2022/04/04 11:00

こんにちは。

『WILD Echeveria』出版プロジェクト事務局の菊池です。


このプロジェクトの色々な事に、羽兼直行のアシスタントとして携わらせて頂いています。


エケベリアファンの皆様には、このプロジェクトに多大なるご協力を賜り、本の出版が叶いました事、心よりお礼申し上げます。



今日は本制作の進捗状況について報告させて頂きます。


羽兼の原稿通りある程度の写真が揃いましたので、現在デザイナーの制作に入りました。

当初完成を予定していたのは4月中旬で御座いましたが、先日デザイナーの制作に入ったばかりで予定よりも完成が先になってしまいます。


エケベリアの原種という、専門的な本の制作は表記にもルールがあり、植物の学術的な知識を持ち合わせていないと紙面にデザインするのも難しい作業だということが、デザイナーに渡して一層分かりました。

デザイナーとは一種ずつ細かい打ち合わせをしながら制作している最中です。


ご支援くださった皆様、楽しみに『WILD Echeveria』の完成をお待ち頂いている皆様がお手にしてくださった時に喜んで頂け、長くお役に立てる本となる様、見やすく調べやすいデザインを心掛けて作っています。

一種ずつが予想よりも遥かに時間が掛かる作業となり、お知らせさせて頂いた納期を過ぎてしまう事となり、更にお待たせして大変申し訳ございません。


最大限、チーム一丸となって制作スピードを上げて参りますので、リターンの履行が延期してしまう事を、大変恐縮ですがご容赦頂きます様お願い申し上げます。


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『WILD Echeveria』制作、本の仕様について。



原産地国の方々にご協力頂き、なるべく原産地で自生している写真を集めております。


私が日本語のみしか喋れないので、翻訳機を使いながら伝わるか分からない文章でコンタクトを取り、はじめは全然写真を見つけられないし、お返事も貰えない事が続いて頭を抱える日々でした。


だんだんと要領を得て、一人二人とコンタクトが取れる様になり、

「この本に協力出来て嬉しい。良い本が出来上がる事を祈ってるよ」

と、原産地の方々からのお言葉が大変有り難く、励みになりました。


また、この本の写真集めに際して奇跡の様な事も起こり、原稿には「原産地では絶滅したとされている」と書かれている種がひっそりと生きていて、その写真を撮った方とのご縁が奇跡的にありました!


その方には快く写真の提供をいただき、その種を見つけた時の状況をインタビューしていますので、その辺も楽しみにして頂けると嬉しいです!


文献中には絶滅したと思われ書かれていても、広大な原産地の山の中で、ひっそりと生きているエケベリア原種があり、何処かにたまたまそれを見つけた地元の人がいる、という事。

日本の裏側くらい離れた地に住み、そんな貴重な写真の持ち主とのご縁があって、『WILD Echeveria』に掲載出来ることが奇跡の様に思えて、この本に携わらせて頂ける事が大変有難く感じています。



また、広大な山の中にエケベリアの写真を撮りに行くという方々の殆どが、原種の保全活動をされていたり、保全活動と併せて研究をされている方々です。

慎重な方は、写真を公開する事で乱獲され絶滅してしまう事を懸念されるとお察しします。


まだ写真提供の交渉中なものもありますので、写真集めをギリギリまで続けていきます。


中には、凄く昔に発見されて現物を見れない、という種や、論文には書かれているけれど実物が生息している所の写真を誰も持っていない、という事もあります。

その場合はやむ終えずノーフォトか、イラストでの表現とさせて頂きます。



最後に、皆様のご支援で羽兼直行が念願のエケベリア原種本『WILD Echeveria』の出版の夢が叶います事、私もこの本の制作に携わらせて頂き、貴重な経験をさせて頂いております事、本当に心より感謝しています。

大変ありがとうございます。


チーム一丸となり本の制作を尽力して参りますので、引き続き応援を宜しくお願い致します。



『WILD Echeveria』出版プロジェクト事務局       

                菊池仁美