こんにちは!
早速ですが、前回の続きを話していきたいと思います。
【国歌独唱の裏側(後編) 〜本番】
迎えた本番当日。
朝はフレンドマッチに出場し、昼からはチャレンジマッチの音楽を流したりと、割と忙しなく動いていたので、あまり緊張する間もなく時間が過ぎていきました。
しかし、本番20分前、国家独唱のことを考え始めるとふいに緊張が大きくなって体が震え始めました。
とりあえずどこかの部屋で声出しをしようと考え、更衣室に入りました。実行委員長の松本に声が漏れていないかを確認してもらったり、副委員長の尾崎に一度歌を聴いてもらったり、運営メンバーの長2人に助けてもらいながら練習しました。
調子はいつもより良かったのですが、声出しを終えてもやはり緊張は収まらず、放送室に戻ってもずっとブルブルしていました。
するとそんな僕を見た今大会のアナウンサー、古田さんが
「自分が1番の歌い手やと思って歌ったら大丈夫」
と声をかけてくださいました。
その言葉で自分の中で決心がついたのか、震えが収まり、「よし、やってやろう」という気持ちになりました。
そしてついに、国家独唱のアナウンスが入り、グラウンド中央のマイクに向かって歩き出しました。
マイクの前に立ち大きく深呼吸。。
前奏を聴いて、思い切って歌い始めました!
しかし…「あれ?音の反響がない…もっと音が返ってくるはずなのになぜ……、あ!やばい!マイクのスイッチを入れていない!!」
そう、僕は国家独唱でマイクのスイッチを入れ忘れるという大失態を犯したのです笑!!!!
幸い、冒頭の部分で気付けたので、すぐにマイクをオンにして、絶対ミスを取り返さねばという思いで、精一杯歌い切りました。
運営メンバーのみんなに何と言ったら良いのか分からず申し訳ない気持ちで放送室に戻りましたが、BDMアドバイザーの1人である大野さんが、「よかったよ!!」と言ってくれて、すごく気持ちが楽になりました。
そして、その後はエキスパートマッチの音楽の仕事をして、無事大会を終えることができました。
正直、最初から最後までしっかり歌い上げたかったなという思いがありますが、そのようなミスも含めて、とても貴重な経験になりました。
そして何より、このような素晴らしい企画の第一回大会で国家を歌う機会を与えてくださった藤田先生はじめ、運営メンバーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
これから、大学でもっと音楽について勉強していくので、機会があれば、リベンジさせて頂きたいです。