こんにちは。NPO法人コンフロントワールドです。
私たちは現在、『ペルー刑務所発ファッションPietà(ピエタ)を地球の裏側のあなたに届けたい!』と題し、クラウドファンディングを実施しております。
ペルー刑務所発ファッションPietà(ピエタ)の創設者兼現社長でフランス人起業家Thomasのインタビュー記事も本日が最後になります。
ぜひお楽しみ下さい。
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1. 給料の使い道
―Pietà(ピエタ)で働いている囚人の方々は、得た給料をどのように使っているのか。
Thomasー
ペルーでは若いうちから子どもを持つ家庭がたくさんある。そして、多くの場合、男性が家族の柱として働き、女性は家で子どもの世話をする風潮があるんだ。そのため、その家族の柱である父親が刑務所に入ってしまうと、その家庭は収入を得ることができなくなってしまう。
そして、家族の食事、家賃、子どもの学校等の費用は残された家族にとって大きな負担になっているんだ。家族を持つ男性の多くは刑務所に入ってしまったことで家族に負担をかけてしまったことを悔いながらも、父親としてのプライドをしっかりと持って給料を家族に送っているよ。家族に送る以外だと、彼らの好きなように使っているかな。
刑務所内はとても厳しい環境なんだ。手にした給料を使って、食べ物やベッドを買ったりしているよ。刑務所内は最低限の食べ物しか手に入らないし、刑務所内はとてもよい環境とは言えないね。
(補足:ペルーの刑務所では、囚人が家族と面会する際、囚人が食べ物や衣類等を受け取ることが容易に可能とのこと)
2. Pietà(ピエタ)で働くモチベーション
―トマスさんにとって、働くモチベーションはなんですか。一番、満足感を感じるときはどんなときですか。
Thomasー
0の状態からプロジェクトを始め、企業になって、こうやって成長できていることが本当に嬉しいし、これまであったものとは一味違ったオリジナルの商品を作れていることにとても満足しているよ。
それに加え、私自身が数多くの囚人の方たちと関われていることも非常にモチベーションになっているね。
様々な囚人の方がいるんだよ、大学まで通って高い教育水準の方もいれば、識字能力が低い方もたくさんいる。このようにいろんなバックグラウンドを持った方々と知り合い、一緒に働くことは非常に楽しいし、大きなモチベーションになっているね。
3. 日本に一言
―日本の方々に何かメッセージがあれば、お願いします。
Thomasー
日本に対しては、特に言うことはないね(笑)
ファッション産業も発展しているし、日本の商品はとても繊細で丁寧。実際、日本で作られた商品と比べると私たちが作るものは少し劣っていると思う。かくいう僕も日本の大ファンだよ!
比較的小さい国でありながら、よい商品をたくさん生み出していて、ファッション全体のレベルや可能性を引き上げてくれている、感謝だね。
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いかがでしたか?
創業者や囚人たちについて少しでも知って頂き、Pietàを身近に感じてもらえたのであれば嬉しい限りです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。