クラウドファンディングによるさつま町永野の南方神社(古くは諏訪神社)へのご支援を頂きまして有難うございます。皆様のおところへ御礼状は届きましたでしょうか?
「鬼滅の刃」で一躍有名になった昭和書体のフォントで御礼状を作成しましたが、さつま町の広報誌「広報さつま」(2022年3月号)にこの昭和書体の記事が掲載されましたのでお知らせします。作者は坂口綱紀(さかぐちこうき)さん。21歳の頃に看板会社を設立され、書道とは異なる書き方で数多くの書体を創作された方で、やがて息子さんが跡を継ぎ、現在はお孫さんが「株式会社昭和書体」の社長となり唯一無比の書体を全国に広めていらっしゃいます。
パソコンなどに文字フォントをインストールするには、ひとつの書体で7千文字ぐらい必要とのこと。坂口綱紀さんはこれまで57書体を造られていますので、気の遠くなりそうな職人(芸術家)の仕事ではないでしょうか。「書」というよりは、「画」という感覚が醸し出される昭和書体、アマゾン(amazon.com)などでもお手軽にこの毛筆フォントを購入できて有難いことです。
残念なことですが、坂口綱紀さんは令和4年3月14日に86歳でご逝去されました。57種類、約40万文字の一つひとつを手書きで作製された芸術作品でありました。揮毫(きごう)は綱紀栄泉(つなのり・えいせん)、ご冥福をお祈りいたします。