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生活に美しい彩りを。環境負荷が少ない日本の伝統工芸を応援する舞台を木曽路から。

土からうまれ土にかえる、木曽のものづくり。誇るべき木曽の工芸品を多くの人に手にとってもらえるように...。木曽路の宿場・奈良井宿に、お店を作ります。漆器などの木曽の木製品は、土にかえる優しい工芸品。しかし、それらをつくる職人は減少しています。職人の手元に資金が入るための場を整備します。

現在の支援総額

893,050

148%

目標金額は600,000円

支援者数

53

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/02/27に募集を開始し、 53人の支援により 893,050円の資金を集め、 2022/03/31に募集を終了しました

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生活に美しい彩りを。環境負荷が少ない日本の伝統工芸を応援する舞台を木曽路から。

現在の支援総額

893,050

148%達成

終了

目標金額600,000

支援者数53

このプロジェクトは、2022/02/27に募集を開始し、 53人の支援により 893,050円の資金を集め、 2022/03/31に募集を終了しました

土からうまれ土にかえる、木曽のものづくり。誇るべき木曽の工芸品を多くの人に手にとってもらえるように...。木曽路の宿場・奈良井宿に、お店を作ります。漆器などの木曽の木製品は、土にかえる優しい工芸品。しかし、それらをつくる職人は減少しています。職人の手元に資金が入るための場を整備します。

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こんにちは。〈土-とおいち-〉を運営する生活民芸舎です。

我々のプロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます。


我々の目指している世界

このプロジェクトでは、木曽路の職人がつくる、地球に優しい工芸品をいろんな方に届かせる舞台をつくることを目標にしています。

木曽では、誇るべき美しい工芸品が今でも作り続けられている一方で、様々な課題から職人の減少が続いています。

本プロジェクトを通して、職人さんを応援し、地球に優しいプロダクトを多くの人の手に届けるとともに、職人さんの技術にきちんとした対価が払われる社会を作り、ものづくりの地域として持続性のある姿を模索したいと考えています。



この記事は、以下の内容が書かれています。

我々の思いを、ありったけ綴ったら、長文になってしまいました...!

なので、適宜読み飛ばしながらご覧ください。

ーー

1. はじめに

2.「木曽路はすべて山の中」が生み出した良品の文化

3.「土-とおいち-」の名前の由来

4.「土-とおいち-」で行うこと

5. 我々について

6. これまでの活動

7. 職人文化の現状とそれを打破するために

8. 資金の使い道

9. リターンについて

10. 最後に:生活の中に、身の回りに「豊かさ」があることを目指します。

ーー


1. はじめに・ご挨拶

はじめまして!

「土-とおいち-」を運営する生活民芸舎です。

とおいちとは、木曽の職人さんたちが作り上げた一点ものの美しい工芸品を世に送り出すお店であり、舞台です。

現在、開店準備中ですが、このようなお店を計画しています!

店舗イメージ

場所は、木曽路の宿場町・奈良井宿。長野県塩尻市に位置する、中山道有数の宿場町です。その中の一つ、事務所として使われていた古民家にてお店をはじめます!


奈良井宿の様子

真ん中がお店の建物。集落共用の水場のお隣で、町の中心部に位置しています。営業時間は火木土日の9:00-16:00を予定しています。詳細の位置はこちら

お店に来てくれた人に商品を売るだけでなく、日本全国の方へ木曽の良品を送り届ける事業や、職人さんの素晴らしい仕事を取材するブランディング事業、アーティストたちの作品を紹介するギャラリー事業などを展開する予定です。

そういう事業を行うことで、我々が誇る職人さんの工芸品を、多くの方の手にとってもらえれる機会を作りたいと考えています。

というのも、職人さんが減少している現状には社会的な構造があり、それをどうにかしたいと強く願ったことから、この事業をはじめました。

自分たちができることとして、まずは、「職人の商品を手に取る機会を作ること」「職人の技術を広めていくこと」を目標に、一つのお店を構えることにしました。それが「土ーとおいちー」というお店です。


2.「木曽路はすべて山の中」が生み出した良品の文化

我々が大切にしていることに関して、まずは、お話させてください。

その昔、島国日本では、豊富な海の資源とともに暮らしが彩られていました。日本人は海の近くや沢筋、水の取れる山の辺、盆地などから生活を始めたとされており、それら地域、いわゆる平地を中心に文化が育まれてきました(「樋口忠彦:日本の景観」より)。

