ご支援ありがとうございました。5月返礼品発送予定でしたが、6月までずれ込んでしまいました。宛名の印字ミス等があり暫くしてから戻って来てしまった事もあり少し待ってから発送完了のご報告を致しました。もしまだ届いていないと言う方がいらしたらご連絡下さい。今年は梅雨が少なく暑い夏が早く来てしまい、乗馬には厳しくなってしまいましたが、皆様のお越しを首を長くして、待っています。
3月31日を持ちましてプロジェクト終了しました。目標金額には達しませんでしたが、254人もの皆様にご支援頂き本当に感謝に堪えません。全ての赤字解消とはいきませんでしたが、このご支援を足掛かりに何とかクラブを発展させたいと思っています。このプロジェクトでヴィバーチェを知って頂き、これからいらっしゃる方々を心からお待ちしています。リターンの発送は5月になりますので今しばらくお待ち頂けると幸いです。本当にありがとうございました。
当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。ラストとなる第5回目にご紹介するのは、ヴィバーチェで働き天寿を全うしていった、思い出の中の馬です。———剣(つるぎ)ヴィバーチェの創設メンバーの1頭です。当時間借りしていた乗用馬牧場から譲り受けた馬で、かつて競走馬として笠松で走っていた引退競走馬です。元いた乗馬クラブでは障害飛越競技を担当しており、よくトレーニングされた優秀な乗用馬でした。しかし、気持ちのあり方が変わってきてしまったのか、しだいに「本当にうまいライダーしか乗せない」「ライダーが少しでも未熟な面を見せるということを聞かなくなる」というような気難しさを見せるようになります。手を焼いたその乗馬クラブから話を受けた、当時間借りしていた乗用馬牧場がそれを受け取りました。その馬の話を聞きつけた、当時の現場長ご夫妻を取り巻く人々が力を合わせてその馬を助ける形で、剣はヴィバーチェに移籍することになったのでした。ちなみに、これがヴィバーチェ誕生のきっかけでもあります。ヴィバーチェに来て、剣のために考え抜かれたトレーニングをこなし、少しずつ気性が治ってきた矢先。彼の前に、一人のレッスン生が現れます。そのライダーさんは、体に障がいを持っていました。そして、そのライダーさんが目を止めたのは、こともあろうに剣だったのです。今はだいぶ良くなったけど、少し前までは、ちょっとでもうまく乗れなければライダーを拒否していた剣が、障がい者ライダーさんを乗せられるか…?でも、本当にだいぶ良くなったし…。ということで、いざとなった時の覚悟を胸に、場長先生たちはその障がい者ライダーさんを剣に乗せました。やはり、自然で自由な動きをするのは難しいライダーさん。これまでの剣であれば、ごねていたかもしれません。しかし、剣はそのライダーさんの事情を察したかのようにぐっと我慢する様子を見せたのです。ライダーさんからの扶助がうまく届かなくても、ごねずにじっと待つ。馬上でライダーさんのバランスが崩れても耐える。ライダーさんの「それでも馬に乗りたい!」という気持ちを汲み取るかのように、わがままを耐えて最後までレッスンをやりとげたのでした。これ以降、乗る人と心を通わせることを知った剣。その背中でたくさんのお客さんを楽しませ、最期の時までヴィバーチェで穏やかに暮らしました。先生いわく、ヴィバーチェで天寿を全うした馬はどの馬も忘れ難いけれど、真っ先に思い出されるのはこの剣だそうです。———ここまでお読みいただきありがとうございました!さて、プロジェクト終了まであと少しとなりました。すでにリターンをご購入くださいました方、深く感謝申し上げます。あなたのお心のおかげで、馬たちは今日も健やかに眠り、食べ、くつろぎ、そして働いております! ぜひその姿をご覧にクラブまでお越しくだされば幸いです。また、ご支援をご検討くださっている方、誠にありがとうございます。もしよろしければ、ヴィバーチェの馬たちを、また、馬たちとの触れ合いを楽しみに集う人々の場を、あなたのリターン購入にてお支えくだされば嬉しいです。何卒よろしくお願い申し上げます。
