こんにちは、事務局長の小島です。
「ウガンダでエイズ孤児を育てるシングルマザーを応援!農業で貧困から脱却する!」で一緒に事業を行うHIV陽性シングルマザーたちの自助組織「カユンガ」。
カユンガとプラスは、2013年からともに事業を行ってきました。
今回は、その中のひとつ、「養鶏事業」での一コマをご紹介します。
このレポートは、設立メンバーとしてプラスの立ち上げに携わり、駐在員として長年ケニアとウガンダで活動し、現在もプラス副代表理事をつとめる谷澤が2014年に現地で執筆したものです。
ウガンダの現場でお母さんたちと事業を作ってきた谷澤ならではの、シングルマザーたちのチャーミングな素顔(?)も登場します。ぜひご覧ください。
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プラスホームページの現地レポートで報告してきたウガンダの養鶏事業。
大きく丸々と育った鶏たちは卵を産み始めています!
産みたて!
袋に座り込んでいる鶏は卵を温めていて、例え棒で突っつこうとも頑なに動こうとしません!
11月4日に初めて3個の卵がとれて以来、少しずつ卵を産む鶏が増えていき、これまでに1000個近い卵を産んでいます。
たくさんの卵
卵をトレイに分けていきます。
売れば立派な収入になる卵。
売り物だから遠慮しますと言ったのですが、
「私たちが育てた鶏が産んだ卵をぜひ食べてほしい!」と半ば強制的に(笑)卵をいただくことに。
カユンガのメンバーたちが大切に育てた鶏が産んだ卵、とっても貴重な食事です!
こちらで手に入る卵は、飼料のせいか黄身の色が白っぽいことが多いのですが、
カユンガで育てた鶏の卵はかなり黄色くて、何だか日本の卵みたい!
卵を産む鶏のためにスペースを作っています。
今年の前半に実施した会計&養鶏の研修の甲斐もあり、記録も頑張ってつけています。
研修まではミスの多かった帳簿も今回はほとんどミスがなく、メンバーの理解が深まったことが確認できました。
帳簿の点検中。
これからしばらくの間は鶏卵を販売することで、定期的な収入が見込めそうです。
養鶏で着実に収益をあげて、さらに多くの子どもたちを支援したいというメンバーたち。
卵を手に嬉しそうなメンバーたち
主要なエサの材料費の値上がりなどに頭を悩ませつつも、懸念事項の一つになっていた泥棒の対策もとれており、水タンクを購入したおかげで水の心配もないそう。
メンバーの顔も自信に溢れ、これからがますます楽しみな事業です!
天井の梁まで飛んでしまう身軽な鶏も。
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いかがでしたでしょうか?
プロジェクトをともに進めるカユンガのお母さんたちのこれまでの活動の様子が少しでもお伝えできましたら嬉しいです。
この養鶏事業では、50人の子どもたちの教育費に加え、10人のHIV陽性シングルマザーに対して、食料を月2回程度支給したり、ARV(抗HIV薬)を取りに行くための交通費など支援を届けてきました。
次回のレポートでは、お母さんたちが自分たちの力で事業を動かしていくための、「マーケティング研修」での様子をお伝えします。
ご期待ください!