支援してくださった方、そして支援はしなくても興味を持ってこの文章をたまたま読んでくださっている方へ、お礼を申し上げます。
僭越ながら今回の活動報告では、筆者が活動にかける思いを話させていただきます。
「カンボジアのボランティア」
上記の言葉を目にしてどんな感想を皆さんはお持ちでしょうか?
「偉いなー」「すごい!」「頑張れ!!」
そんな温かい心を持ってくださった方、ありがとうございます。
一方で、
「あーそのパターンね」「あの学校を建てまくって問題になってたやつ?」
といった感想を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
正直、筆者がこの団体CHADに入る前は後者の側でした。しかし、あるときふと思ったんです。
「このままじゃ、カンボジアに完全に目を向けなくなってしまう」
カンボジアの現状をまずは知る必要がある。そんな思いから入会しました。
カンボジアは他のいわゆる発展途上国と比べても、それほど差し迫って衛生問題や紛争問題を理由に命を落とす方がたくさんいるわけではありません。その人口ピラミッド(人口分布を年齢別にグラフ化したもの)に注目すると、ピラミッド・つりがねの形に似ています。これは人口の増減が安定していることを意味しているようです。そして若年層が多く、さらなる経済成長が見込めるとも読み取れます。
そこから私は、「子どもたちが夢を持って大人になること」に意味を見出しています。
図書館を建設し蔵書を据え置き、本から知識を得て、夢を持つ。そして、モチベーションを持って働き、もしかしたら新しい事業を始めるかもしれない。理想ではありますが、夢がある話ではないでしょうか。
あわよくばこのプロジェクトが私たちを成長させてくれることも願っています。一方的に支援をするのでなく、私たちも活動から経験を享受したいなと考えております。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。過去の筆者と同じような思いを抱いている方が、何か考える機会を持っていただいていたとしたら幸いです。