一方で、山の中にも村々があります。そこは、平地や海とは違う文化圏が形成されてきました。山の資源が豊富であるものの、海の幸を手に入れるのは難しく、特に、当時貴重とされた塩を手に入れるのには苦慮していました。そこで、山の人々は塩を得るために、山の恵の木材を使い、自らの技術を高めることで優良な工芸品を生み出し、物々交換をしたと言われています(「宮本常一:山に生きる人々」「平島裕正:塩の道」より)。実際、我々の拠点を設ける奈良井宿がある塩尻市も、塩の通ると頃の終点・尻だったという名前の由来があります。

だからこそ、今も木曽に残る工芸品は、技術の高い美しいものが多いんです。

木曽平沢に流れる奈良井川と木曽路の山並み

とおいちで取り扱う予定の漆器「碗(西野考章氏)」

とおいちで取り扱う予定の漆器「大匙(巣山定一氏)」

とおいちで取り扱う予定の漆器「総八角箸(巣山定一氏)」


3. 「土-とおいち-」の名前の由来

「とおいち」という名前の由来も、そんな文化と深い関係があります。

我々がお店を構える木曽路には、十一の宿場町があります。その十一に代表される木曽地域には、とても多くの手仕事品が集っています。そんな手仕事品を見ていくと、周辺の木々や自らの技術を凝らした良品だということがわかります。

そんな文化が生み出した品々だからこそ、そんな文化の下に集まった人々の商品だからこそ、

これらは地球にも優しい素材でできています。

身の回りに便利な素材のものが多い中、この地で作られるモノの多くは、「土」に還るモノだということに気付きました。

だから、そんな文化を大切にしたいと、「土-とおいち-」という名前を付けました。


木曽路十一宿の一つ、藪原宿で職人さんの仕事を伺う
木曽路十一宿の一つ、福島宿散策の様子

木曽路十一宿の一つ、妻籠宿で、木曽を紹介する記事作成のための取材風景

4. 「土-とおいち-」で行うこと

とおいちでは、木曽の職人の品が、多くの人の手に取ってもらうことを目指しています。

そのために我々が必要だと考えていることは、「伝え方のデザイン」「出会い方のデザイン」「関わりの拡張」です。それらによって、木曽の良品を、「知り・触れ・広げる」三位一体のデザインができるのではないかと考えています。

伝え方のデザインとしては、木曽の職人のこだわりを買い手に伝える「職人紹介冊子」事業を。

出会い方のデザインとして、職人の商品を代理販売する「木曽逸品棚」を。

そして、関わり方の拡張として、木曽内外の職人・アーティストを繋ぐ「ギャラリーとおいち」を行う予定です。

それ以外にも、信州のふるものをリメイクしてお届けする「こどう」や地元のみなさんとの関わりを育むマルシェ、木曽の美味しいものをお届けするキッチンなども、順次、行っていく予定です。

これらを通して、

職人の手作り品の価値を正しく伝えるとともに、

一度木曽路・奈良井宿を訪れた人が、もう一度木曽という目的地にきたくなるきっかけとなる場所になることも目指しています。

職人代理販売|木曽逸品棚

木曽が誇るべき職人の商品を販売する「木曽逸品棚」を設けます。

素晴らしいモノを作る職人さんでもお店を持っていない方は多く存在しています。とおいちは、そんな職人さんの代わりに商品を販売します。

展示レイアウトにも工夫します。大量に消費されるモノではなく、一点ものの誇りある職人の商品として、商品が美しく見えるようにするとともに、作家のヒューマンストーリーやモノが出来上がる過程を大切にしたレイアウトを計画しています。

