当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。第2回目にご紹介するのは、牡馬・せん馬たちです!———ヒリュウ(2012年4月18日生・牡10歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:コウヨウヒリュウ(父・オンファイア 母・カナハライサベラ 母父・ピルサドスキー)愛称:ヒリュウディープインパクト・ブラックタイドの全弟、オンファイアの産駒。前回ご紹介したレジーナと同じ馬主さんの元、デビューから8歳まで南関で走り抜き、71戦6勝と強い結果を残しました。引退後はレジーナと同じく、お取り引き先様を介してヴィバーチェにご紹介いただきました。ヒリュウはとにかく元気!餌の時間が迫ってくると、豪快におなかすいたアピールのヘッドバンキング!非常に馬ぞいがよいタイプなのか、ヴィバーチェの他の馬たちが大好きでよく絡む!そして…不用意に近づくと噛んでくる!! お気をつけくださいね。扶助に敏感で、ちゃんとうまく乗れないと動いてくれないですが、うまくいくと、独特のふわふわした気持ちのいいステップを披露してくれます。———キアヌ(2016年4月9日生・牡6歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:スリーカナロアー(父・ロードカナロア 母・トウカイポピー 母父・スピニングワールド)愛称:キアヌ期待のロードカナロア産駒として生まれ、南井厩舎よりデビュー。早くから力を示し、三冠路線を目指していましたが、怪我のため現役続行を断念しました。現役時の成績表を見ると、その強さにびっくりします。競走馬時代のオーナー様は、スズカの冠名で有名な永井氏。この馬にはとても期待なさっていたようで、彼を手放す際には大変に惜しまれたそうです。その後、とある装蹄師さんからの紹介を受け、スリーカナロアーはキアヌと名を変えてヴィバーチェにやってきました。すごく、すごく人懐っこい甘ったれ君!はむはむ、かぷっ! と、常に動いているむにゅむにゅな口がかわいいです。しかし一旦馬場に出れば、三冠を期待されていたそのポテンシャルを存分に発揮し、前進気勢も旺盛に駆け抜けます!———ビー・アンビシャス(2008年3月25日生・せん14歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:ドクトルスズカ(父・スズカマンボ 母・ローマンスズカ2 母父・シアトルスルー)愛称:アンビシャス、アンビ栗東・橋田厩舎で中央デビュー。のちに美浦・田中剛厩舎に転厩。ちなみに競走馬時代の全11戦中、5戦が障害戦でした。競走馬引退後に乗馬となった彼は、越生の乗馬クラブで働いていました。このクラブは、ヴィバーチェが越生にあった時に土地を借りていた大家さんでもあり、その縁で、アンビは大家さんのところからヴィバーチェに移籍することになりました。彼はヴィバーチェいちの問題児!とにかく壁を蹴る蹴る蹴る! それで怪我をしてしまうことも…。現在も状態が思わしくなく、レッスンに出られない日々が続いています。基本的にヴィバーチェでは、牡馬でもよほどの必要性がなければ去勢しないのですが、アンビはこういった怪我を防ぐため、おととし去勢手術をおこないました。なぜ、彼は暴れるのか…環境か、馬ぞいか、それとも人か。彼のよりよい馬生のためにできることは何か。いつも場長ご夫婦はアンビのために試行錯誤しています。———次回も引き続き、牡馬・せん馬たちをご紹介してまいります。よろしければまたご覧にお越しくださいませ!






