当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。
第3回目にご紹介するのは、前回より引き続いて牡馬・せん馬たちです!
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ブーケファラス(2003年5月31日生・せん19歳)
品種:ハフリンガーMix
愛称:ブーケ、ブー
ヴィバーチェ設立前、場長先生ご夫妻が間借りしていた乗用馬牧場から、子馬を1頭購入することになりました。
その時の候補は2頭おり、
「より大きくなりそうな方はこっち!」という理由で選ばれたのが、このブーケファラスでした。
実際には、購入しなかったもう1頭の方が、最終的により大きい体になっていきましたが…。
しかし、乗馬としての才能はブーケの方が優れていたようで、小柄な体で19歳になった今でもパワフルな障害飛越を披露しています。馬場馬としても優秀で、特に綺麗な横運動を得意としています。
ちっちゃいけれど、牡馬せん馬チームでは最年長でみんなのアニキ!
餌の時間は他のみんなに先んじていななきを開始するリーダーシップを発揮!?
その場にいるだけで周りを落ち着かせる頼もしさがあるため、フレンドホースとしても優秀で、
落ち着きのない馬が装蹄する時は、隣の繋ぎ場に入ってもらってその馬を安心させています。
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鈴風(2016年3月17日生・牡6歳)
品種:サラブレッド(引退競走馬)
競走馬時代の名前:アルバルダー
(父・トーセンジョーダン 母・パトリオット 母父・デュランダル)
愛称:ポチ
トーセンジョーダン産駒として中央デビューしたものの、新馬戦でタイムオーバー。
競走馬の才はないと判断され、彼はその1戦のみで美浦トレセンを後にすることになったのでした。
その後、楽天のサラブレッドオークションに出品された彼は、ヴィバーチェの会員さんの目に留まり、入札を受けます。
ヴィバーチェでは、よい乗用馬になりそうな引退競走馬を求めて、たびたび楽天のサラブレッドオークションに参加をしてきました。しかし基本競ることはせず、1回入札したのちに値段の釣り上がりがあればもう、縁がなかったとすっぱり諦めるスタンス。ゆえに、実際に馬を落札できたことはなかったのですが…
この時に限って、入札したのがヴィバーチェのみだったのでした。
こうしてやってきた鈴風。彼の愛称「ポチ」は、ネットで購入した(ポチった)ことを表しています。
我が道を行くマイペース!
正確な腹時計を持っており、飼い付けの時間になったらたとえレッスン中でも「もうやめようよ〜帰りたい〜」というそぶりを見せるので、飼い葉をつけるときはなるべく気配を消すことを心がけています…。
ただし、飼い付けの時間外のレッスンとなると、ものに動じず初心者も安心して乗れる、頼もしい練習馬として活躍してくれます!
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フリット(2009年5月24日生・牡13歳)
品種:サラブレッド(引退競走馬)
競走馬時代の名前:アグネスフレーズ
(父・ローエングリン 母・アグネスリブ 母父・リヴリア)
愛称:フリット
名門・社台ファームの出身!
的場厩舎からデビューし、競走生活を終えた後は、
乗用馬となって競馬学校の練習馬として活躍。
競馬学校を退厩したあとは、乗用馬牧場に移動。
そこの牧場長の息子さんから推薦され、それを受ける形でヴィバーチェにやってきました。
おとなしくて、おっとりした性格。
それはレッスンにも生かされ、子供でも初心者でもお年寄りでも誰でも安心して乗せられる、
安心安全・超優秀な馬です!
ただし、右回りは苦手ですけどね…!
こんな素晴らしいフリットくんですが、現在は体調が思わしくなく、長くレッスンに出られない日々が続いています。
元気になって、またいろいろな人を背中に乗せて、楽しませてほしいですね!
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次回は、個人オーナーさまがヴィバーチェに預けている預託馬たちをご紹介してまいります。
よろしければまたご覧にお越しくださいませ!