Happy New Year 2022
「あけましておめでとう。」
「うん。おめでとう。」
「どんなニューイヤーだった?」
「うーん、、ハッピーとは言えないけど、、、でも、いい年越しだったよ。」
「そっか。よかったね。」
「うん。ありがとう、、
お家も壊れちゃったし、電気もないけど、でも、家族みんなで祝えて、嬉しかった。」
昨年12月、台風22号によって壊滅的なダメージを負ったフィリピン・セブ島。
被災地に住む少女と交わしたメッセージ。
支援地域のスラムも、ほとんどの家の屋根が吹き飛び、未だ停電と断水が続き、スマホの充電とかもわざわざモールや発電機のある充電スポットで長い列に並んでしなきゃならない。
多くの被災者は避難所で夜を過ごしていますが、壊れた家にブルーシートを張って倒壊した我が家で暮らす家族もいます。
そんな状態で迎えたクリスマス、そしてニューイヤー。
「これからいったいどうなっていくんだろう。どうしたらいいのだろう。」
そんな不安におびえながらも、人々はできるだけこの年末年始を楽しもうと、家族で励まし合いなら、小さな希望と笑顔を探して、暗闇の中を過ごしています。
新年を迎えるささやかなパーティーも、なんというか、家の中も外も変わらないので、いつもよりほんの少し多めの食事を、未だガレキの散乱する外に並べて、真っ暗な中、キャンドルの灯りをともして、家族で新たらしい年を祝い、祈ります。
「とても辛い状況だけど、それでもこうして家族で新年を迎えられた。それだけで幸せなんだと思う。」
「今、生きてるだけでよかった。本当にそう思える、そんな酷い経験だった。」
新年のメッセージとともに、そんなふうに語る被災者の方々。
自分は、そのような、困難な状況におかれた被災者の方々の心に寄り添って、ほんの少しのできるかぎりの手助けをすることしかできません。
それでも、こんなメッセージをくれる。
「ありがとう、いつも気遣ってくれて。だいじょうぶ。がんばるよ、、」
うん。一緒にがんばろう、、、
※※ ※※ ※※ ※※
皆さま、あけましておめでとうございます。
クラウドファンディング実行者の松沼裕二です。
ご支援・ご協力、本当にありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
台風22号による甚大な被害を受けたフィリピン・セブ島。
未だ停電と断水が続く中、被災者の方々は、壊れた我が家の外で、ロウソクを灯して、静かに家族で新年を祝いました。
台風によりすべてを失ったかもしれませんが、でも、そこにはしっかりと家族の絆が残り、力を合わせて、この困難を乗り越えていこうとがんばっています。
もしよろしければ、被災者の方々に、辛い状況でも生き抜いていく力を手助けするため、そして、少しでも早く、子どもたちが不安に曇らない笑顔を取り戻せるように、皆さま、ご支援・ご協力お願い致します。