当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。第4回目にご紹介するのは、個人オーナーさまがヴィバーチェに預けている預託馬たちです!———海太(2005年4月18日生・せん17歳)品種:クォーターホース×ハフリンガー愛称:ハッチ海太の愛称は「ハッチ」。これでピンとくる方もいらっしゃるかと思いますが、彼は「みなしご」、つまり「乳母っ仔」なのです。生まれた時に母親を亡くした仔馬には乳母馬がつきますが、馬も人と同じで、赤ちゃんを産まなければ母乳は出ません。このため、乳母馬を繋養する牧場には毎年、乳母馬の数だけみなしごの乳母っ仔が誕生することになります。海太もそういった仔馬として生を受け、母を知ることなく、母の乳からではなくバケツからミルクを飲んで育ちました。このためか、今でも海太は不安なことがあると、無意識に乳=母を求めるのか、バケツに顔をつっこむ癖が残っています。しかし馬体も精神も乗用馬のタマゴとして順調に成長し、1歳の時に埼玉の乗用馬牧場にやってきたところ、当時、愛馬を亡くしたばかりの現オーナー様の目に止まることになります。現オーナー様をあらたなお母さんとしてさらに成長し、今では立派な乗用馬です!わがままなところがありますが、そこが可愛いところでもあります。手入れの時に、「ここ! ここ掻いて〜!」といったように、おねだりをしてきたりします。触られて嬉しい部分とそうでない部分の差が結構あるようです。ブーケファラスと一緒に部班形式で、障害レッスンをおこうなうことが多いのですが、海太は兄貴分のブーケをとても慕っており、レッスン開始後駆歩の体勢に入ると、本気でブーケのお尻を追っかけ回します!弟分的なところもあって、やっぱり可愛いですね!———プレフェリート(2012年5月25日生・牡10歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:マイネルシュリンガ(父・ステイゴールド 母・レモンキス 母父・ヘクタープロテクター)愛称:プー一口馬主クラブのサラブレッドクラブ・ラフィアンからマイネルの冠名をいただき、美浦・奥平厩舎から競走馬デビューしたマイネルシュリンガ。しかし、猛馬・気性難として知られるステイゴールドを父に持つものの、おだやかな性格の彼はレースで闘争心がわかなかったのか、あまり良い競走成績を残せませんでした。引退後、彼の一口馬主であった現オーナーさまに引き取られ、プレフェリートという新たな名前をもらいました。競馬では望ましくない方向に働いてしまった彼の「穏やかな性格」ですが、これは乗用馬になった現在、非常に良い方向に働いています。オーナー様のご好意で、他の会員もレッスンで乗らせてもらうことがあるのですが、初心者から上級者までしっかり乗せ切る!誰を乗せても・どんなレッスンでも安心できる、頼もしい馬です。が、年齢を少し重ねた今、若干父・ステイゴールドの血が見え隠れすることも…。———ラヴ(2006年3月23日生・牡16歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:チャンピオンラブ(父・マイネルラヴ 母・アイシータカオー 母父・ナリタブライアン)愛称:ラヴ美浦の柄崎厩舎からデビューしたチャンピオンラブ。父マイネルラヴ譲りの強い気性が騒いだか、中央のダート戦線で優れた競走成績を残し、あと一歩でオープン馬というところまで上り詰めました。競走引退後に乗用馬牧場へ移動したところ、そこを訪れた現オーナーが、彼の血統表に目を輝かせます。現オーナー様はかつてラフィアンで、本馬の父マイネルラヴの産駒の一口を何頭も持っていたのでした。大好きなマイネルラヴ。その子供を、今度は乗馬として自分の愛馬に…! 現オーナー様はもはや即決という形で購入を決められたそうです。ただし、気性難として名を馳せたマイネルラヴの血は今も健在で、乗用馬転用調教はかなり苦労されたようです。しかし、オーナー様のことが大好きで、その方はお年を召しているのですが、それを察してか、とても気を遣って優しく接する一面も持っています。名前の通りのこれぞラヴ! ですね!!乗ると反動の大きい馬ですが、一通りの運動は問題なくクリアします。これからもオーナー様のために鍛錬を続け、より立派な乗馬に成長してほしいですね!———この活動報告シリーズのラストとなる次回は、ヴィバーチェで働き天寿を全うしていった、思い出の中の馬をご紹介してまいります。よろしければまたご覧にお越しくださいませ!
