前回は、デバイス(ハード)の開発にフォーカスを当ててご紹介致しました。
ご存じの通り、着パフは、『スマホから匂いを送る4Dコミュニケーション』ツール。

着パフデバイスを利用する為には、もちろんアプリ(ソフト)も必要なのです。

この、"アプリ開発"に一躍かった一人の男性の話を紹介致します。

彼の名前は、山梨。

社内では情報セキュリティ部門の長であり、社員番号2番という古株社員です。
世界で最も尊敬する人は、坂本龍一さん、2番目は丹下大という、着パフファウンダーの丹下を公私共に尊敬し憧れてやまない彼。

ある日、ふと丹下に呼ばれた山梨は、そのまま二人で打ち合わせ室へ。

(ドキドキ・・・)
少し、緊張気味に状況を伺う山梨に、丹下は口を開きました。

「あのね、これ。着パフっていうんだけど、見て!オモシロイでしょ!!コレのアプリ作れる?」

「…?!」

「携帯っていったらiphoneだよね。俺も最近買い換えたんだ。だからさ、iphoneアプリとしてこれ作ってよ。」

「でも、確か、iphoneアプリってmacが無いと作れないですよね?」
当時、山梨はWindowsユーザーで、macは一度も使った事がありませんでした。

「うん。それ分かってる。だから、もう買って来た。はい。」

差し出されたmacを前に山梨はただ、言葉を失いました。
丹下がよく口にする言葉に、「ビジネスはスピード勝負」というものがあります。「これだ!」と思ったら、迷う時間はありません。貴方が二の足を踏んでいる間に、どこかの誰かが一足早く製品化してしまうかもしれないのです。

「一か月で作ってみてよ。でも、これは、秘密プロジェクトだから、会社の人に知られちゃいけないから。モノが出来てから、皆にサプライズで披露したいから。いい?」

「・・・。(まっ。まじで?!)」

その日から、山梨の極秘ミッションは始まりました。
朝、5時に出社し、他社員の出社前に、こっそりとアプリについて調査を始めました。

調べて一週間くらい経った時、アプリを作る為には、デバイスが必要で、それにはまずmfiというアップルの承認を得る必要がある事が分かり、よくよく、調べてみるとmfiプログラムはアップルの機械の内部情報を知ることになる為、インターネット等には、全く情報のないものである事が明らかになりました。
申請の仕方さえシークレットなのでした。

「がーーーん。(まっ。まじで?!)」

でも、そこをクリアしない事には、進まない。
死にもの狂いで申請を出すところまでこぎつけ、先方の担当者と数えきれないほどのやり取りを繰り返しました。リジェクトされた回数も、1回や2回ではありませんでした。

そして、調査を始めてから3ヵ月後、やっとの思いで、何とかmfiを取得!!
まず第一歩前進!!

そして、CAMPFIRE本文でも紹介されている、メカ、アプリ開発の精鋭が集結!
そこから、3か月程、指示書通りに作っているハズなのに、期待するような動作が起こらないという四苦八苦が繰り替えされる事になります。

そして、2012年1月11日。メンバ全員の中に、あきらめムードが漂い始めた頃でした。
やっと!!!「信号を送ってデバイスを動作させる。」という基礎技術が確立しました。


それは、山梨のミッションがコンプリートした事を示し、この瞬間の彼の達成感を味わい、安堵感に包まれた瞬間でした。

そして彼はまた、次のミッションを待つのでした。


==完==
『着臭』考案者(あまり嬉しい響きではありませんね…笑;)の彼女は、こう言います。

「丹下さんの、ビジネスを創り上げる力と、達成力にはただただ驚かされました。表に見せる顔は、笑顔だけ。笑。
あとは、磨けば輝るかもしれない原石をかぎ分ける嗅覚。丹下さん以外に着パフの創業者は考えられませんでしたね。笑
とにかく、臭そうな名前の着臭を嗅ぎつけてくれて、ここまで注目される製品とサービスに育てて頂いている事を、本当にありがたく、嬉しく思っています。」

第一号器は、限られた社内リソースで、何とか形になりました。
市販のスプレー式芳香剤の缶をセットして、スイッチオン。

「シュッッッッ!!!!!」

攻撃的な勢いで噴霧する消臭成分と、それに伴う噴霧音は、小さなお子さんなら泣いてしまうんじゃないかというほどの、破壊力がありました。
勢い、音はさる事ながら、まず課題はその大きさ。
ゆうに、ダンベル程のサイズがありました。

…こんなサイズじゃ持ち歩けない。まさか、携帯に取り付けるなんて、無理!ムリ!むり!


そこから、丹下のもんもんとした日々が始まりました。

とにかく、小さくしないと話にならない。今のままじゃ、かばんにも入らない。
どうする。
やはり、専門家の知恵と技術が必要だ。

・・・・・。

ロボットだ!!

ロボットを創る事が出来る人なら、小さくするくらい朝飯前のはず!
という事で、丹下はロボット雑誌を読み漁りました。
そんな中、目に付いた一人の開発者。

浅草ギ研 代表取締役 石井孝佳 氏
二足歩行ロボットを 1 人で作れるエンジニア。


ビビっと来た!この人だ!
丹下は、すぐに連絡を取り、早速会って実機を見て頂く約束を取り付けました。
そして、そのままプロジェクトメンバーに。


その後も、数名の専門家メンバにご参画頂き、いよいよ本格始動。
試行錯誤を繰り返し、幾度かの試作品を経て、やっとできた!
納得のいく形とサイズの着パフ。

ヨシ!これで、皆さんに紹介出来る!!


