皆様、こんばんは。
鶴喰なの花村の早川です。
昨日に引き続き、事務局長 早川博秋の娘、美緒がお届けします。
今回は、鶴喰なの花村の代表理事らが語る、消滅集落への危機を乗り越えるための経営・販売戦略に関する動画をご紹介します。
■中山間農業モデル地区支援事業例【中山間 鶴喰地区】(【熊本県】イマコレニュース)
この動画では「鶴喰米」や就労継続支援B型わいわい虹の村 との「農福連携」「耕作放棄地の対策」など、2020年時点での経営・販売戦略を包み隠さず話しています。
なぜここまで話しているのかというと、鶴喰なの花村の活動が、同じような問題に悩む中山間地域の集落の一つの解決策になれば…と考えているからです。
鶴喰なの花村は、おかげさまで「鶴喰米」をはじめとする農産物の売上は伸びており、現在正規雇用者も1名います。それで現在のところ、なんとか作業が回っています。
しかし、業績を伸ばすためには、最低でもあと1名、正規採用する必要があります。あと少し売上を伸ばせば、それが可能になるのです。エミューの事業は、その意味でも、鶴喰なの花村にとって重要な事業なのです。
また、人口137人のうち61.3%が65歳以上の鶴喰地区は高齢化が進み、数年後には消滅集落の途をたどっています。
高齢者にとって、通常の収穫に加えて田畑の管理をすることは、身体的なリスクが非常に大きいため、
「田畑が管理できない」
「田畑の面積が縮小すれば生産量が頭うちし、雇用創出のための利益も獲得しづらい」
という問題もありましたが、熊本県からのご提案をきっかけに、耕作放棄地でエミューを飼育することが、雇用と田畑維持の問題を解決する希望の光となりました。
皆様にご支援頂いている、この「エミューの小屋を作るためのブロジェクト」は、耕作放棄地となっている田畑を再生させ、消滅とは真逆の「持続可能な農業」への大きな第一歩となり、さらに鶴喰地区だけでなく、同じような悩みを抱える日本中の集落の問題解決へ、有効な事例になると確信しております。
このプロジェクト終了は3/26ではありますが、それ以降も邁進してまいりますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。