13-20の職人の商品を扱う予定です。

制作予定の棚の仮施工・モックアップと自宅の漆器


職人紹介冊子

職人の手仕事を紹介する冊子を作ります。

今、我々の身の回りにあるものは、それがどのような工程で作られたのかわからないモノが多いです。我々はそれを「生活のブラックボックス化」と呼んでいます。

一方で、身の回りのものが、誰が、どんな手順で作られたのかを知ると、モノを大切に使いたいという心が生まれてきます。

野菜でも、どこの誰が作ったかがわかると、ちょっと美味しくなった気がします。

スーパーで買う寿司よりも、職人に目の前で握ってもらったお寿司の方が、幸せを感じます。

いつも使うお皿も一緒じゃないかと思っています。

職人の作る工程やこだわりをきちんと消費者に届ける冊子を制作することで、身の回りのモノの成り立ちを知るきっかけができないかと。

身の回りのモノの成り立ちがわかれば、きっと、暮らしはもっと愛おしいものになるんじゃないでしょうか。

過去に運営メンバーが作成した漁業の仕事を解剖した本。このように、木曽の仕事を見える化する


こどう

これまで、塩尻市をはじめとした信州の古民家や蔵から出てきた、「捨てられてしまうけれど愛おしいふるもの」を流通するお店「木曽平沢ふるもの市」を行ってきました。ふるもの市では、蔵から出てきた物を自分で繕ったり、職人さんにお願いして直してもらうような文化を育んでいきたいため、そのままの状態のモノを格安で販売していました。

しかし、もっと多くの方に触れてもらえるよう、お直しした商品も作ることにしました。「こどう」では、そのような「ふるものアップデート商品」を扱っていきます。

職人さんが塗り直したタンス

ギャラリーとおいち

木曽の人の商品を紹介するだけでなく、木曽と外の人を繋ぐ場も作ります。

そもそも宿場町というのは、いろんな人が通り、関係してきた地域です。我々がお店を構える木曽路・奈良井宿も、日本全国の人が行き交う文化の集積所だったわけです。

ギャラリー運営を通して、様々な文化人が再び集まることを目指します。

同時に、これまでは昔ながらの街並みを体験する人が多く、あまり滞在時間の長くない奈良井宿に、もっと長くいてもらう場となるきっかけとなればと考えています。

ギャラリーイメージ。写真は塩尻市でアーティストインレジデンスをしたオーハラユーコの作品。

オープンして落ち着いたら、地域の方にむけたマルシェなども企画していきたいと考えています。


5. 我々について

と、ここからは、我々がどんな人物で、どんなことをこれまでにしてきたのかの紹介をさせてください!

佐藤あゆ:生活民芸舎代表/木曽平沢ふるもの市店主

雪の正月、自宅のある木曽平沢にて

2016年筑波大学大学院修了。同年、長野県塩尻市木曽平沢に移住。地域おこし協力隊として空き家コーディネーターとして活動。任期中に、地域の捨てられてしまう、でもかわいらしいふるものを譲り受け、販売する「木曽平沢ふるもの市」を開始。生活の中に美しいものを持つ文化を多くの人に拡げたいと思い、生活民芸舎を設立。


佐藤布武:研究者/建築士/地域実践者/名城大学建築学科助教

木曽平沢の夏のお祭りの一幕。

2016年筑波大学大学院修了。博士(デザイン学)。筑波大学芸術系助教を経て、2018年より名城大学助教。あゆとの結婚を機に2020年に木曽平沢に移住。専門は集落研究、建築・地域デザイン。研究者としては全国の集落から生活の知恵を学ぶ研究を行い、実践者としては宮城県石巻市などでのまちづくり活動や設計活動をしている。塩尻市への移住後は、あゆとともに木曽平沢のまちづくり活動も行う。


伊藤聡宏:建築家/誰でもできる建築教室代表

木曽平沢で行なっているプロジェクト「麻太の家」のプレゼンの様子

東京造形大学卒業。その後上海の建築設計事務所を経て、帰国後、建築設計事務所 伊藤聡宏建築考作所主宰。2014年より「麻太の家」プロジェクト参画を機に、木曽平沢と東京の2拠点生活を開始。2016年より塩尻市にて「誰でもできる建築教室」を主催。
建築設計・デザインと共に、木曽平沢を中心として空き家活用やまちづくりに関する活動も行う。


大沢理沙:(一社)木曽アーツ代表

義仲館での仕事風景

2018年名古屋芸術大学卒業。同年、木祖村に移住し、地域おこし協力隊に着任。任期満了後は、(一社)木曽アーツを設立し、リニューアルオープンをした義仲館の管理・運営をしている。2022年からは木祖村と連携をし、空き家の意向調査を開始する。地域の歴史や伝承を繋ぎながら、この土地で共に暮らす人々と楽しみながら地域づくりを実践していく。


