こんにちは、事務局長の小島です。
プラスが大事にする活動のあり方は、「与える支援ではなく、つくる支援」。
事業に参加する現地の方たちが「すでに持っている力」を伸ばし、事業が終わっても、現地の方たちだけで活動を継続していくことが重要だと考えています。
昨日のレポートで、カユンガのシングルマザーたちが育てたニワトリが卵を産みはじめたニュースでした。
>>卵、うみはじめました。
今日のレポートでは、シングルマザーたちがマーケティング研修を受けて、養鶏事業で収益を上げるために、あるタイミングで販売することを計画します。その戦略とは・・?
ひきつづき、プラス副代表理事の谷澤のレポートでお届けします!
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昨年末から数回にわたって報告しているウガンダの養鶏事業。
鶏の飼育自体はとってもうまくいっていますが、養鶏事業の本来の目的は、エイズ孤児たちの継続的な支援のために収益を上げることです。
大きく育て~!
カユンガのメンバーがちょっと苦手としていること、それはより多くの収益を上げるためのマーケティングスキル。
例えば、キリスト教徒の多いウガンダでは4月のイースターと12月のクリスマスが大型連休。普段節約生活をしていても、この時ばかりは大盤振る舞いの人が続出します。このタイミングを逃してしまうなんてもったいない!
ということで、今回の訪問では、事業をより効率的に軌道にのせるためのマーケティング入門研修をおこないました。
帳簿のミスを修正中。みんな計算が苦手です(^^;)
頭を抱えてしまうメンバーも。
理論的なところになると寝る人が続出してしまうため(笑)、団体の強みや弱みなどを洗い出すSWOT分析では、グループに分かれて作業をおこなったりしました。
グループワーク中。民族語(ルソガ)の使用OKです!
差し棒を持つとみんな途端に元気になるので写真がブレて仕方がありません!
昨年6月の養鶏開始で支援した250羽のヒナに加え、今年の始めにさらに250羽のヒナを追加支援しました。
イースターの販売に間に合うように飼育するのはもちろんのこと、今回の研修で学んだことを活かして、ただ「売る」のではなく、収益が出せる販売方法を開拓していってほしいなぁと思います。
生後約2週間のヒナ。水だって自分で飲めます!
縁の下の力持ち、みんなの料理を作ってくれたメンバーは朝一番乗りでした!感謝!!
余談ですが、今回はメンバーの一人から、ペーパービーズでできたポーチとブレスレットのプレゼントをいただきました!世界に一つしかない贈り物、その気持ちがとっても嬉しいですね☆
製作者のメンバーと。
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いかがでしたでしょうか?
ただ鶏を提供するのではなくい、会計スキルやマーケティング分析などを事業に組み込むことで、お母さんたち自身の能力を強化することにもつながります。
今回プラスが挑戦しているクラウドファンディング「ウガンダでエイズ孤児を育てるシングルマザーを応援!農業で貧困から脱却する!」でも、農業スキルの研修、マーケティング研修、貯蓄研修など、お母さんたちの自立につながるプログラムを予定しています。
貧困下であっても、さまざまな「機会」があることで、その人が持っている能力は発揮されることができると私たちは考えています。
クラウドファンディング終了まであと2週間ちょっと。
どうか、その「機会」に皆様の力を貸してください。
小島