みなさん、こんばんは。
なかなか活動報告が書けませんでした。
それは単純に『忙しかった』という理由だけではありません。
私たちは今季、初めてハウス栽培にチャレンジしました。
自己資金をかなりかけて、今までにない栽培方法(1苗1果の川辺メロン)に挑戦。
「ハウス栽培は病気や害虫が入った時が大変だよ」と聞いてはいたものの
こんなに大変だったとは思いもしませんでした。
アブラムシが最初の列に入ってから、あっという間に広がり…
現状、ハウスのメロンは全滅状態です。
アブラムシによって葉の養分を吸い取られたメロンは
葉がカラカラになり、見ていて可哀想でした。
半分ぐらいは潔く引き抜きましたが…でも、『もしかしたら…』って希望も捨てきれずに少し残していました。
しかし、昨日私たちに無農薬栽培を教えてくださる師匠が
「もう、これはダメだ。全て引き抜いて、今からもう一度植えんか?」とアドバイスしてくれました。
『やっぱりね…』と思う反面、ものすごく悲しくて
ここまでの過程とか、想いとか色々考えるとなんとも言えなくなりました。
今日、ハウスの4列分(全8列)抜きました。
出てくるものはため息ばかりで
全然上手くいかなくて
今までの苦労や努力が何だったんだろう…って思えて。
でも『作物を育てるって簡単じゃないんだ』って改めて気づきました。
引き抜いたメロンを食べてみると…メロンでした。
ちょっと甘い、瓜に近い感じ。
「せっかくここまで育てたんだから、摘果メロンとしてお店で使わせてください」と
私たちのスポンサーにもなってくださったTANOKAMI STAITONのスタッフさんからお声かけいただき、今、私たちの引き抜いたメロンが前菜として提供されています。
「摘果メロンの前菜、美味しかったよ」とたくさんのお客様から教えていただき、
ちょっと救われました。
私たち以上に悲しいのは、メロンだから。
ちゃんと育って誰かの口に入るはずだったから。
そう思うと、形は違うけれど救われました。
タノカミのみなさん、本当にありがとうございます。
そこで、みなさんにお詫びとご報告です。
私たちは返礼品としてハウスでチャレンジ栽培した1苗1果の川辺メロンをお届けする予定でした。
しかし思うようなメロンができていない今、ハウス栽培のメロンはお届けすることができません。
従来の作り方で作っている露地栽培(1苗4果どり)の川辺メロンをお届けすることに変更させてください。少々小ぶりなメロンになってしまいますが、それでも露地栽培のメロンはいつになく上出来です。
最後の最後で水分量が多くなるとメロンが割れてしまうので…梅雨入りが遅くなってくれることを願うばかりですが、今季の露地メロンは今までで一番良い出来です。
ハウス栽培も露地栽培も心を込めて作ったものには変わりなく愛情たっぷりです。
早くみなさんに「川辺メロン」を届けたいです。
*まだ、リベンジメロンを作ろう!というモチベーションにはなっていないです(涙)
最後までお読みいただきありがとうございます。