別々のタイミングで木曽地域に移住してきた、出身も学歴も職歴も違う我々ですが、それぞれ、暮らしの中で木曽の素晴らしさに気付きました。そして、段々と、この素晴らしさを自信を持ってもっと多くの人に紹介するとともに、地域自体が続いていく未来に向けて、何かできないかという思いを持つようになってきました。そんな思いをみんなが抱えつつ、様々なプロジェクトや交流会で顔を合わせるうちに、このメンバーでなら新しいことができそう、ということになり、一般社団法人を立ち上げることにしました。一般社団法人の名前は「生活民芸舎」。生活の身の回りに人の手で作られたモノがある暮らしを目指したいと、各種事業を展開していきます。


6. これまでの活動

とおいちでは以上のような事業を行うのですが、これら事業を構想する背景には、数年にわたる様々な実験・実践活動があります。その活動の数々も紹介させてください!


塩尻市をはじめとした信州の手仕事に価値を|木曽平沢ふるもの市→HPオンラインSHOP

地域の捨てられてしまう、でもかわいらしいふるものを譲り受け、販売するという事業です。2018年、佐藤あゆが塩尻市地域おこし協力隊の時に創業しました。以下を目的に活動を行なっています。
・古いものを見直し、使えるものを繕うことで使い続ける文化の推奨
・空き家が抱える問題(不用品の片付けや改修費)の解決の一助

売り上げは、現在ふるもの市を行なっている建物の改修費用として貯金しています。現在、目標金額の半額くらい溜まっています。

木曽平沢ふるもの市の様子


地域のみなさんに向けた小さな居場所|平沢プチマルシェ

2015年より、木曽平沢で月一で行われている地元住民のためのイベントです。木曽平沢では手に入りづらいパンや、新鮮野菜(日曜日は地元八百屋が休日)の販売、コーヒーの提供などを行なっています。現在、木曽漆器青年部事業として、青年部の一員である佐藤あゆが仲間とともに運営しています。

平沢プチマルシェの様子


古民家を自分の手で繕う|平沢自邸

佐藤あゆが2018年より木曽平沢に移住し、2020年より名古屋に勤務する佐藤布武も移住しました。木曽平沢重要伝統的建造物群保存地区の特定物件の一つを購入し、住みながら自主設計施工で古民家の改修を手掛けています。少ない予算で建物を改修する手法を探究しています。2022年より、自宅離れを改修した小さな飲食店「たもとや」も開設予定です。こちらもオープンしたら遊びにきてくださいね!

施工途中の自宅の様子


職人の逸品にマルシェで触れてもらう|ひらの間

高い職人技術の工芸品を多くの人の手に取ってもらうため、木曽路で開催されている「木曽路わたし市」に併せて展示販売する取り組みです。移住後よくしてくれている職人さんたちとお話をする中で商品を提供する場の必要性を感じた伊藤聡宏が、月に1回程度行っています。

ひらの間の様子


来館者と共に伝承を続けていくミュージアム|義仲館

2020年にリニューアルオープンをした木曾義仲の伝承を続けていく為の木曽町の施設「義仲館」。その運営を、大沢理沙が理事長を務める(一社)木曽アーツが努めています。歴史的な文献がほとんど無い義仲と巴だが、約850年の間、人から人へ口伝で伝わった伝承をもとに、アートを通した展示をしているミュージアムです。また、地域のコミュニティの場とての居心地の良い機能をつくり、木曽を知るきっかけや入り口となるように地域と連携をしながら情報発信をして参ります。

義仲館の内部。アート作品が歴史をフォーカスする。


7. 職人文化の現状とそれを打破するために

我々がこのような取り組みをするのは、まず第一に、木曽にある美しい品々に出会ったことが理由です。

同時に、この美しい品々を作る職人の方々とお話をすると、いろいろな課題も見えてきました。

ここではわかりやすく漆産業をモデルにお話をしますが、このような社会状況は他の多くの職人さんにも通づるものがあります。

漆産業の場合、製造問屋や工房で商品を生産することが多いのですが、そこには何人もの確かな技術の職人さんが働いています。

しかしながら、今は必ずしも商品が売れる時代ではありません。

昭和の頃には「机の足が3本でも売れる(欠陥品でも売れるという意味)」と言われたほど好景気であった木曽平沢ですが、表通りに軒を連ねた漆器店は、今では数えるほどになってしまいました。

