注文に時間がかかるカフェ サポーターの皆様皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。「注文に時間がかかるカフェ」は、昨日3月20日(日)ついにオープンし、沢山のお客様をお迎えすることができました!今回の「注文に時間がかかるカフェ」は東京都世田谷区の会場にて、14:00-16:00の2時間の営業を行いました。コロナ対策のため、お客様・スタッフともにマスク着用の徹底、入店時の手指消毒、検温を行い、店内も換気、客席全面封鎖を行い、万全の体制での開催となり、事前予約をいただいた30名のお客様にご来店いただきました。「注文に時間がかかるカフェ」の様子まず、店内に入ると受付スタッフがお出迎え。お客様1人1人に、吃音者への一般的な対応方法を説明しました。当事者ではない人にとって、当事者のニーズはなかなか想像しにくいもの...「注文に時間がかかるカフェ」では、事前に当事者のニーズを伝えることで、お客様と円滑にコミュニケーションを取れるように工夫しました!受付で説明と検温等が完了したら、次はいよいよ注文です。注文カウンターでは、事前に注文役を立候補したスタッフが笑顔でお出迎え!スタッフが1から企画したオリジナルドリンクのほかにも、お子様も楽しめるジュース、定番のドリンクなども取り揃えました。「注文に時間がかかるカフェ」では固有名詞が言いにくいスタッフに配慮し、あえてマニュアルのセリフを決めず、その場その場で言いやすい言葉で接客しました!お客様の注文が入ると、注文カウンターの後ろのキッチンは大忙し!次々に入る注文ドリンクを丁寧に作っていきます。「ご注文のドリンク、お待たせしました!」(写真右:スタッフSくん企画「吃音がひとつの個性として受け入れられることを願って。カラーコーヒー」 写真右:スタッフTさん企画「吃音者が日常で感じる緊張をイメージ。抹茶のほうじ茶ラテ」)お客様から沢山の応援メッセージもいただきました!「頑張れば夢は叶うと思います。僕もがんばります!」「きつ音の人は、ぼくだけではないのだなと思いました。」「さまざまなことにチャレンジする姿勢がすてきです!がんばって下さい!」閉店後、スタッフたちは沢山の応援メッセージに大喜びでした。注文に時間がかかるカフェが終わって「ほんの少しの理解と勇気があれば、私たちは何だってできる。」今回のカフェを通じて、奥村はそう感じました。吃音への理解が広まり、吃音が出ても大丈夫だと思える環境が多くなれば、きっと私たちは自分の夢に向かって、さらに自信をもって進むことができるでしょう。カフェが終わって、スタッフの1人から嬉しいお便りが届きました。「吃音を理由に諦めていたことが沢山あった...」「楽しんで接客する夢を叶えてくれてありがとうございました。」接客業の夢をもつ吃音の若者たちは、今回の経験を経て自分の殻を破り、新しい1歩を踏み出したようです。会場を後にする彼らの少し誇らしげな、きらきらした眼差しを見て、奥村はそう感じました。サポーターの皆様は今回、4人の若者の夢を叶えていただきました。皆様のあたたかいご支援が彼らの人生の大きな糧になると、私は信じております。この度は、「注文に時間がかかるカフェ」にご支援をいただき、誠にありがとうございました。注文に時間がかかるカフェ発起人 奥村安莉沙2022/3/21