こんにちは。NPO法人コンフロントワールドです。
私たちは現在、『ペルー刑務所発ファッションPietà(ピエタ)を地球の裏側のあなたに届けたい!』と題し、クラウドファンディングを実施しております。
3回にわたって、ペルー刑務所発ファッションPietà(ピエタ)の創設者兼現社長でフランス人起業家Thomasのインタビュー記事を投稿します(今回は2回目)。
どんな経緯で、どんな想いでPietàをやられているのかなど、ぜひお楽しみ下さい。
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1. 何人の囚人がPietàで働いているのか?
ーホームページには96人の囚人が働いていると書かれていましたが…。
Thomasー
96人ではないよ、今は50人から60人かな。ホームページに書かれているのは、これまでに活動した囚人の合計人数。でも、活動を始めた一番初めの頃から考えると、200人以上の囚人たちと一緒に働いてきたと思うよ。そして、多くの人が刑務所から社会に戻ったり、別の刑務所に移動したりしたんだ。
2. どんな人が働いているのか?
ーPietàで働いている囚人の方は、どのように選ばれた方なのでしょうか。希望者なのか、元々知識を持った人を採用しているのでしょうか。
Thomasー
Pietàで働いている人の全員が希望者で、働きたいという意思を持った人たちだよ。
ー働いている方々に元々知識はあったのでしょうか?
Thomasー
全ての刑務所内の全ての工房で、働きたいという意思を持った囚人の方々を歓迎しているし、受け入れている。だけど、現実的な部分を言うと、その人が元々持っている能力によって、受け入れる人数を少しだけ制限している。
僕たちは企業だから、利益を生み出す必要があり、希望者全員を雇用して給料を払うことはできないんだ。だから、実際のところ、Pietàで働く約半分の囚人の方々がミシンやプリント、裁縫等の経験をしたことがある方になっている。
でも、その方々の経験も最低限のものだよ。多くの方々がそのような状態で働き始めるから、どのように仕事をしたらいいか分からない人がほとんどなんだ。
僕は囚人がどの役割、場面でもっと成長できるかやかどんな能力を伸ばせるか、彼らが何をするのが得意なのかを観察することができているし、それらを考慮して仕事を割り振っているよ。最初はすでに働いている職人のお手伝いとして働き始め、少しずつ成長していくんだ。
3. 刑務所を出た後、どうなるのか?
ーPietàで働いていた囚人の方が刑務所を出た後はどのような仕事をされるのでしょうか。
(質問の意図が微妙に異なって受けとられて、出所したあともPietàで働く人のことについて話している)
Thomasー
出所した後も、働き続ける人?
Pietàを始めた当初から、働いてくれていたKarinaという女性は刑務所を出た後、Santa MónicaのChorrillosというところで働き始めたよ。3、4年前に出所し、その時から僕と一緒に働いてくれていた。
もう一人、紹介してもいいかな。Jordanoという男性。後ろの写真に写っている彼だよ。彼は、刑務所を約1年半前に出所したあと、Pietàのお店の店員として1年間働いてくれたんだ。
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明日も続編を投稿予定ですのでお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。