そのような状況では、技術の高い職人の給与も、以前ほどは上がっていきません。

また、いざ独立しようとも、塗ることと売ることは職能が違うため、なかなか難しい状況もあります。


もし、我々が商品を販売する段階の役割を担えれば、

もっと多くの職人さんの支えになるのではないかと思い、このお店を始めることを決意しました。

もしかしたら、働きながら夜間や休日に漆器を製造して所得を上げる人や、

技術を高めて独立し、お店や工房を設ける職人が増えていく未来が描けるかもしれません。

そんな希望を込めて、このクラウドファンディングを計画しました。


8. 資金の使い道

本プロジェクトで得た資金は、土-とおいち-の改修及び運営資金にあてさせていただきます。

「土-とおいち-」はできる限りのことを自分たちで行おうと考えています。

お店を作ろう!となった時からのお店の方針はもちろんのこと、

建物の実測から模型の作成、改修案の検討、

ロゴ作成やお店の施工も自分たちで行っています。

それでもやはり、どうしてもお金がかかってしまう部分もあります。

具体的には、ご提供いただいた資金は、以下の内容に使用させていただく予定です。

▼ 自主施工に必要な材料の購入(約10万円)
▼ 運営開始に伴い必要な事務用品の購入(約5万円)
▼ 職人の技術を紹介する「取材冊子」の初期運用代金(約9万円)
▼CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料(約6万円)

そして、みなさんに木曽の美しい品を手に取ってもらうことを目標にしているので、リターンの充実にも、多くの資金を使わせていただきます!(約30万円)


リターンについて

それぞれの特典に以下の商品があるので、リターン欄をご確認ください!

▽とおいちが作成した取材冊子

▽とおいちオリジナル商品

▽とおいちで扱う職人の商品

▽こどうもしくは木曽平沢で使えるお買い物券

▽とおいちでのお買い物券

▽とおいちでのギャラリー実施権利券

▽とおいちメンバーがレクチャーに伺う券

and more...


9. 実施スケジュール

とおいちは、目下、オープンに向けて準備中です!

2022年1月に、工事着工し、3月に自主施工を開始します!

工事前の店舗風景。重要伝統的建造物群保存地区の特定物件の一つ。事務所として使われていた。

木曽の工房をお借りしての自主施工のための造作工事。できることは自分で。


お店に出店いただく職人さんを、2月から3月にかけて少しずつ集め、3月には取材の第1弾も予定しています。

そして、4月にオープンを予定しています!

6月には、多くの人が地域を訪れる伝統ある地域のお祭り「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」も開催予定ですのでぜひ、みなさんもお越しください!!

