おはようございます。寒い日がまだまだ続いていますが、みなさまいかがお過ごしですか?少し前の事になってしまいますが、わたしたちの挑戦のスタートの次の日に、毎年恒例のさげもん祭りが始まりました。ご支援いただいている方々の中にはご存知の方も多いと思いますが、女の子の健康と幸せを願ってお祝いされる雛祭りの、雛壇の周りを賑やかに艶やかに飾る、下げものかざり、通称”さげもん”。7つのモチーフがついた紐を、7本、輪っかの周りに吊り下げ、中心には大きな鞠を2つ。というのがスタンダードで大切にされてきたスタイルです。さげもんができた時代は、50歳以下で亡くなる方も多い時代。7×7に、真ん中の2つを足して、51個のモチーフ。そうです!50歳を超えて、長生きできますようにの願いが込められています。柳川では、普通のお宅を訪問して、各家に伝わる雛飾りを見せてもらえるさげもん巡りという行事があります。代々受け継がれてきた大切な雛飾りは、訪れる方々の目を楽しませてくれます。普通のお宅を訪問するので、その道中も、普段の観光地ばかりでなく、新しい柳川の風景を発見できたり。そんな、本来のさげもん祭りは現在、コロナの拡大を受けて、訪問できるイベントは見送っている状況です。これは寂しい。ということで、2年前から商店会のある沖端で、さげもんを見てもらえる機会をつくる取り組みと工夫をしてきました。さげもんは、お家に女の子が生まれると、おばあちゃんが手作りしたり、親戚からお祝いでプレゼントされたりするものなのですが、市販の物は、もちろん大量生産されるものではなく、地元のお母さんたちが手作りでこさえています。さげもん巡りがなくなると、そのお母さんたちの仕事も少なく、そして何より皆さんに見てもらえる機会が減ることは、お母さんたちのモチベーションも下げることになってしまいました。一緒に何かしたい。という想いで、商店会では、かつての海への玄関口、元沖端漁港で、さげもんをたくさん飾ることにしました。アイデアは膨らみ、男の子の節句のように、女の子の節句でも幟旗を掲げよう!と、大きな幟旗を作りました。こちらのモデルは、やはり立花家、かつての女城主 誾千代姫です。大きくはためく幟旗は、この季節のシンボルになりつつあります。柳川にも古いお祭りがありますが、その由来は意外と人らしく、なんでもない地域の人たちの繋がり、盛り上がりがきっかけなものだったりします。今回のこの御節句の幟旗も、地域のお祭り文化に定着していくのかな、そうしたら、私たちがお祭りの源になるのか…と思う出来事です。良かったらぜひ、見にいらしてください。※プロジェクトの進捗状況について※ただ今、デザイン打ち合わせを継続中です。手ぬぐいのデザインが決まり、キーホルダーのデザイン打ち合わせに入るところです。それから、、いちばん大事な法被!も、大事に打ち合わせ中です。楽しみにしていてください。