれば多彩な野菜を栽培できますが、一般家庭では、ほんの少し手入れを怠るだけで干からびてしまいます。私もあまりの暑さで家庭菜園のほとんどをダメにしてしまったことがありました。
ですが、その時、オリーブの木だけが枯れていないことに気付いたのです。「オリーブなら館林でも育てられるかもしれない!」。こうして、オリーブへの果てしない挑戦が始まりました。
※1ヘクタールあたりの売り上げが100万円を下回るほど稲作は不採算の傾向にありますが、農家さんがオリーブに転作していただいた場合は、稲作の3倍強の収益構造とするべく商品戦略を練り上げました。トラクターやコンバイン等の高額農機も不要です。
国産オリーブの生産地というと香川県が有名ですが、群馬県でも生産できます。群馬県は年平均気温が15℃で日照時間も長く(年2300時間)、果樹栽培に適しているとされています。
調べてみると、前橋市や太田市など県内各地で、多くの方々が先駆者として情熱を持ってオリーブ栽培に挑戦していることが分かりました。
例えば、群馬県・前橋市に小さなオリーブ農園を構える「オリーブの小枝香房 -Ramo d'olivo-」さんは、十数年前からオリーブ栽培に携わっています。同園は、小豆島産の苗木を成木まで育てて、一つ一つ果実を手摘みで収穫し、園内のオリーブオイル搾油所で搾油しています。約40センチの苗木から始まり、今では44本の木から年間およそ200キロの実が取れるようになったそうです。
「群馬でオリーブを育てることができる!」。オリーブのポテンシャルに確信を持った私たちは、本場・香川県や神奈川県のオリーブ農家さん、搾油家らを訪ね回って“武者修行”し、オリーブ生産の極意を学びました。
そして2018年、弊社が転作の手本となるべく、館林市内の耕作放棄地を活用したオリーブ事業を本格的にスタートさせました。約2ヘクタールの耕作放棄地でオリーブを有機栽培しています。使われなくなったビニールハウスを再活用し、2万本のオリーブの苗木も生産しています。この苗木は弊社のみならず、仲間となって一緒にオリーブを栽培していただく農家さんや一般の方々にお渡しして、横展開をしていきます。
2021年12月にはイタリア製の搾油機を導入しました。地元で栽培から搾油まですべての過程をできるようにするためです。現在はまだオリーブの木が小さいため少量しか収穫できず、しばらくはスペインから輸入した冷凍オーガニックオリーブを主原料として活用します。地域のオリーブが成長してくれば、ゆくゆくは地元産の実100パーセントの有機オリーブオイルや製品を国内外に広めたいと思っています。
皆さんにオリーブの魅力が伝わるよう、さまざまな種類のリターンをご用意しました!「これだ!」と思うリターンをお選びください!
オリーブの事業化は、地元の皆さんが関わってくださっています。私たちはオリーブを活用した地域独自のエコシステムを作り、地域の持続化を目指したいと思っています。
地域の皆さん1人1人が、気軽にオリーブを栽培し、地元で搾油したオリーブオイルを味わい、育てた木々が新しい景観を作り出すー。私たちはそんな未来図を描いています。そして、オリーブを館林、ひいては群馬県の新たな観光資源にしたいと思っています。
ただ、オリーブが実をつけるには5〜6年以上かかり、莫大な初期投資費用が必要です。オリーブの魅力を皆さんに伝え、ぜひこのプロジェクトを応援してもらいたいと思っています。
◾️スケジュールについて
1月11日 クラフトオリーブオイル搾油開始
2月28日 クラウドファンディング終了
3月 1日 各種プロダクト製造手配開始
4月中旬~ 随時リターンの発送や実施
◾️目標金額と資金の使い道について
プロダクト製造費:約160万円(※ネクストゴールが達成したら、搾油機の開発費用にも使用させていただきます)
人件費:約30万円
手数料:約10万円
群馬がオリーブの生産地として羽ばたけるよう、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!
最新の活動報告
もっと見るオリーブインクついに完成!
2022/11/01 19:10クラファンリターンにてオリーブインクをリクエストされていた皆様へインクの製造日が延び延びとなっておりましたがやっと完成しました。11月7日以降に発送させていただきます。切子瓶に充填されたオリジナルのオリーブインクに香りをのせています。どうぞお楽しみください。 もっと見る
オリーブリーフティー完成
2022/06/03 07:51クラウドファンディングお茶希望の皆様へおかげさまにて遂にオリーブリーフティーの商品化ができました。このお茶の原料は手摘みの100%館林産のオリーブ葉を使用しています。完成を信じて「オリーブ茶」のリターンを希望された皆様には、オリーブオイルと一緒に本日発送いたします。緑茶タイプ50gと抹茶タイプ50gを合わせた100gとなります。オリーブの葉は、オレウロペインという高い抗酸化作用を持った成分が多く含まれており、血中コレストロールの酸化を防ぎ、血圧やコレストロール値の改善が確認されています。ノンカフェインで緑茶の2倍以上の効果があるため、茶葉の量は緑茶の半分くらいでお楽しみください。緑茶タイプはティーポットで、抹茶タイプは微量をカップに入れてお湯で溶かしていただくか、ヨーグルトやアイスにふりかけても美味しいです。リターン品内容:オリーブリーフティ緑茶50g・抹茶50g・オリーブオイル(レモンorゆず)・酒麹オリーブオイルの4品です。 もっと見る
土壌の進化
2022/04/14 17:00支援者の皆さまおかげさまにてオリーブを原材料とする各種プロダクトの開発が順調に進んでおります。オリーブの木やシークワーサーの木がある圃場は、手間を惜しまず有機JAS認証をいただき環境に配慮しています。私たちは自然栽培を学びましたので、雑草をみれば土壌がわかります。4年前に強い酸性土を表していたスギナがほぼ無くなり、今ではカラスノエンドウ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ等の中性土になりました。特にマメ科の草は根粒菌から土壌を劇的に肥沃にしてくれます。オリーブを定植してたわわに実がなるまでには6.7年を要します。収穫できるようになれば、オリーブの木は数百年も働いてくれます。経営はそれまではシンドイですが、なんとかしてオリーブの森をつくりあげます。館林は日本一暑いまちとして有名ですが、林の中は涼やかな風が吹くので体感温度は5℃低いのです。耕作放棄地の多くにオリーブが植えられて、快適で生産性の高い林がたくさん増えていきますよう私ちは一層の努力をお約束します。今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。三田英彦 もっと見る
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