返礼品の発送は、「木曽漆器祭・奈良井宿場祭」が落ち着いた7月ごろから着手し、8月頃にお手元にお届けする予定です。それまでに作成した取材集とともに、お届けします。


10. 最後に:生活の中に、身の回りに「豊かさ」があることを目指します。

現代社会は、モノを消費してきた時代でした。

消費の増加は需要を生み生産の必要性を駆り立て、その結果として資本を増大させてきたのが、産業革命・高度経済成長以降の人間社会であるとも言えます。

だからこそ、便利でかつ消費しやすいものが大量に生産されてきました。

私たちは、いま一度立ち止まり、大切なものが何かを考え直す時期にきているのかもしれません。


今は便利で耐水性のあるプラスティック製品が多く社会に出回っていますが、

日本には、耐水・耐久性のある、地球に優しい素材として漆(英名:Japan)が存在しています。

漆は、木材をコーティングすることで長持ちさせ、そして、塗り直すことでまた新しくなります。

そのような文化は漆に限りません。

木曽路で扱われている木で作られた商品は、それ自体が、手入れのしやすいものでもあります。


モノは消費するのではなく、大切に使う。愛でる。繕う。

そうすることで、我々はこれまでの消費者と生産者という大きな隔たりのある関係性とは別の、新たなモノとの関わりを持てるのではないでしょうか。

消費を前提としないモノとの関わり方の先には、

きっと、もっと地球にも優しい社会があるんだと思います。


また、木曽路のモノづくりは、それ自体が作られる過程にもブラックボックスがありません。

ある作家は、山に入り素材を収集し、

別の作家は、捨てられてしまう動物の毛皮から製品を作り上げています。

漆を太陽光に当てながら、適切な粘度と色味に生成する職人もいます。


山や地球と密接に関わる暮らしから生まれる製品を通して、

自然と密接に関わったライフスタイルを発信できればとも考えています。


そして、何より、

職人の手によって作り上げられた、

一品モノの美しい工芸品が身の回りにあること。


それ自体が、

ご飯をいつもより美味しくしてくれますし、生活の中に安らぎを与えてくれるのだと信じています。

皆さんのお手元にも長く付き合う工芸品をお届けできたら、それは我々にとって何よりの喜びです。


とりとめのない長文を最後まで読んでいただき、

我々のプロジェクトのことを知っていただき、ありがとうございました。

ご支援いただけたら、幸いです。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

もっと見る
  • 土-とおいちという小さなお店を、木曽路・奈良井宿にオープンしました。身の回りに美しいものを置くことの幸せ。そしてそんな作家さんが残り増える未来がいいな、と。多少高くとも、一生物のプロダクトを身の回りに。まだまだ作家さんの数が少ないのですが、ひとまず、形にすることができました。「素敵なお店だ」とか、「この商品すごい素敵...」「おしゃれ雑貨屋さんだ」などなど、嬉しい言葉をいただけるのも喜びですね。オープンして気づいたことは、我々のお店自身が、訪れてもらうための目的になる必要があること。これからはギャラリー企画も充実させていきます。ご支援いただいた皆さんも、ぜひ、木曽路に遊びに来てください。ここから先の活動は、インスタグラム等で報告していく予定です。美しい商品をあげますので、ぜひ、フォローいただけると嬉しいです。値札付きの商品で、もし一目惚れがありましたら、DM頂きましたら、郵送などもできると思います。その辺も試行錯誤ですが。ご支援いただきありがとうございました。オープンはゴールではなく始まりです。これからもできることを少しずつ続けていこうと思います。 もっと見る

  • とおいちのクラウドファンディングもいよいよ最終日!を、前にして、多くの方のご協力のおかげで、達成いたしました。ありがとうございました。ここから先、ご支援いただいた金額は全て、職人さんのサポートのために使わせていただきます。生活の周りに美しいものを。そんなとおいちが目指す世界に向けて、取材やカタログ作成などの費用にあてていきます。さて、とおいち、オープン日程も決まりました。4/16(土)に、オープンいたします。まだ作家さんの商品が足りない部分もあるのですが、まずは小さいながらもはじめてみようと思います。併せて、instagramとFacebookサイトもオープンしました。インスタ→https://www.instagram.com/tooichi.narai/FB→https://www.facebook.com/tooichi.narai/?ref=page_internalこれからの情報は、SNSを通して広報します!取り扱い作品やイベント情報などなど...。ぜひ、フォローください! もっと見る

  • 「土に還る」ことを大切にしているとおいちでは、お店の改修でもできるだけ、無垢材や紙などを利用し、集成材などを避けるようにしています。でも、それを現在の産業構造の中で行うのは難しい。簡単に施工をしてもらうとしたら合板を使うことになるし、施工工程が見えない蓋をする施工の方が楽。しかしながら、多少面倒でも、施工を可能な限り自分たちで行うことで、一つ一つの内部空間を丁寧に設えました。主として使ったのは、サワラのジョウコ材と言われる、いわゆる、丸太の一番外側で、主たる製材の余りで作られるものです。厚みが12mmくらいで2000mmの長さ、幅150くらいで、使い勝手は限られてしまうのですが、合板を使うのと変わらない価格帯で入手できます。そこで、このジョウコ材の使い方を考えることで、色々な利用方法ができないかと工夫をしました。カンナをかけると、綺麗な木目が出てきます。手をかけると、いろんな工夫ができる。あと、重厚感が欲しいところは木曽檜を使いました。そこで今回は、木曽平沢にある「大河内家具工房」をお借りして、切りそろえやカンナがけ、張り合わせ作業などを行いました。工房内観。種々の機材が揃う。長さを揃えて切り出しカンナをかけるとピカピカに!プレスして2枚を張り合わせ、棚板を作成。棚板には機械で刻みを。そんなこんなで切りそろえた部材をはめて、表は商品陳列、裏は作業スペースという二つの空間を隔てる緩い境界を作りました。さらに、店奥のギャラリースペースの壁もサワラで仕上げました。その上には、みんなの手作業で、でんぷんのりで和紙を貼りつけ。マイルドな表情に仕上がりました。もともとあったトップライトを生かした展示空間になりそうです。現場作業もあと少し!頑張ります〜。 もっと見る

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