当乗馬クラブ会員のTが、全5回にわたってヴィバーチェの馬たちをご紹介する活動報告シリーズ。第3回目にご紹介するのは、前回より引き続いて牡馬・せん馬たちです!———ブーケファラス(2003年5月31日生・せん19歳)品種:ハフリンガーMix愛称:ブーケ、ブーヴィバーチェ設立前、場長先生ご夫妻が間借りしていた乗用馬牧場から、子馬を1頭購入することになりました。その時の候補は2頭おり、「より大きくなりそうな方はこっち!」という理由で選ばれたのが、このブーケファラスでした。実際には、購入しなかったもう1頭の方が、最終的により大きい体になっていきましたが…。しかし、乗馬としての才能はブーケの方が優れていたようで、小柄な体で19歳になった今でもパワフルな障害飛越を披露しています。馬場馬としても優秀で、特に綺麗な横運動を得意としています。ちっちゃいけれど、牡馬せん馬チームでは最年長でみんなのアニキ!餌の時間は他のみんなに先んじていななきを開始するリーダーシップを発揮!?その場にいるだけで周りを落ち着かせる頼もしさがあるため、フレンドホースとしても優秀で、落ち着きのない馬が装蹄する時は、隣の繋ぎ場に入ってもらってその馬を安心させています。———鈴風(2016年3月17日生・牡6歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:アルバルダー(父・トーセンジョーダン 母・パトリオット 母父・デュランダル)愛称:ポチトーセンジョーダン産駒として中央デビューしたものの、新馬戦でタイムオーバー。競走馬の才はないと判断され、彼はその1戦のみで美浦トレセンを後にすることになったのでした。その後、楽天のサラブレッドオークションに出品された彼は、ヴィバーチェの会員さんの目に留まり、入札を受けます。ヴィバーチェでは、よい乗用馬になりそうな引退競走馬を求めて、たびたび楽天のサラブレッドオークションに参加をしてきました。しかし基本競ることはせず、1回入札したのちに値段の釣り上がりがあればもう、縁がなかったとすっぱり諦めるスタンス。ゆえに、実際に馬を落札できたことはなかったのですが…この時に限って、入札したのがヴィバーチェのみだったのでした。こうしてやってきた鈴風。彼の愛称「ポチ」は、ネットで購入した(ポチった)ことを表しています。我が道を行くマイペース!正確な腹時計を持っており、飼い付けの時間になったらたとえレッスン中でも「もうやめようよ〜帰りたい〜」というそぶりを見せるので、飼い葉をつけるときはなるべく気配を消すことを心がけています…。ただし、飼い付けの時間外のレッスンとなると、ものに動じず初心者も安心して乗れる、頼もしい練習馬として活躍してくれます!———フリット(2009年5月24日生・牡13歳)品種:サラブレッド(引退競走馬)競走馬時代の名前:アグネスフレーズ(父・ローエングリン 母・アグネスリブ 母父・リヴリア)愛称:フリット名門・社台ファームの出身!的場厩舎からデビューし、競走生活を終えた後は、乗用馬となって競馬学校の練習馬として活躍。競馬学校を退厩したあとは、乗用馬牧場に移動。そこの牧場長の息子さんから推薦され、それを受ける形でヴィバーチェにやってきました。おとなしくて、おっとりした性格。それはレッスンにも生かされ、子供でも初心者でもお年寄りでも誰でも安心して乗せられる、安心安全・超優秀な馬です!ただし、右回りは苦手ですけどね…!こんな素晴らしいフリットくんですが、現在は体調が思わしくなく、長くレッスンに出られない日々が続いています。元気になって、またいろいろな人を背中に乗せて、楽しませてほしいですね!———次回は、個人オーナーさまがヴィバーチェに預けている預託馬たちをご紹介してまいります。よろしければまたご覧にお越しくださいませ!