…そして今。
世界中、いろいろな場所で多くの人の手に取って頂き、集めたフィードバックをもとに、今年の夏に向けて、さらに進化したバージョンを現在制作中です。

自信作です!

皆さん。
お楽しみに♪


===続く===
【前編】

着パフヒストリー
~始まりはささいなヒトコトでした~

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今では、お陰様でこうしてCAMPFIREさんでも多くのご支援を頂き、メディアにも取り上げられ始め、国内外からの問合せも入るまでに成長した「着パフ」。
やっと最近、スタート地点に立てた気がしています。

日々頂戴しているサポートへの感謝と、これからの大きな成長を目指して羽ばたき始めた着パフの今までを、是非皆さまと共有させて頂きたいという想いから、今回、これまでの着パフの誕生秘話、歩みを初めて公開させて頂く事になりました。
(本当は、そんなに大げさな話ではありません。笑;)

着パフの誕生は、CAMPFIRE記事内でも少し触れましたが、2011年にある女性が丹下へ話した一言でした。

「携帯に香りを使ったサービスが出来ると面白いね」

彼女は、朝、起床するのが苦手で、どうすれば気持ちよく起きられるかずっと考えていました。

まず、"あの優しさの感じられない、無機質でけたたましい目覚まし音がダメなんだ"と思い、好きな歌をダウンロードし、それを目覚まし音に設定しました。

結果は…。あまり劇的な効果は得られませんでした。激しい音楽は、目覚ましの音と同じに聞こえ、結局は不快音になってしまいます。
あんなに、毎日聴いていたお気に入りの歌でさえ、聴くたび、"目覚め"を連想させられる為、どんどん聴かなくなりました。

では、静かな音楽は?…ご想像のとおり、全く起きるコトが出来ません。
これ以上、好きな音楽で目覚めようとするのは止めよう。
好きなのに嫌いになってしまう。

そこで、思いついたのが、、自分の好きな匂いで起きられたらどうだろう"という事でした。幼いころ、3時のおやつに作ってくれた母のクッキーの焼ける匂いで、昼寝から目覚めた時の、あのうれしくて、ワクワクする感覚。
もともと、"香水"好きだった事もあり、"匂い"というものへの興味が加速していった結果、『着臭-チャクシュウ-』というものに行きつきました。

『着臭』そうです。これが、のちの着パフの原型となる始まりでした。

「電話の着信も匂いで知らせてほしい」それが『着臭』の語源です。いつか、そうやって携帯から匂いが出るようになる時代が来るんだろうなぁ。万が一、それに携われたらこんなに幸せな事はないなぁと。
すごく漠然な想いを胸に、日々が過ぎていき、ある日何気ない会話の一つとして、彼女は丹下に伝えました。

「携帯に香りを使ったサービスが出来ると面白いね」


丹下の第一声は「…。ネーミング。なんか臭そうじゃん!笑笑笑」でした。

…確かに(汗


それから数か月。
彼女の目の前には、大きな『着パフ』の試作器が。

「・・・・え?!」

そして、丹下の満面の笑み。

「試作機作ったよ」


===続く===
2月28日。
江東区青海のテレコムセンタービル東棟14階に新しくできた、モノづくりの為のコワーキングオフィスMONOのグランドオープニングパーティにて、なんと、着パフのFounder丹下が、ゲストスピーカーとして、特別セッション「日本のモノづくりと世界進出について」に、参加させて頂きました。

爆弾的発言もあり、スタッフはドキドキしておりましたが、一緒に登壇されたaba 宇井吉美さんと、とても刺激的で有意義なお時間を過ごさせて頂きました。
改めて、ITともの作りの交差点に大きなイノベーションを感じた一夜でした。


“とっても楽しみな時代。日本発の大成功するMakersを目指します!”(丹下)

2月23日、24日の二日間、第一回着パフアプリ開発ハッカソンを開催しました!
開発者、デザイナー、ビジネス企画のプランナー、学生さんなど
多才な方々が集合!
また、23日には、面白法人カヤックの代表取締役社長 柳澤さんと、SHIFT代表丹
下とのトークセッションも!Ustream、ニコ動でも配信したので、とても多くの
反響を頂きました!!

参加者の中には、広島からわざわざいらしていただいてた強者2名も!
ルールは簡単。「おしゃれでカッコイイアプリは禁止!」「RedBull飲み放
題!」でした(笑
※当日の、光景はChatPerfのFaceBookでご覧いただけます♪
 http://www.facebook.com/chatperf

着パフは、ハードのデバイスだけでは成立しません。デバイスと、そのデバイス
を活かすアプリがあってはじめて世界初のサービスが完成します!我々は、洗練
されたデザインと機能を持ち、とことんコスト削減を考えた低価格のハードデバ
イスの提供を追求しています。
アプリ(ソフト)については、全ての方に着パフアプリのSDKを公開します。アプ
リ開発者が開発したアプリと、我々が作り上げたデバイスを一つにし、国内へは
もちろん、海外へも日本初の技術と文化とし自信を持って勝負に出たいと思います。

日本のアプリ開発者、プログラマーの皆さま、ビジネスデベロッパー、プラン
ナー、"匂い"の専門家の皆さま、そして着パフに興味を頂いてくれた皆さま、私
たちと一緒に"日本の品質とモノづくり"を世界へ発信しましょう!!!