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遅くなってしまいましたが、
2月20日は
柳川ほりわり清掃の日でした。
年に一度、堀割の底をお日様にあてて、干乾と、清掃を行います。
わたしたちにとっては、1年に一度の大きな掘割への感謝を表す日です。
商店会も、もちろん!参加しました。
市内全体が一斉に、堀割沿いの道と、堀割の中を掃除します。
ここでもやはり法被が揃わず寂しいですが、皆様のご支援をいただきながら、活動を深めて行きます!
柳川駅から徒歩5分くらいのところ。
柳川のシンボルのような和洋折衷の建築物の隣にひっそりとある水門。
このは、二ツ川と堀割を分ける水門です。
柳川城周辺の掘割への水の入口はここがメインとなります。
この水門を分厚い板で堰き止め、川からの水を止めます。
そして沖端商店会のある最下流の水門から、堀割の水をどんどん海に流していきます。
そうして少し時間をかけて自然に少なくなった頃、
この一斉清掃が行われます。
柳川の風物詩。
柳川の歴史を見ても、柳川というまちには、堀割がいつの時代も寄り添ってくれました。
時代の移り変わりはありますが、いつの時も近くにあって、常にその役割はひとつではありません。
最近の豪雨の中でも、柳川で大きな被害がないのは、
この堀割がダムの役目をし、市役所の水路課とまちの水門の守りさんが協力して雨の具合、干潮満潮を鑑みながらしっかりとコントロールしてくれているから。
それを支えるのも、この清掃であったり。。
どの活動も無くてはならず、お互いに効果を高め合っています。全てがつながっている、堀割と住民とのやりとり。
なんでもないことですが、こういうことが柳川の歴史で、今後にも続いていく物語のようです。
宮崎駿さん、高畑勲さんが撮られた『柳川堀割物語』でも、人々と掘割のやり取りが深く、慎重に描かれていますね。
今はまだ難しいですが、いつかまた、気持ちよく泳げる掘割にしたいです。
そしてそのほとりでは、新しい法被を着たわたしたちが、まちのあれやこれやをしている姿をお見せしたいと思います!
それではまた、、!